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工業技術支援アドバイザー派遣事業について

広島市産業振興センターNEWS
工業技術支援アドバイザー派遣事業について

  技術振興部(広島市工業技術センター内)では、広島市内に事業所等を有する中小企業の方を対象とした専門的な技術相談について、外部専門家による技術指導を行う工業技術支援アドバイザー派遣事業を実施しています。 今回は、当事業をご利用いただいた事例で「福祉用具の特許出願について」を紹介します。

 「福祉用具の特許出願について」
 アドバイザー : 新居 敏春 さん
      (N I I(事業内容: 新商品開発及び新規事業開発企画コンサルタント))


 写真の製品は、自閉症など発達障害のある方向けの福祉用具「卓上型パーティション」です。これは、食事や作業中に手元に集中できるように外部の視覚的刺激を遮蔽する福祉用具で、特別支援学校や障害者作業所などのニーズから開発され、現在、商品化が進められています。
 このたびこの商品の開発企業より、「製品のブラッシュアップを目的としたモニター募集や関連展示会への出展を計画しているが、特許出願を早期にすべきかどうか相談したい。」という申し出がありました。
 そこで、知的財産権の専門家である新居先生に依頼し、これまで行った先行特許の調査結果や開発製品を見ていただきながら技術指導していただきました。新居先生からは、アンケート送付や展示会出展など不特定多数への広告を出す前に出願するべきだというご意見をいただきました。さらに、出願書類を作成する際の請求項の考え方や出願手続きなどについてもご指導をいただきました。
 開発企業は新居先生のご指導を参考に出願書類を作成し、9月に予定していた展示会およびモニター募集の前に出願を行っています。
 新居先生は知的財産権やマーケティングなど新製品開発・企画にかかるプロセス全般に精通されています。当面は障害のある方向けの商品として進めるとしても、将来的には対象者を絞らない用途も提案して販路を開拓していくべきというご意見もいただき、商品化後の展開にも参考となるご指導となりました。
 今回は知的財産権に関する専門家の具体的なアドバイスの紹介でしたが、当事業では特許の他にも金属材料や熱処理、塗装、表面処理、設計製造技術、排水処理、デザイン等、さまざまな専門家をアドバイザーとして登録しています。ご利用をご希望の方は、当センターまでお問い合わせください。


問い合わせ先 技術振興部 技術振興室 (広島市工業技術センター内)
 アドバイザー派遣事業申込書はこちら → 【PDF】 【Word】
  TEL 082-242-4170(代表)

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