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広島市中小企業支援センター > メールマガジン > 2007年度 > No.18(2007.10.1)臨時号
広島市産業振興センターNEWS

第18号 臨時増刊号 平成19年(2007年)10月1日(月)発行

広島の企業の皆様に役立つ情報をいち早くお届けします!

こちらのページから登録できますので、ぜひお知り合いの方にご紹介ください。


 このメールマガジンは、当財団のセミナー・研修会や事業を利用された方、関係者や配信を希望された方へ、当財団が実施する事業のご案内を目的にお送りさせていただいております。
 今回は読者の方により有益な情報をお届けするため、専門家による執筆記事を中心とした臨時増刊号をお届けいたします(通常号:毎月15日頃発行予定 臨時増刊号:6・9・12・3月末頃発行予定)。
 ※メールマガジンの配信がご不要な方は、お手数をおかけしますが、こちらから登録解除をお願いします。
今月号の目次
■「高齢化社会時代の『販売』とは」(2) 経営考房 代表 山根 敏宏 さん
  (逆風が吹く厳しい時代の販売を様々な角度から考察します)
■売上げに直結するWebツールの活用方法(2)「現代風Webデザイン」
(株)スプラム 竹内 幸次 さん
  (最新Web2.0をビジネスに活用する方法を解説します)
■注目の元気印企業「ノイアンドコンピューティング株式会社]
  (広島で業績をあげている伸び盛りのベンチャー企業をご紹介します)
■がんばる商店街 (1)  佐伯区 「コイン通り商店街」
  (知恵を出し合い行動をおこして多様な振興策を展開している商店街を紹介します)
■創業の現場から(2) "あったらいいな"をカタチに「(有)SOHO総研」
代表取締役 牛来 千鶴 さん
  (創業の現場で今何が起こっているのか? インキュベーション施設の担当者が語ります)
■「マネージャーが行く! 広島の企業」 IT担当サブマネージャー 浜田 文男
  (業績を伸ばす企業の秘訣や業界のトレンドを専門的視点で分析します)
■中小企業のための産学連携 「広島市立大学 地域連携センター」
地域連携センター長 教授 大場 充 さん
  (中小企業との連携に積極的な地元広島の大学等をご紹介します)
■広島市産業振興センターからのお知らせ(研修会・各種事業のご案内)
  ・NEW 第2回女性シニア・創業パッケージ型支援事業の募集を開始します!
  ・オススメ 毎月第2土曜日 ビジネス相談会を開催します!
  ・オススメ 経営革新パックをご利用してみませんか?
  ・NEW 10・11月の窓口相談のご案内
  ・オススメ 小規模オフィス「SOHO@ひろしま」のご案内
  ・その他各種支援事業のご案内
■その他のお知らせ(他の団体・機関の主催事業)
  ・オススメ 第4回 ひろしま・夢・エネルギー大賞 アイデア大募集!
■読者の声のご紹介
■広島市産業振興センター関連サイト
■次号のお知らせ
「高齢化社会時代の『販売』とは」(2)
経営考房 代表 山根 敏宏 さん
目次へ戻る
 少子高齢化社会の急激な到来、産業の空洞化、需要の多様化など事業の推進には厳しい環境が続くことが予想されます。このような逆風下の事業環境の中、どんな時代でも経営の基本となる「販売」について4回シリーズで様々な角度から考察していきます。

山根 敏宏さん
山根 敏宏さん
【日本は既に高齢化率世界一の国】
 前回のテーマ「人口減少」に続き、今回は「高齢化」をテーマに販売を考えてみたい。興味深いことに、わが国が人口減少社会に転じた2005年は、高齢化率世界一の国となった年でもある。
 日本の高齢化は世界に例をみない速度で進行しており、総人口に占める高齢人口(65歳以上)の比率は80年代までは一桁台で下位にあったが、先に少産少死型社会となって高齢化の先進地域となっていた欧米諸国をあっという間に抜き去り、世界最高水準の20%台に突入したのである。特に、①今年で満60歳の定年を迎える1947年生まれの層を旗頭とする「団塊の世代(1949年生迄で約800万人)」が高齢者予備軍に加わること、②一方で総人口の減少が進行することから、このペースは更に加速化して半世紀後には倍の40%に到達するとみられている。

【類例のない「高齢化」の拠り所】
 第1回で「人口減少」については過去(タテ)・現代(ヨコ)の先例に学ぶ点を指摘したが、今回は類例のない「高齢化」なので拠り所はないのか。否、外部環境の変化はチャンスと受けとめ活路を見出すという前回同様の切り口で考えること。すると高齢者層を販売ターゲットと位置づけることで、市場はむしろ拡大するという風に問題がすり替わる点を認識されたい。しかし、最近の経営相談の中で、高齢者向けに宅配サービスを始めたが、便利さの裏腹に買物の楽しみが損なわれるため思ったほどの支持が得られず撤退を余儀なくされたという事例があった。販売成功のポイントは高齢者のニーズをどこまで理解し対応できるかということに尽きると思われる。

