本文へ移動

広島市中小企業支援センター

ひろしまの企業支援情報

公益財団法人広島市産業振興センター

広島市工業技術センター

広島市中小企業支援センター > メールマガジン > 2017年度 > 中央図書館からのおすすめ本(119)

広島市産業振興センターNEWS

中央図書館からのおすすめ本(119

『小さな企業が生き残る 地域×技術×デザイン』

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。


『小さな企業が生き残る 地域×技術×デザイン

金谷(かなや) 勉(つとむ)/著 

日経BP社 (2017年12月発行)



小さな企業が生き残る 地域×技術×デザイン

「誰かのためになにかせな、あかん」が、金谷氏の信念です。

金谷氏は、デザイン会社「セメントプロデュースデザイン」を経営し、企業の広告デザインに携わる傍ら、経営不振にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組み、マスコミなどで取り上げられ注目をあびています。著者自身が起業して間もないころに、自社製品の開発に苦労した経験がその取組がきっかけです。どんな会社でも「強み」があり、それを見つけておけば、生き残りの「手」として活かしていけるといいます。


眼鏡の産地として有名な福井県鯖江市の会社キッソオの債務超過の窮地を救ったのは、眼鏡フレームの加工法を活用して開発した「ギフトとして贈られるミミカキ」でした。

その勝因は、元々の業界とは違う分野に視野を広げ、今ある設備でできるコトをやり、パッケージを含めたトータルなデザインにこだわった商品が生まれ、その商品誕生の背景にある技術や思いを「ストーリー」として伝える仕掛けをつくったからです。デザインとは、コト(技術)、モノ(意匠)、ミチ(販路)の一連を「考動」(考えて動く)していくことだと、金谷氏は主張します。


他にも、愛知県瀬戸市の手編みのセーターを思わせる器、静岡県熱海市の食材を切るまな板と食事を盛り付けるプレートの2つの顔をもつウッドプレート等、伝統産業などの特徴を最大に生かしながら、スタイリッシュな今の暮しにフィットする商品を提案しています。その商品をとおして、作り手の自信を取り戻した顔や、使い手の心ときめく素敵な暮しの道具を使う嬉しそうな顔が見えてきます。モノづくりやコトづくりを通して、人の「キモチづくり」もしています。


この本を読んでいただき、この広島の地元産業でも何か「強み」を発見し、新たな事業につながるヒントになればと思います。



HOME

ページトップへ