お電話でお問い合わせ
082-278-8032
メールでお問い合わせ
中央図書館からのおすすめ本(21) (「NASAより宇宙に近い町工場 - 僕らのロケットが飛んだ -」) |
---|
●毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
『NASAより宇宙に近い町工場 - 僕らのロケットが飛んだ -』 植松 努/著 (株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 2009年11月5日発行)
今回ご紹介するのは、本のタイトルに魅かれ、思わず手に取ったこの本です。 著者は、北海道の「もうすぐ潰れそうな町」といわれている赤平で「植松電気」というリサイクルに使うパワーショベルにつけるマグネットを製造する会社を経営しています。実は、その会社ではもう一つ行っている仕事があります。「宇宙開発」です。ロケットや人工衛星も作り、世界に三ヶ所しかない無重力実験施設もあるといいます。 なぜ、町工場で宇宙開発なのか。お金儲けではない。国からの補助金ももらってない。全部自腹で借金もしている。なぜ?それはビジネスよりもっと大切なこと、多くの人が夢を諦めてしまう時に使う「どうせ無理」という言葉をこの世からなくしたいという著者の強い思いがあるのです。 今の世の中、学校の成績や学歴だけで「夢をあきらめろ」と言われてしまうことも多く、子どもたちの可能性を潰してしまっています。著者自身も「この大学では、飛行機を作る仕事は無理だ」と断言されてしまいますが、諦めずに勉強を続けた結果、飛行機を作る仕事に就くことができました。「どうせ無理」と考えず「あきらめず」「工夫をし続ければ」「夢はかなう」ということを実体験をもとに教えてくれる内容となっています。 『どんな夢も、「どうせ無理だ」ではなくて、「だったら、こうしてみたら」といったら必ずかないます。』 と著者は語ります。「不景気だから」「どうせ○○だからできない」とか考えてしまっている人はぜひ、この本を読んでみて下さい。「こうしてみよう!」と前向きに考える元気がきっとたくさんもらえるはずです。ビジネスマンだけではなく、子どもにもぜひ読んでもらいたいおススメの本です。 ■問い合わせ先 広島市立中央図書館 事業課 TEL 082-222-5542 |