【高齢者消費におけるニーズとは?】
 そこで、高齢者消費におけるニーズとは一体何なのかを検討してみたい。共通キーワードとしては、健康、品質、楽しみ、安らぎ、気まま、郷愁などが思い浮かぶ。また、一部の大企業では、シニア層とかエルダー層という概念で、従来のシルバー層とは異なる次世代高齢者のニーズへ対応することを目指した新たな取り組みも始めているが、現状では、未だ高齢者ビジネスの画期的な成功例というものは確立できていない。その要因は、①人口・時間・財力など群としての「巨大さ」という単純な要素以外に、②組織人から解放された「独特さ」や多様な「個性」という複雑な要素が捉えきれていないためとみられる。つまり、高齢者相手だからハンディキャップ対応、ゲートボール、孫のため"消費"などとお決まりの定番的なシルバー対応はナンセンスであろう。少なくとも、シニア・エルダー層は、時間的にも経済的にもゆとりを持ち、若い感覚でおしゃれな"消費"を楽しむばかりか、趣味やレジャーを含めて自分の"生活"を楽しむという域にある。例えば、健康というキーワード一つとっても、前者は病院・薬局での"治癒"が大半であろうが、後者は個々人の関心により千差万別な場所や方法で"増進"を図るのである。

【中小企業こそ「高齢化」社会の販売の勝ち組に!】
 「高齢化」社会の販売の勝ち組は、一人ひとりの"生活者"をどれだけ理解し信用を得られるか、そして心の内にある琴線に触れる提案を行えるかに係っている。私は、高齢化をチャンスとした商売は、本来的にこうした顧客密着を得意とする中小企業こそ主役となるべきと考えるし、少なくとも大企業より有利なポジションにあることを指摘したい。地形的に山間部・島嶼部の多い広島を含む中国地方は、全国で最も先鋭的に高齢化が進行しつつある地域でもあるが、これを逆手にとって高齢者ビジネスモデルの先駆けとなる成功例が登場することを願ってやまない。

■筆者紹介
 地元広島の金融機関系シンクタンク勤務の後、中小企業診断士として独立開業し、PAPICON山根経営を設立(現:経営考房)。現在、当支援センター登録専門家をはじめ、(独)中小企業基盤整備機構アドバイザー、広島県中小企業・ベンチャー総合支援センターの専門アドバイザーなど多方面で活躍中。

■次回臨時増刊号
 少子高齢化社会時代の『販売』をテーマに(3)を執筆予定です。
売上げに直結するWebツールの活用方法(2)「現代風Webデザイン」
(株)スプラム 代表取締役 竹内 幸次 さん
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 目覚しく進歩するIT技術。Web2.0と総称される新しいWebツールが次々と開発され、これをいち早くビジネスに取り入れて大きく業績を伸ばしている企業も多数あります。最新Webツールをビジネスに活用する方法を4回シリーズで解説します。

竹内 幸次さん
竹内 幸次さん
【身近で手軽に使えるWebツールの登場】
 CMS(Contents Management System/コンテンツマネジメントシステム/ウェブサイト作成を簡易にできる仕組み)を組み込んだホームページや、月額3,000円前後の安価なレンタルネットショップ、無料レンタル版から本格的なサーバー型のブログ、そしてSNS(Social Networking Service/ソーシャルネットワーキングサービス/コミュニティ型のブログ)等、中小企業が仕事で使えるWebツールが増えてきました。御社ではどれほど使いこなしていますか?
 これから数回にわたって、中小企業がその活用によって売上を上げることに直結するようなWebツールを紹介していきます。

【重要なWebデザイン】
 今日はホームページやネットショップ、ブログのデザインについてです。デザインはファッション用品やアパレル等だけで有効なものではなく、今や中小小売業やサービス業、商店街等にも必要な要素になりました。デザインは消費者や取引先に対して、自社の魅力や製品の魅力を直感的に伝えてくれる力があるものなのです。
 このデザインの力をホームページやネットショップ、ブログにも採り入れてみましょう。以下のチェックポイントを見てみてみましょう。

【チェックポイント1】
「ホームページやネットショップの基調色は、自社の業種やイメージと合っているか」
 一般に食品系は暖色を、それ以外は寒色系を基調色にします。また、BtoC(一般消費者への販売)のネットショップは暖色系、BtoB(事業者への販売)のネットショップは寒色系を使います。

【チェックポイント2】
「サイトの横幅は狭すぎないか」
 以前は多くの人のディスプレイ解像度は1024×768ピクセルでした。これに合わせてホームページやネットショップの横幅は750ピクセルにすることが常識でした。ところが、2007年1月のWindows Vistaの発売頃からディスプレイに解像度がアップして1600×1200ピクセル表示することも多くなりました。また、ノートパソコンでは従来とは縦横比率が異なり、横幅が長いタイプの画面表示も増えました。このような時代ですから、例えば横幅1600ピクセルのディスプレイに、従来の750ピクセルの横幅のサイトはとても小さく見えてしまうのです。A4印刷の際のフレームアウトの問題もInternet Explorer 7になり解決していますし、お勧めは横幅1000ピクセルほどです。

【チェックポイント3】
「基本レイアウトは3列になっているか」
 上記ポイント2とも関連しますが、ブラウザの左側バー(サイドバー)に「お気に入り」を常時表示している人も少なくありません。この場合、サイトの横幅を1000ピクセルにすると、画面の一部が納まりきらずに横スクロールが生じてしまいます。そこで最近増えているデザインが、縦3列レイアウトなのです。左縦列の横幅を250ピクセルほど、中央縦の横幅を500ピクセルほど、右縦列の横幅を250ピクセルほどにするのです。これにより、サイドバーに「お気に入り」を表示させている場合でも、左縦と中央縦の部分(計750ピクセル)はしっかりと画面に収まります。右縦250ピクセルは「更新情報」や「最近の ブログから」のように定番ではない情報を載せておくとよいでしょう。

