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中央図書館からのおすすめ本(90)

広島市産業振興センターNEWS 第174号(2015.10.15)

広島市産業振興センターNEWS

中央図書館からのおすすめ本(90)
『"ひとり出版社"という働きかた』

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。


『"ひとり出版社"という働きかた






西山 雅子/編

(河出書房新社 2015年7月30日発行)

「『小商い』と呼ばれるかたちで届けられたものやサービスが、私たちの生活を豊かにしています。自分の信じる仕事を、自らの責任で、信じる人々とのつながりを築きながら成立させようとするビジネス。それは自分らしい働き方を実現するひとつの方法として、広がりをみせています。」
編者のこの「はじめに」の言葉にあるように、大手企業の商品やサービスだけでなく、その隙間を埋める小さなビジネスの成果があるからこそ、世の中は充実し、また、そのような働き方をすることで、その人の人生も充実していくのでしょう。

この本は、一人で本を出版しようと立ち上がった10社の「ひとり出版社」と呼ばれる人々を取り上げ、彼らがこの道に入った経緯や、これまでどのような仕事をしてきたのか、また、この仕事を通して、何を表現したいのかをまとめたものです。


「子どもと一緒に晩御飯を食べるため」、「本質的に必要なことを見極め、自分らしく生きていくため」など「ひとり出版社」を始めるきっかけはそれぞれです。出版や編集の経験の有無、どのような本を作り、それをどのように流通させているか、様々な形があります。
ただ、共通しているのは、効率的に利益を生まなければならない大手出版社が作る本とは異なる本を作ること、そして、その本の魅力を誰かに伝えたいという強い思いがうかがえることです。

大手出版社が作ることのできない個性的な本にも、必ずその読者はいます。また、インターネットの普及により、出版や流通の仕組みも大きく変わり、大手取次を通さなくても、読者に本を届けることができるようになりました。
「ひとり出版社」はその小ささを生かし、作りたい本を作り、それを求める書店や読者とつながり、日々の仕事をしています。


働き方は生き方です。
この本は、自分の仕事を振り返り、生き方についても考えるきっかけとなる一冊です。

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