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中央図書館からのおすすめ本(113)

広島市産業振興センターNEWS

中央図書館からのおすすめ本(113)
『フェイクニュースの見分け方』

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。


『フェイクニュースの見分け方


烏賀陽 弘道/著 (うがや ひろみち)
(2017年6月発行)
 新潮社

『フェイクニュースの見分け方』

みなさんは、情報をどのように探し、使っていますか?そして、それは正しい情報でしょうか?
  
近年、インターネットの普及により、不特定の「発信者」が爆発的に増大し、その情報がファクト(事実)なのかフェイク(虚偽の情報)なのかがどんどん分からなくなってきました。あまりに情報があふれ過ぎて、人々は現実を知ることが苦痛になり、あきらめ、無関心になり、手軽に手に入る情報をつかまえて満足し、それについて疑問さえも持たないような状況になっています。

著者はこの本で、自身が、新聞社、雑誌編集部などの記者としての経験から身につけた、「信頼できる情報をマスメディアから見つける」「どれが事実なのかを見つける」方法を具体的に紹介しています。

例えば、「証拠となる事実の提示がない『オピニオン』(意見)は全部捨ててかまわない。」「発信者が誰かわからない情報は捨ててかまわない。」そして「『記者が何を書いたか』ではなく、むしろ『何を書かなかったのか』に注意を向ける習慣を身につける」などの方法で、章ごとにまとめのポイントを示して、実践できるように説明しています。
また、公開されている情報を調査するには、グーグルやヤフーなどのネット検索エンジンを信用せず、「図書・書籍を調べること」が必要であるとしています。ネット情報ではなく、なぜ出版物なのかという根拠は、「本を出すことの意味」にあり、本を出版するためには「長い期間のコミットメントと知的作業」つまり「調査・取材・執筆にかける力が相当に必要」であるからとしています。と同時に、情報を信頼できるかどうかは「媒体」よりは、信用できる発信者が誰であるかの方が重要であるとも言っています。

情報があふれる中、この本を読んで、「その情報は事実に基づいているのか、いないのか」について、判断する力、問う力を身につけてみませんか。



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