【チェックポイント4】
「ある程度の長さがあるか」
 以前はトップページは縦スクロールもさせるべきではないという時代もありました。しかし、最近ではA4にして3~4枚ほどもある縦に長いトップページが増えてきました。理由は、マウスのダイヤル機能により縦スクロールが楽になったことがありますが、もう1つ重要な理由にはSEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)の理由があります。トップページへのキーワード記載はYahoo等のサーチエンジン対策上で重要だからです。

 今回現代風のWebデザインを整理しましたが、すべての観点を採り入れてあるネットショップがあります。2007年のベストECショップ大賞に輝いたサイトです。参考にされてください。
ハンコヤドットコム http://www.hankoya.com/

■筆者紹介
 具体的で現実的な経営コンサルティングを得意とし、情報通信インフラや顧客コミュニケーションを革新することで企業に新しいマネジメントを提供しています。ビジネスプラン、第二創業、経営革新、IT利活用、Web・ブログ活用、SEO(検索エンジン最適化)、街づくり、マーケティング戦略、デザイン戦略等をテーマとする講演に定評があります。

■次回臨時増刊号
 最新Webツールを売上げに直結する手段として活用する具体的方法について、(3)を執筆予定です。
注目の元気印企業 (1)
「ノイアンドコンピューティング株式会社 (藤川 英士 代表取締役)」
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 広島で業績をあげている伸び盛りのベンチャー企業を取材をしてご紹介し、その飛躍の秘密を探ります。
 今回は、広島におけるモバイル活用ビジネスに挑戦されているITベンチャー企業「ノイアンドコンピューティング株式会社(藤川英士代表取締役)」をご紹介します。

藤川 英士 さん
藤川 英士 さん
【企業概要】
 2000年9月に設立され、創造法認定(2002年6月)、経営革新法認定(2002年9月)、広銀ベンチャー助成金大賞受賞(2002年12月)、今年のベンチャーアワード゙2007奨励賞受賞(2007年2月)と7年間着実に進歩しています。
 創業者である藤川社長のアントレプレナーシップ゚(起業家精神)の想いが実を結びつつあると思われます。2007年3月期の売上は約2億円、経常黒字でした。雇用は22名でほとんどは地元広島の出身者です。
 【住所】 広島市中区千田町3-1-10 コーポ千田3F
 【電話】 082-543-2740 【ホームページ】  http://www.neu.co.jp/

【特化した事業領域】
 同社のターゲットは「携帯電話へのコンテンツ提供企業」及び「モバイルサイト・コマース提供企業」で、そのニーズは「携帯電話の各キャリアあるいは各機種ごとに用意しているコンテンツを1つにしたい」「携帯サイト(B2C)をより安価に簡単に構築したい」というものです。同社の強みは「モバイルビジネスのコンサル能力が高いことおよび携帯各社の仕様に関する情報収集能力が高いこと」にあります。したがって、同社の事業領域は「モバイル活用ビジネス」となり、2つの柱である(1)プラットホーム(ミドルウエア)事業と(2)アプリケーションソリューション事業からなっています。この2本柱を着実に成長させることを念頭に置いて事業を行っています。

エリクサーモバイルゲートウエイ
エリクサーモバイルゲートウエイ
【特色ある製品】
事業化された製品をご紹介します。

(1)プラットホーム(ミドルウエア)事業 の製品 
①アプライアンス製品「エリクサーモバイルゲートウエイ」
 ワンソースマルチユースの考えのもとに作られた非常に便利な製品です。具体的にはNTTドコモiモードサイト用コンテンツを準備すればアクセスしてきた他キャリアや機種に適した形に変換して配信するものです。2007年7月で752機種に対応しています。各キャリアから発売される機種数は年間100以上もあり、その新携帯電話の情報および変換ルールを同社で収集・作成し、自動的にアップデート可能としています。しかもデータのアップデートは新機種発売後3営業日以内に対応しており、業界でも最速対応であると思われます。この作業には緻密さと正確さが要求されます。
②アプライアンス製品「エリクサーモバイルムービー」(開発中)
 動画変換サーハ゛で、①と連動して様々な動画形式からアクセスしてきた携帯電話向けに変換して配信するものです。
③アプライアンス製品「エリクサーモバイルメールアクセラレータ」(開発中)
 アクセルメール(TM)をエンジンとして開発中で、高速配信を実現するものです。

(2)アプリケーションソリューション事業「ASPサービス モバイルキャン」
 企業と顧客をウエブ上ですべてつなぐという「ウエブ・コンタクト・センター」の概念によるマーケティング手法を具現化した製品です。
 初期投資を抑えたASPサービスであり、簡単な操作で3キャリア対応(NTTドコモ、KDDI、,ソフトバンク)のサイトを構築できます。機能として携 帯コンテンツ作成、入力フォーム作成、メールマガジン配信、携帯ショッピング機能、顧客(会員)管理、マーケティング/効果測定機能(アクセス数アップによる集客機能)を有します。

