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中央図書館からのおすすめ本(134)


『幸せな着ぐるみ工場』

かのう ひろみ/著 
日本経済新聞出版社 (2019年3月発行)

 

書影幸せな着ぐるみ工場

この本の著者は、宮崎市にある工場で、着ぐるみのデザイン・制作を手掛ける「KIGURUMI.BIZ」の代表取締役 かのうひろみ氏です。「正しい商品は正しい場所から生まれる」という信念のもと、自分たちの工場で生まれる着ぐるみを「手塩にかけて育てる」とし、母親のように想いを込めて作っていることが、ひしひしと伝わってきます。

 

「思い出深いキャラクターたち」の章では、佐賀県の唐津城築城400年を機に誕生した犬の「唐ワンくん」や、みやざき県のシンボルキャラクター「みやざき犬」などを制作したこと、また、「毛ガニ君」や「ゴーヤ先生」の活躍をとおして、震災のときのキャラクターの持つ力について考えたことを述べています。
そして、今では台湾やイタリアなど世界中から仕事の照会が届き、この工場から海外に渡った着ぐるみは輸出先の国・地域の数は15を超え、70体以上にも及んでいるそうです。

 

著者は、シングルマザーで子育てをしながら仕事をし、その後再婚で宮崎に戻ります。仕事のパートナーである夫とふたりで営業も造形もという、アートをビジネスにした会社を、需要の増えてきた着ぐるみに絞った会社にしました。
この会社は女性ばかりの職場で、「女性が働く」ということの様々な難局に、自分の苦労した経験を活かして、スタッフの意見を聞きながら残業や休日出勤などの労務管理や働き方の改革にチャレンジします。
女性の特性や女子力を活かして、幸せな会社づくりを実践しています。それが最後の「幸せな着ぐるみは、絶対幸せな工場からしか生まれない」という言葉に詰まっています。

 

仕事やスタッフそして着ぐるみにかける熱い想い、仕事に前向きに取り組むことで得られる幸せな思いを存分に感じることができる一冊です。

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