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事業報告

広島市産業振興センターNEWS
事 業 報 告
「福祉用具開発研究会」について

 技術振興部では、企業等の技術者の技術水準の向上を図るため,さまざまな技術課題をテーマにした研究を、会員企業や大学等と共同で、研究会形式で実施しています。

 平成24年度は8つの研究会を実施しましたので、年間6回にわたりその活動状況等を報告します。今回は第3回目として「福祉用具開発研究会」ついて報告します。

 この研究会は、平成16年度から実施しており、身体障害者、高齢者の社会生活の向上を支援する福祉用具の開発に取り組むとともに、企業の新分野進出を推進することを目的に行っています。

 様々な業種の企業が会員となって、医療・福祉分野の新製品開発に取り組んでおり、これまでに移乗用電動リフト、身体障害者向けの駐車システムなどを商品化した実績があります。

 研究会には、福祉用具の専門家である広島国際大学総合リハビリテーション支援学科の坊岡正之教授をアドバイザーとして招へいし、広島市総合リハビリテーションセンターがオブザーバーとして参加しています。

 研究会活動には定例会と分科会があります。定例会では新製品のアイディアについてニーズなど商品としての可能性を協議します。分科会は、定例会で決定した開発案件ごとに協力企業を募って立ち上げるもので、具体的な製品開発に取り組みます。

 また、活動のひとつとして、ニーズ調査と地域貢献を目的として特別支援学校において「教材・教具相談会」を開催しています。特別支援学校の先生方が、児童・生徒の障害に合わせた教材や自助具を製作する際に、会員企業がアドバイスを行うという活動です。

 この研究会の特徴は、開発テーマをもとに、会員企業が共同で製品開発に取り組む点です。下の図のように、支援現場とのネットワークも活用しながら、会員各社の保有技術やネットワークを積極的に情報交換して、開発を進めています。大学からは、利用者、介護者の立場からの意見として指導を受けます。当センターは、新事業進出を助成する支援制度の活用や技術調査などで支援を行っています。

図1 連携による福祉機器開発


 昨年度と今年度は、公的助成金制度も利用しながら積極的に活動しています。

 特別支援学校からのニーズ提供をきっかけにした発達障害のある方向けのパーティションは今秋の発売を目指している製品です。

図2 身体障害者向け駐車システム、図3 押切りばさみ(特別支援学校向け教材)、図4 発達障害のある方向けのパーティション

■問い合わせ先 技術振興部 システム技術室(広島市工業技術センター内)
  TEL 082-242-4170(代表)


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