 販売実績は(1)の①「エリクサーモバイルゲートウエイ」についてはこれまでに累計200社・300台に達しています。

 これらの販路については、業界大手企業(2社)と提携して拡大しており、実績も上っています。さらに、同社の内部の仕組みを改革しISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)に対応しているところです。
 また、事業化製品の機能拡張とともにモバイル活用ビジネス領域の中で、マルチメディアへ事業拡大というテーマを考えられておられるようです。

【今後の経営目標(マイルストーン)】
(1)2011年3月期 売上高10億円、経常利益2億円
(2)(1)を達成したのちヘ゛ンチャー向け市場に上場

【執筆者から】
 お話を伺ったさいは、率直な若手経営者の印象でありながら秘めたる情熱の大きさを感じました。。一段の成長を図るために新たな経営革新計画の策定をしていただければと期待いたします。また、イノベーションを実行できるアントレプレナーシップ(起業家精神)を、意識して持ち続けて欲しいと思います。
 (広島市中小企業支援センター IT担当サブマネージャー 浜田 文男)

■次回臨時増刊号
 注目の元気印企業(2)を、執筆予定です。
がんばる商店街 (1)  佐伯区 「コイン通り商店街」 目次へ戻る
 郊外へのSCの進出や消費の多様化などで商店街の苦戦が伝えれれている中、知恵を出し合い行動をおこして多様な振興策を展開している商店街があります。ここでは、そうした広島市内のがんばる商店街を紹介します。
 今回は、佐伯区 「コイン通り商店街」をご紹介します。

【組合の設立は平成2年】
 コイン通り商店街は、佐伯区の発展に伴って、昭和 40年に開通した県道原田五日市線(旧称:産業道路)に商店が張り付き始め、昭和52年のイズミ五日市店の出店と共に急速に商店が集積しました。現在、物販店が101店、サービス66店、飲食48店、夜間飲食110店と商店数は325店まで増加しており、佐伯区の中心商店街に成長しています。
 平成2年には、周辺地区への大型店の出店等の環境変化に対応するため、『コイン通り商店街振興組合』を設立した比較的新しい商店街です。

商店街のロゴマーク
商店街のロゴマーク

第8回 さくらパレード
第8回 さくらパレード

京都の伏見稲荷から分祀した金持稲荷
京都の伏見稲荷から分祀した金持稲荷
【最初に取組んだCI事業】
 組合設立の翌年度から、CI(コーポレートアイデンティティの略)策定事業に取り組みました。これは、商店街がもつ特徴や理念を整理し、簡潔に表現することで、商店街の存在を広く認知させようとするものです。
 造幣局がある商店街という全国的にも珍しい特徴を活かし、キャッチフレーズを「花happyコイン通り(花のある商店街、幸せを呼ぶコイン)」とし、商店街のロゴマークも決めました。

【特色あるイベントの開催】
 造幣局がある商店街にちなんだ特色あるイベントを開催して、常に話題性を提供しています。
●さくらパレード〔第8回:平成19年4月15日〕
 造幣局の「花のまわりみち」、五日市中央公園の「さくらまつり」とあわせて開催、佐伯区の春を満喫
●金持稲荷大祭〔第6回:平成18年10月1日〕
 全日本金持ち学会総会および懇親会開催 など。

【コイン通り街づくり委員会】
 商店街振興組合とは別に、行政(造幣局、佐伯区役所他)や大学教授、町内会長、振興組合役員等により「コイン通り街づくり委員会」をつくり、コイン通りを中心としたトータルな街づくりを目指しているのも大きな特徴です。

 こうした活動は、平成11年度「ひろしま街づくりデザイン賞」の「街づくり活動部門」を受賞しました。

【今後の課題】
 商店街付近の一次商圏では人口の増加は続いているものの、周辺の二次商圏では宅地開発が一段落し人口は減少を始めました。先進的でモデル的な商店街活動を行っていますが、販売額・会員数とも減少傾向にあります。郊外の比較的新しい新興住宅地に囲まれた好立地にあるものの、少子化・高齢化の影響は確実に及んでいるようです。
 商店街の特色を活かしながら、少子高齢化対策に取組むことがここでも課題になっているようです。

■次回臨時増刊号
 がんばる商店街 (2)として、広島市内の特徴ある商店街をご紹介予定です。
創業の現場から(2)「"あったらいいな"をカタチに 『(有)SOHO総研』 」
代表取締役 牛来 千鶴 さん
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 今広島ではどのうような企業が生まれ、そして、どのような企業が育っていっているのでしょうか。インキュベーション施設の担当者が見た創業の現場を、語っていただきます。
 今回は、広島のSOHO事業者支援のために、交流の場や事務所スペースの提供、さらにはSOHOコーディネートと、トータルな支援事業を展開されている『(有)SOHO総研』代表取締役 牛来千鶴さんに、SOHO事業者支援の現状を語っていただきました。

牛来千鶴 さん
牛来千鶴 さん
【はじめに】
 人々に必要とされるものが、今、世の中に無く、誰もやらない。であれば、私たちで「できることから」一つひとつ、カタチにしていこう!「人」と「企業」のパワーを社会に生かし、地域を元気にしたい。そんな思いを胸に、コツコツとその道づくりを続けています。

