女子中学生と大手米菓メーカーがコラボを組んで商品開発をすることになりました。様々な葛藤を乗り越えていく14歳と28歳の「会社を変える物語」です。 コラボをするのは、「味しらべ」「ふわっと」などのヒット商品を出している米菓業界第3位の岩塚製菓(新潟のおせんべい屋さん)と、中高一貫校として人気の品川女子学院(東京の女子中学生)です。始まりは、岩塚製菓の社長が品川女子学院の校長に宛てた手紙からでした。
本書は商品開発コラボの進行にあわせた7章構成となっており、各章ともに<女子中学生のコラボ日記><おせんべい屋さんの本音トーク><各章のツッコミどころ>の3つのパーツに分かれています。<各章のツッコミどころ>のツッコミ役は、ソフトバンクモバイル「ホワイト家族」などのCMを手掛けた気鋭のCMプランナー・澤本嘉光氏。各章に鋭いツッコミが入っています。
コラボ商品開発・販売に向けて、役員プレゼン、モニタリング、手書きのPOPづくりなどの広報...と女子中学生達と岩塚製菓の社員達がそれぞれの立場から奮闘する様子が細かく書かれています。
商品開発コラボを通して、女子中学生達は「一つの製品を世に出すまでの重みを知った」と語ります。そして、社員達は生徒さんたちの「制約なしの発想」に刺激を受け、入社当時の気持ちを思い出し、いつの間にか自分自身で制約の壁を高くしていたことなどに気づきます。 マーケティングの裏側がわかるだけでなく、読むと元気をもらえ、仕事のやる気もアップするオススメ本です。 |
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