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中央図書館からのおすすめ本(27)

広島市産業振興センターNEWS
中央図書館からのおすすめ本(26)
(「ガラパゴス化する日本」)
 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。


『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』

 松下幸之助/述 松下政経塾/編


(PHP研究所 2009年4月6日発行)


 皆さんは松下政経塾をご存知でしょうか。その名のとおり、松下電器(現Panasonic)の創業者である故松下幸之助氏が私財を投じて創設した、政財界の指導者を養成するための全寮制の私塾です。本書はこの松下政経塾での松下幸之助氏自身による講話のなかから厳選された、リーダー教育の参考になる48項目が掲載されています。

 「自分の境遇を受け入れる」では、松下氏自身が丁稚奉公に出ていた時の経験をこのように話しています。

 「向かいの家の坊ちゃんはぼくと同じ年で、中学へ行く。ぼくは中学へ行かずに掃除をしている。それをぼくはつまらんとは思わなかった。当たり前やと。(中略)毎朝むこう三軒両隣の掃除をして、そのあと水をまくというようなことから、商売のコツもわかってくる。それが立派な修行になったわけやな。」

 掃除から全てを学ぶという氏の想いは強く、本書でも掃除の重要性が何度か語られます。「『掃除』で政治の要諦をつかむ」では、掃除にまじめに取り組まない塾生がいることに対して、次のように説いています。

 「なぜ政経塾で掃除というものをさせるかというと、掃除から政治はいかにあるべきかということまで発想できるからや。(中略)諸君は他の何についてもそういう見方をしないと、非常に浅くなってくる。深いものをくみ取ることができないわけや。」

 松下氏の発する言葉の一つ一つが氏の経験に裏打ちされたものだからこそ、激変する現代においても、変わることなく多くの人に支持されているのだと思います。

 この6月には続編も発行されたので併せて読んでみてください。混迷の世を生き抜くヒントが見つかるかもしれません。

■問い合わせ先 広島市立中央図書館 事業課 TEL 082-222-5542
これまでに紹介した本 「中央図書館からのおすすめビジネス図書」



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