【SOHOのための交流の場づくり】
 もともと自らがSOHOとして独立し、自宅の1室で販売促進プランナーの仕事をした経験から、SOHOのための交流会「広島SOHO'クラブ」を2000年12月に設立しました。
 これは、SOHO有志たちの協力で成り立つ任意の団体です。延べ参加数は3000人を超え、「お互いの顔が見えるつながり」を大切に、ゆるやかな繋がりの中での信頼関係を築いています。すぐに仕事に直結、ということを意識せず、ただ、本音が語り合える場づくりをすることが、結果、自然発生的にあちこちでコラボレーションを生み、互いの発展に繋がる。それを肌で感じられる場です。
 「広島SOHO'クラブ」http://www.h-soho.com/

広島SOHO'オフィス
広島SOHO'オフィス
【SOHOのための共同オフィスを、自ら設立】
 2001年8月、広島市中心部より車で約5分、近隣にコンビニやパソコンショップが並ぶ4階建(約100坪)のビルに、SOHOのための共同オフィスを開設しました。
 手作りのパーティションで仕切っただけのブース、中古で頂いた机や椅子、コピー機など、「どうしたらできるか」を考え、SOHO自らで創ったオフィスならではの、活発なコミュニケーションが相乗効果を生み、互いの発展に繋がっています。現在、22事業者(36人)が入居しています。
 「広島SOHO'オフィス」

【SOHOと企業を繋ぐパイプ役として、起業】
 多くのSOHO達と情報交換を重ね、SOHOが求めるものを肌で感じる中で、SOHOコーディネート事業の必要性を実感して一念発起。これまでの販促プランナーの道をきっぱり捨て、2002年1月、(有)SOHO総研を設立しました。
 デザイナー、ライター、サイト製作、映像、講師、プランナー、プログラマー、翻訳・通訳、テープ起こし等、さまざまな分野のスペシャリスト700人と提携し、実績と信頼性あるSOHOだけを限定して紹介しています。
 「直接、クライアントに繋ぐ」というこれまでにない仕組みを作ることは、想像以上に大変でしたが、プロにこだわり、続けたことが認められ、第二回ひろしまベンチャー大賞を受賞。様々な業種に、多様なコーディネートをし、実績を重ねています。
 「SOHOプロダクション広島」http://www.so-so.co.jp/

【これから】
 「人」と「企業」のパワーを社会に生かして、地域を元気にし、世界へ繋げる。昨春、その拠点となる創発的集積地の開設準備室を立ち上げ、実現に向けた推進活動を始めました。
 事業説明のためのプレゼンや候補地探しのほか、クリエーターのプロジェクトチームをつくって企業(製造業など)や行政と連携し、商品開発や販促に参加するなど、一歩一歩、前進しています。
 できることから、一つひとつ。その道は決してラクではないけれど、目の前の「人」や「企業」の喜ぶ顔が、私自身の生き甲斐となっています。
 「創発的集積地SO@R(ソアラ)構想」

【問い合わせ先】
 有限会社SOHO総研 TEL 082-532-5662

■次回臨時増刊号
 広島市内のインキュベーション施設の担当者に順次執筆をしていただきます。
「マネージャーが行く! 広島の企業」
広島市中小企業支援センター IT担当サブマネージャー 浜田 文男
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 広島ではどのような企業が、どような方法で業績を伸ばしているのでしょうか。そして、業界全体としてはどのようなトレンドとなっているのでしょうか。個々の経営者はなかなか知ることのできない他の企業の実態と業界のトレンドについて、当センターのマネージャーが専門的視点で分析します。

浜田 文男
浜田 文男
【IT社会のパラダイム】
 「IT社会のパラダイム(思考の枠組み)は、知覚機能によりアンビエント情報社会と呼ばれる新たな段階を迎えつつある。センサー技術の進歩で人や社会が 知覚できなかった事象や情報も知覚可能になる。ITはより人間に歩み寄り知識労働の生産性は格段に高まる。」(日本経済新聞(2007.7)より引用) (アンビエント:「周囲の、環境の」を表わす形容詞)
 ITによる価値創造を年代別に見てみると概ね次のようになる。
 1970年位から現在にいたるまで情報処理がベースとなり効率化による価値創造が行われている。たとえば、メインフレーム、オフコン、クライアントサーバによる集中・分散処理である。
 次に、1990年位から現在にいたるまでネットワークを活用した時代となり、現在ではインターネットを前提としたブログ、SNSを始めとしたWeb2.0と言われる概念が大きく扱われるようになっている。
 ここではブロードバンドネットワークとWebを使用しCGM(個人の情報発信)により個人からの情報が蓄積され活用される時代である。したがって個人の消費行動が「AIDMAの法則」から「AISASの法則」へと転換しつつある。2005年位からはユビキタス社会に向けてセンサーによる知覚機能により「アンビエント情報社会」のとば口に立っている。
(AIDMA:Attention-Interest-Desire-Memory-Action、AISAS:Attention-Interest-Search-Action-Sharing、情報検索して購買し情報共有する)

【場の提供】
 さて、私がこの4月に着任して5か月が経過したばかりである。広島市内の中小企業におけるIT化の状況あるいは是非について述べることは別の機会に譲るとして、これまで面識のある企業の中から"場を提供しサービスしている"企業を3社ほど紹介する。

(1) 【広島Blog】 http://www.hiroshima-blog.com
  LLPメディアサプライズ 2006年9月11日設立。運営者は、増永玲(あきら)氏と江島悠(ゆう)氏である。トップページ゙に「広島に関係するブログが集合!広島の情報活性化をサポートします。」の標語がある。
 なかなか面白い"場"である。アクセスして楽しんでいただきたい。以前お聞きした時は、 2006.9.6  100万pv から 2007.5.24 約400万pv に拡大しているということだった。また、横展開(地域拡大)も考えているようであり、実際「山口Blog」が立ち上がっている。

