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158 『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』 大阪大学ショセキカプロジェクト/編

中央図書館からのおすすめ本(158)


『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』

大阪大学ショセキカプロジェクト/編
大阪大学出版会

 

 

ドーナツを穴だけ残して食べる方法は?

「ドーナツを穴だけ残して食べる方法は?」
一見、馬鹿げて見えるこの問題に、大阪大学の様々な分野の研究者12人が「結構本気で」取り組んでいます。
 
工学者はドーナツを極限まで削る方法を考え、美学者は「ドーナツは家である」という結論にたどり着き、数学者は4次元空間を使えばドーナツの穴を認識したまま食べることは可能だとし、歴史学者はミクロとマクロの2つのアプローチがあると言います。もとは一つの問いですが、語られる内容は実に多種多様で、答えは必ずしも一つではないことに気づかされます。

 

このユニークな本は、「学生が企画する本を学生の力で出版する」を最終目標に、大学教員と大学出版会のサポートの下、企画から編集、販売までを学生が中心になって作り上げたものです。学生によるあとがきを読むと、学生たちの熱い思いと、1冊の本を作り上げ買ってもらうためのたくさんの苦労と工夫が伝わってきます。

 

日々の生活や仕事の中で、「できるはずがない!」という問題に対峙したとき、この本での挑戦のように、本当に方法はないのか疑い、最初からあきらめず考えてみることで、新たな可能性が見えてくるかもしれません。

 

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