広島市産業振興センターNEWS 第155号(2015.1.15)
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技術情報の提供 (材料・加工技術室)
新設機器の紹介『示差走査熱量計』
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技術振興部(広島市工業技術センター内)では、広島市の中小企業が抱えている技術的な課題に対応するため、試験・検査用機器の整備を進めています。 平成26年度は、(公財)JKAの補助を受けて広島市が下記の機器を整備しました。
[機器名] 示差走査熱量計
[型式] パーキンエルマー株式会社 DSC8000
[主な仕様] ・入力補償型 ・温度範囲:-75~500℃(電気冷却器使用) ・昇温速度:0.01~300℃/min ・降温速度:0.01~150℃/min ・温度正確度:±0.05℃ ・熱量正確度:±0.2%以内
[機器概要・用途] 本装置は、温度をプログラムに従って変化させながら、試料と基準物質に供給される熱エネルギーの差を検出する装置であり、物質の融点、融解熱、比熱容量の測定等に使用します。 示差走査熱量計(DSC)による熱物性測定は、溶融のような単純な熱による状態変化の反応だけでなく、構造の相転移、結晶化などを把握することを可能とし、高分子材料、有機材料、金属、セラミックなどの物性評価に広く利用されています。
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示差走査熱量計
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■問い合わせ先 技術振興部 技術振興部 材料・加工技術室 (広島市工業技術センター内) TEL 082-242-4170(代表) E-mail kougi@itc.city.hiroshima.jp |
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