(2)【Friendly Sports】http://www.fre-spo.net/index.php?pref_id=34&sid=
 【Sportsonline】http://www.sportsonline.jp/reportv2/PublisherFull/HOME.aspx
 株式会社 フレンドリー・スポーツが運営している。広島県内のスポーツ情報を知ることができる。以前お聞きしたときは目標として(1)全国のローカルス ポーツ情報の発信 (2)提供サイトを通して、良い地域コミュニティの創出と健全な青少年育成に寄与する ことを挙げておられた。
 私は、主としてサッカー情報を閲覧している。

(3)【@engineer】(アットエンジニア) http://www.atengineer.com/
 サイバーナビ株式会社が運営している。"ものづくり、製造業、エンジニアにフォーカスしたポータルサイト"であり、製造業の技術情報のマッチングの「場」を提供している。
 国内最大級の厳選した製造業3万社の企業DBが利用でき、メンバー登録すれば、毎日、最新の技術・製品、業界動向、企業動向、時事ニュース等の情報が送られてくる。私は、メンバー登録しており毎日情報が送られてくる。以前お聞きした時は、山崎慎也社長の「ビジョン/ミッション」に基づき着実に事業展開を図っているとのことであった。

 以上 3社を紹介したが是非それぞれの"場"にアクセスしてもらいたい。広島市内にこのような"場"(サイト)を運営している企業があることは素晴らしいと感じる。

■執筆サブマネージャーの紹介
 広島大学大学院工学研究科(電子工学専攻)修了。大手ベンダー入社、SE、パッケージ開発、アウトソーシング等を担当。その後、ITコーディネータとして独立。(財)鳥取県産業振興機構IT担当マネージャーの実績もある。
 情報システム開発に関する豊富な経験・知識を有し、経営革新計画の策定など経営戦略立案に対する高い支援能力を有する。

■次回臨時増刊号
 技術分野担当サブマネージャー 久保 信三が執筆予定です。
中小企業のための産学連携 「広島市立大学 地域連携センター」
-大学と地域中小企業- 地域連携センター長 教授 大場 充 さん
目次へ戻る
 大学等の研究機関の持つ優れた技術と企業が連携し、新たな商品開発や事業展開を図ろうとする産学連携は、技術立国を目指す国家プロジェクトとして今、大きな注目を集めています。大規模な研究開発施設を持たない中小企業こそ、そのメリットは大きいと言えるはずです。地元広島の大学等の産学連携に対する体制をご紹介いただきます。

大場 充 さん
大場 充 さん
【日本の大学の産業界との関係】
 歴史的に日本の大学は、米国の大学に比較すると産業界との関係が薄かった。これは、あくまで相対的な話であり、米国の大学が産業界と深く、効果的に結び付いていると言う意味ではない。また、イギリスやドイツ、フランスなどの先進諸国の多くの大学は、筆者にはもっと保守的であるようにみえる。
 日本の大学と日本の産業界との関係が薄い原因は、主として以下の2点につきると思われる。読者諸氏が多分そうであるように、産業界が大学に対して、「教育以外に何も求めていない」ことがある。また、大学の教員は、論文の書き難い実践的な研究よりも、論文が書き易い理論的な研究を好む。これでは、2つの世界は、水と油のように、融合することはできない。従って、国力(特に経済力)は衰退する。

【米国の実情との比較】
 米国の実情が若干異なっているのは、米国企業の研究所は、成果を求められるあまり、新製品や新サービスの開発しか興味をもたない点である。従って、リスクの高い研究は、大学の人材と施設に依存せざるをえない状況がある。これによってリスクは回避できるが経費(総売上の数パーセント)の負担はせざるをえない。すなわち、大学への寄付や、研究費の負担である。ただし、企業内で独自に研究することを考えれば、大学の研究経費は無視できるほど小さい。従って、考えられないほど多くのプロジェクトを同時に実施できる。
 このような事情から、米国では、企業が大学に対して研究テーマの要請を出すことも多い。実際に、米国企業に勤務していた時の筆者の仕事の一つは、大学における研究成果を評価することと、大学に対して研究テーマを提案することであった。研究だけでなく、企業自身が全てを実施すると多額の費用が発生する調査などについても、大学研究者の参画を依頼した経験がある。
 このような米国の実情と比較すると、日本の企業、特に地方の中小企業は、大学を活用する方法を知らないかのように見える。もちろん、ベンチャー企業の中には、積極的に大学を利用して高い利益を確保しようとする企業もあるが、それらは例外と言ってよい。また、これも稀ではあるが、ブローカー的コンサルタントの紹介で相談に来る首都圏の企業や、地域の中小企業もある。
 筆者から言えば、日本の大学の研究者は「解くべき新しい問題がない」ため、革新的な研究ができず、閉そく状態にある。逆に、日本の企業は、「問題は山ほどあるが、解き方を知らない」状況で、閉そく状態にある。2つの世界がうまく融合し、協調しあえば、持続的な2パーセント経済成長はそれほど野心的な目標ではない。2パーセントの成長を持続できなければ、経済は早晩、崩壊する。

