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技術情報の提供

広島市産業振興センターNEWS 第159号(2014.3.16)


広島市産業振興センターNEWS

技術情報の提供 (材料・加工技術室)

   『赤外分光光度計のご紹介』

 

 赤外線とは、波長が可視光線より長くマイクロ波より短い、目に見えない光です。赤外線が物質に当たると、物質を構成している分子が光を吸収して振動・回転します。このとき吸収される光の波長は、分子の種類によって異なります。

 赤外分光光度計は、この原理を利用した分析装置で、試料に赤外線を照射し、各波長における赤外吸収の強度を測定して得られる赤外吸収スペクトルから、試料の化学構造を推定します。下の図は様々な種類の高分子材料を赤外分光光度計で分析した結果の例です。当センターでは、ゴム・プラスチック等の高分子材料の材質分析や、金属部品表面の残留有機物の分析等を目的として使用しています。顕微分析システムを備えていますので、微小異物の分析も可能です。


赤外分光分析の例

赤外分光分析の例

(黒:ポリエチレン 青:ポリプロピレン 赤:ポリエチレンテレフタラート 緑:シリコーン)


装置の概要は以下のとおりです。


【型式】
 日本分光(株)製 HERSCHEL FT/IR-350型(MICRO-20型赤外顕微鏡付)
【仕様】
 ○測定波数範囲:7000~400cm-1(赤外顕微鏡測光方式時5000~650cm-1
 ○光学系:シングルビーム
 ○赤外顕微鏡測光方式:透過・反射両用、接眼レンズ 10倍、対物鏡 16倍
【試験手数料】
 ○試験手数料 1試料につき 3,340円
 ○機器使用料 1時間につき   930円

日本分光(株)製 HERSCHEL FT/IR-350型(MICRO-20型赤外顕微鏡付)

*試験のご依頼方法など、詳しくは下記までお問い合わせください。

■問い合わせ先
  技術振興部 材料・加工技術室 (広島市工業技術センター内) 
  TEL 082-242-4170(代表)  E-mail:kougi@itc.city.hiroshima.jp
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