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中央図書館からのおすすめ本(128)

広島市産業振興センターNEWS

中央図書館からのおすすめ本(128

『〔完全版〕「20円」で世界をつなぐ仕事-想いと頭脳で稼ぐ新しい働き方』

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。


『〔完全版〕「20円」で世界をつなぐ仕事-想いと頭脳で稼ぐ新しい働き方』

小暮 真久/著

(ダイヤモンド社 2018年10月発行)

〔完全版〕「20円」で世界をつなぐ仕事-想いと頭脳で稼ぐ新しい働き方

著者の小暮真久氏は、「企業の社員食堂にカロリーを抑えたヘルシーメニューを加えてもらい、その代金のうちの20円が開発途上国の子どもたちの給食一食分として寄付される。そのことで、貧困とメタボリック・シンドロームという二つの社会課題を同時に解決することを目指す」というコンセプトで、2007年にNPO法人TABLE FOR TWO International」を立ち上げました。その2年後の2009年に本書の旧版を執筆・出版しています(2010年度ビジネス書大賞新人賞(ビジネス書大賞実行委員会/主催)を受賞)。

活動は、当初の多くの給食を供給することから、少しでもおいしいものを届ける、そして体にいいものを届けることに変わっていき、地元の自立を促す取組も行っています。

前書から10年間の活動が「どこまでたどりつけたのか。そして、本当に新しい働き方を示すほどの成果を出し続けられているのか。」についてを書き加えられており、試行錯誤しながら活動を広げている姿が伝わってきます。

日本では、社会事業の歴史は浅く「社会事業なんて仕事じゃない」「善意のある人が無償でやるべきこと」という見方が多い中、著者が何を考え、具体的にどのように「しくみ」を考え仕事をしているのか、また社会事業をビジネスとして行うことについてわかりやすくまとめられています。

「今の仕事が天職だ」と語る著者の「想い」を感じると共に、「社会起業家」として働くとはどういうことなのかを考えることのできる一冊です。



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