公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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リレートーク 12月15日号

広島市産業振興センターNEWS
リレートーク

当財団の課長及び室長以上の職員によるフリートークです。季節の話題、担当業務の紹介などを行います。

早いもので、今年も残すところ2週間余りとなりました、皆様はどのような出来事が印象に残っておられるでしょうか。

ものづくり関係では、「東洋ゴム工業の免震ゴム性能データの改ざん」、「明治日本の産業革命遺産(鉄鋼・製鉄、造船、石炭産業)が世界遺産に登録」、「北里大の大村智特別栄誉教授、東京大宇宙線研究所所長の梶田隆章教授がノーベル賞受賞」、「国産初のジェット旅客機MRJが初飛行」、「フォルクスワーゲン(VW)による排ガス不正」、「H2Aロケットによる初の商業衛星打ち上げ」等が挙がってくるのではないでしょうか。

東洋ゴム工業、フォルクスワーゲンにおける不正は、杭のデータ偽造もありましたが、ものづくりに対する信頼を裏切ることになり、技術者として非常に残念に思いました。
このような行為は、あってはならないことであり、社会的に許されないことであると思います。身の回りにおいても、このようなことが起こらないようにしていかなければなりません。

国産初の三菱航空機の小型ジェット機MRJ(三菱リージョナルジェット)の初飛行については、マスコミでも大きく取り上げられました。

航空機は極めて高い安全性、信頼性を求められることから、日本のものづくり産業の高度化につながります。

中小企業も含めた部品メーカーへの波及効果も大きいことから、家電の競争力低下で陰りが見える「日の丸製造業」の救世主になることへの期待が高っています。

広島においても、これまでの高い技術力をもって、自動車と航空機を両輪、両翼とする世界に誇れる「メイド イン ヒロシマ」の実現に向けて、技術者が力を合わせていくことはできないでしょうか。

広島では、航空機産業の振興を図ることを目的に「ひろしま航空機産業振興協議会」を設立し、企業間連携・産学官連携により、必要な人材の育成、生産力・技術力の向上及び新規参入の促進を図り、強固な航空機関連サプライチェーンを構築していくための活動を行っています。
興味のある方は、「ひろしま航空機産業振興協議会」のホームページをご覧ください。(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/innovation/aviation-industry.html


H2Aロケットの商業衛星の初打ち上げについては、現在TBS系で放映されている「下町ロケット」を連想してしまいました。ロケット開発研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平が、大企業に立ち向かい、困難を乗り越え夢を実現していく物語です。

倍返しの半沢直樹に続き、佃航平が話題を集めています。佃航平社長は「お前には夢があるのか?オレにはある。」を口癖としています。
夢がないところに技術は生まれてこない、夢を実現しようと努力することが大切であると思いながら、毎週、楽しみながら観ています。

ところで、皆さんには夢がありますか?残念ながら、私には胸を張って言えるような夢はなくなってしまったのかもしれません。
来年こそは、夢を見つけて夢の実現に向けて頑張っていこうと思っています。


それでは、最後になりましたが、来年が皆さまにとって、幸多い年となるようお祈り申し上げます。
また、職員一同、皆さまのものづくりに貢献できよう頑張ってまいりますので、来年もよろしくお願い申し上げます。

(公財)広島市産業振興センター 材料・加工技術室長 坂本 哲夫

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