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技術情報の提供(デザイン開発室) 『ひろしまグッドデザイン賞及びデザイン推奨制度について』 |
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「ひろしまグッドデザイン賞」は、広島市内のデザイン面・機能面などで優れた商品を顕彰する制度で、平成6年に創設され、平成23年まで計12回実施しています。 産業のグローバル化などで、製造業の競争は激しくなっています。良い製品を製造することは、最終的に競争を勝ち抜く鍵となります。その一つとして、デザイン等で付加価値のある商品を作ることが挙げられます。そのために創意工夫に努める企業を顕彰し、デザイン力を高めてもらうため当事業を行っています。 こうしたデザインの推奨制度は日本国内全体の「グッドデザイン賞」(通称Gマーク制度)から、地方自治体のものまでいくつかあります。「グッドデザイン賞」は1957年当時海外商品の模造品が多かった日本のものづくり産業のデザイン力向上のために設けられました。以後50年以上に渡り実施され、メード・イン・ジャパン製品の向上に大きく貢献してきました。 広島は伝統的にものづくりの盛んな地域です。ひろしまグッドデザイン賞が、広島ならではのものづくりを推奨し、多くの素晴らしい商品を生み出すきっかけの一つになることを期待しています。 ひろしまグッドデザイン賞の応募から受賞までの流れをご説明します。まず応募商品の特性やPRについて文章で所定の用紙に記載したものと商品画像が応募書類となります。また、パッケージに関しては現物を合わせて提出していただきます。 選定委員会は6名(学識経験者3名、専門家3名)で構成します。一次審査は書面(パッケージは現物)で行います。一次審査を通過されると今度は商品現物を提出していただき、第二次審査を行い、受賞商品が決定します。 その後は表彰式や展示販売会(広島や東京等)で受賞商品のPRを行っていきます。表彰式や展示会の模様については、毎年複数の地元テレビ局や新聞で報道されています。 受賞者へのアンケートによると、受賞の効果については、社外的には、8割の企業が「取引先等との話題が増えた」、6割の企業が「信頼性が増した」、社内的には「デザインの関心増」「士気の向上」について5割の企業が効果を感じているとのことです。売り上げについては5割の企業が増加した、とのことでした。 その他自由記入では、多くの受講者が報道等による反響を挙げています。 また、惜しくも選外となってしまった応募者の方にも、審査後に審査員によるデザインの相談に応じています。 デザイン力の向上に繋げてもらうため、この制度をおおいに活用していただきたいと存じます。 前回第12回(平成23年度)では71社から116点の応募があり、大賞5点、奨励賞23点が選定されました。次回の第13回は今年平成25年度に実施予定です。皆様のご応募をお待ちしています。 ■問い合わせ先 技術振興部・デザイン開発室(広島市工業技術センター内) TEL 082-242-4170(代表) |