【実証実験の受託】
 この度、筆者らは、広島県内の中堅企業2社と、ベンチャー企業2社と協力し、サービス工学を応用したタクシーサービスの技術革新のための実証実験を、経済産業省より受託した。これは、広島市内のタクシー会社が以前から抱いていた課題を、県内の中小IT企業3社と、広島市立大学社会連携センターが協力して解決しようとする企画である。
 このプロジェクトでは、大学の研究者が問題の解決方法の基本部分を考え、学生たちがアルバイトでそれを実現する。さらに、地域の中小IT企業が分担し て、タクシー会社が利用している既存システムに、新しい機能を組込んだり、新しい装置を設置したりする。タクシー会社は、そのようにして準備した解決策が妥当なものかどうかを検証する役割を担うのである。

【大学教員の強みと、それを活かす建設的な関係の構築】
 これまで、筆者らは、広島市近郊の中小企業や商工会等と共同で、公的な資金の援助を受け、企業内や商店街における業務の技術革新を推進するいくつかのプロジェクトを実施してきた。その経験からいえば、大学教員の強みは、行政への提案を書き、その提案に基づいてプロジェクトの執行を管理し、行政への報告を確実に実施する能力が高いことである。
 筆者は、広島市を拠点として事業を展開している中小企業の経営者に対して、解くことが容易でない問題があれば、適切な大学の研究者を探し、積極的に相談することを推奨したい。ただし、大学の研究者を無料相談員と考えないで欲しい。企業からの研究資金も、大学を研究面で支える大切な資金源であることを理解し、応分な研究費を負担して頂くことが、大学と産業界の持続的かつ建設的な関係構築と維持に重要である。

社会連携センター
社会連携センター
【社会連携センターにおける重要な役割】  筆者の、広島市立大学に新設された社会連携センターにおける重要な役割は、地域中小企業の経営者と大学の研究者との間の、良き仲介者(ブローカー)になることである。相談事があれば、遠慮なく、ブローカーに相談することである。ブローカーは、相談事は解決できないが、誰に相談すれば解決できるかを知っている。

【問い合わせ先】
  広島市立大学社会連携センター
   産学連携 TEL 082-830-1545
   地域連携 TEL 082-830-1501
広島市産業振興センターからのお知らせ(講演会・各種事業のご案内) 目次へ戻る
●第2回女性シニア・創業パッケージ型支援事業の募集を開始します!

 本事業は、広島市内で創業を考えている女性・シニアを全国から募集し、優秀な事業プランに対して、資金面・経営面から総合的な支援を行うものです。

■応募資格 次のいずれにも該当する女性又はシニア(応募時点で満50歳以上の方)が対象となります。
(1) 応募時点で事業を営んでおらず、平成20年3月31日までに広島市内で創業予定の方
(2) 創業する事業が製造業、小売業、飲食業、サービス業など広島県信用保証協会の保証対象業種であること
(3) 応募する事業プランに関し、他の公的な補助金・助成金等の交付を受けていない方
■支援内容 優秀な事業プランを事業認定し、次の支援を行います。
助  成  金 1件当たり100万円以内(助成対象支出の1/2以内)
経営アドバイザーの派遣 原則毎月1回 2年間
融     資 「広島市女性・シニアチャレンジ資金」が利用できます。
1,000万円以内 貸出利率年 1% (別途、保証料が必要です。)
無担保・無保証人 ※法人については、代表者が保証人となります。
※国民生活金融公庫の「女性、若者/シニア起業家資金」等のご利用もできます。
■募集期間 平成19年10月1日(月)~平成19年10月31日(水)17時までに必着
 ※ 詳しい事業内容および募集案内はこちらをご覧ください。
問い合わせ先 中小企業支援センター 振興係 TEL 082-278-8032


●毎月第2土曜日 ビジネス相談会を開催します!

 広島市立中央図書館・中小企業診断協会と共催で、事業を始めて間もない方を対象に、中小企業診断士がアドバイスを行う相談会を開催します。事業の立ち上げや、事業を軌道に乗せるために是非お役立てください。

■実施日時 毎月第2土曜日 12:00~17:00
          初回 10月13日(土) (申込期限 10月3日(水))
■会 場  広島市立中央図書館 3階セミナー室

■定 員  先着5名(お一人1時間以内、予約制)

■相談料 無料

※詳しくは、こちらをご覧ください

■申込・問い合わせ先 広島市立中央図書館 事業課 TEL 082-222-5542


●経営革新に取り組もうとお考えの皆様 経営革新パックをご利用してみませんか?

 経営革新計画の作成、工場の改善活動、接客・店舗演出の改善などの経営革新(改善)に本格的に 取り組もうとお考えの中小企業者の皆様を対象に、中小企業診断士などの経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士などの経験豊かな専門家が計画から実施 までをパッケージとして、複数回にわたって体系的に支援します。

■派遣回数   3~6回程度
■料金     初回無料・2回目以降有料

※詳しくは、こちらをご覧ください。

■問い合わせ先
 中小企業支援センター 支援係 TEL 082-278-8032


10・11月の窓口相談のご案内【無料】

 広島市内の中小企業や起業家の方が抱える経営上の課題や法律問題の解決を支援するため、経営コンサルタントや弁護士、当センターのマネージャーや職員が相談に応じ、助言を行います。【秘密厳守】
●経営相談
 原則毎週火・金曜日の10:00~16:00に、経営の専門家が相談に応じます。(1回50分)
 ※混雑している場合お待ちいただくことがありますので、なるべく事前に連絡してください。
●法律相談
 原則第2木曜日の13:00~17:00に弁護士が経営に関する法律相談に応じます。(1回50分)
 ※法律相談は事前の予約が必要となります。予約は相談日の1週間前までにお願いします。
●創業資金相談
 原則第4木曜日の13:00~17:00国民生活金融公庫職員が創業、第二創業を中心とした資金相談に応じます。(1回50分)
 ※創業資金相談は事前の予約が必要となります。予約は相談日の1週間前までにお願いします。

