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中央図書館からのおすすめ本(85)

広島市産業振興センターNEWS 第165号(2015.5.15)


広島市産業振興センターNEWS
中央図書館からのおすすめ本(85)
  「『四季報』で勝つ就活 東洋経済編集長が教える!」
 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。
『四季報』で勝つ就活 東洋経済編集長が教える!


『『四季報』で勝つ就活 東洋経済編集長が教える!




 田宮 寛之/著
(三修社 2013年11月20日発行)
 

書名にある「四季報」という雑誌を、誰でも一度は目にしたことがあると思います。企業の設立年月をはじめ、総資産や資本金、従業員数や平均年齢のほか、売上高や営業利益、初任給や内定者数など様々な企業情報が記載されており、株式投資をする方、ビジネスで販路開拓や営業を担当する方などにとっては必須の雑誌です。また、就職活動をする学生にとっても、企業研究に欠かせない雑誌となっています。

この本は、東洋経済HRオンライン編集長である田宮氏が、「四季報」を使って企業研究をするための方法を紹介しており、「四季報」の見方・使い方がわかりやすく書かれています。「会社四季報」、「就職四季報 総合版」・「就職四季報 女子版」・「就職四季報 中堅・中小企業版」、「会社四季報 業界地図」などに分けて解説してあり、「四季報」のどこを注目して見るのか、それぞれのデータをどう読み解くのか、企業研究を深める77のポイントが紹介されています。また、★の数で各ポイントの重要度がわかるようにもなっています。

では実際に、就活にどう活用するのでしょうか。読み進めていくとコツが見えてきます。例えば、年収や設立年月と平均年齢、筆頭株主と社長、特色と連結事業など、各項目を組み合わせて比較することで企業の状況がより具体的に見え、また、同業他社と比較することで業界の様子もわかります。このように比較し、分析することで、自分に合った企業はどこか、働きやすい職場かどうか、将来性のある有望企業かどうかなど、就活に役立つ情報を得ることができます。

また、四季報記者の独自取材による業績予想記事や企業評価の手掛かりとなるコメントがあり、プラス情報だけでなく企業のHPからは得られないマイナス情報も書かれています。たった9行のコメントですが、このような客観的・中立的な分析はなかなか得られない情報で、企業を選ぶうえでとても参考になりそうです。

社会人の方にとっても、この本は大いに役立ちます。「四季報」を活用し、企業研究を深めてみてはいかかでしょうか。

 

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