※予定表など、詳しくはこちらをご覧ください。

■問い合わせ先  中小企業支援センター 支援係 TEL 082-278-8032


小規模オフィス「SOHO@ひろしま」のご案内

広島ミクシス・ビル ■場所  広島市西区草津新町一丁目21-35 広島ミクシス・ビル3階
 新たなリーディング産業等の創造と振興を図るため、情報通信分野での新規創業等を目指す事業者を対象に、小規模オフィスを安価な料金(3万円/月)で提供します。
※詳しくは、こちらをご覧ください。

■問い合わせ先 企画総務課 TEL 082-278-8880


■あなたの会社がお持ちの技術をホームページでPRします!【無料】
■経営支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
■起業支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
■工業技術支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
■活躍中のあの女性起業家に相談をしてみませんか?【無料】
その他のお知らせ(他の団体・機関の主催事業) 目次へ戻る
第4回 ひろしま・夢・エネルギー大賞 アイデア大募集!

 広島未来エネルギー推進協議会(事務局:広島市経済局)では「エネルギー」に関連した夢のあるアイデア、独創的・先進的なアイデア、ユニークなアイデア、広く取り組める実用的なアイデアなどを募集します。今回は新しくテーマ部門を設け、テーマを「新しい省エネシステム」とし、省エネに関する新しいアイデアについても募集します。

エネルギー大賞
■応募期限     平成19年10月15日(月)まで(当日消印有効)

※詳しくは、こちらをご覧ください。

■問い合わせ先 広島未来エネルギー推進協議会
          (事務局:広島市経済局産学官技術振興課)
           TEL 082-504-2238

読者の声のご紹介 目次へ戻る
 読者の方々から寄せられたメールや、財団主催事業にご参加いただいた方々のアンケートから、様々なご意見やご要望をご紹介いたします。こうした読者の「声」を参考に、よりお役に立つメルマガ・事業を目指してまいります。
【メルマガへの要望】
・セミナーの情報などはいつも役に立っていますよ。○○さんとはよく、次にどのセミナーに行くかなんて話を しています。ところで、読者の声を聞くにはアンケートなどを実施するのが良いと思います。でも、よくも悪くもアンケートに答えてくれる方は、ネガティブな 意見を書かれないんですけど・・・。また次号の配信も楽しみにしています。(K.Kさん)
■ 担当者から
  読者の方にアンケートをお願いしようと計画しています。あまりご負担にならない程度の項目に抑えた簡単なものです。そのときは、よろしくご協力をいただきますようお願いいたします。

【事業化からリスク管理まで起業に必要な知識と活用方法を総合的に学ぶ
   「起業チャレンジアカデミー」    アンケートから (後半)】
 平成19年9月1日から毎土曜日 4回開催  於 広島大学東千田総合校舎
・具体的な成功例としての焼き鳥やさんの事業計画事例はとても参考になりました。
・事例が参考になります。事例から理論という進め方もいいのではないでしょうか。
・受講生に実際に考えて事業計画を立てる実習をもっと取り入れるべき。
・財務など全く知らない分野でしたが、体験に基づく講義は楽しく聞くことができ、大変参考になりました。
・複数の講師の方から、いろんな観点からの説明を聞くことができていいと思いました。
・休憩は主催者側できちんと時間を決めていてください。リズムがくずれます。
■ 担当者から
  はじめての有料研修なので、受講者の方々の反応が心配でしたが、ほとんどの方に高い満足をしていただいてほっとしています。知識と実習のバランスや複数の 講師による多角的な事業の捉え方など、主催者側の意図を評価してもらえた半面、不十分な点も少なくなかったようです。皆様のご意見は、来年度の研修に反映 させていただきます。ありがとうございました。

■ 読者の声を募集しています。こちらから、お気軽にご意見等をお寄せください。
   Eメールはこちらまで→ shinko@ipc.city.hiroshima.jp
広島市産業振興センター関連サイト 目次へ戻る
 (財)広島市産業振興センター
 広島市中小企業支援センター (中小企業、商店街、創業予定者への経営や起業の支援)
 広島市工業技術センター(広島市産業振興センター技術振興部) (企業への技術的な支援)
 広島市先端科学技術研究所 (バイオテクノロジー・未来エネルギー関連技術の研究開発や企業支援)
 産業デザインインフォメーション (広島市の産業デザイン振興事業や、産業デザイン情報等の紹介)

 ひろしまビジネスサポート事例 (広島市産業振興センターが経営や技術的な支援を行った事例の紹介)
 広報誌「ひろしま中小企業支援情報GET」 (中小企業、商店街、創業予定者向けのお役立ち情報紙)
 広島市産業振興センターNEWS (本メールマガジンの配信登録等のご案内、バックナンバー掲載)

 広島市ホームページ
 広島市の産業 (広島の企業が持つ技術の紹介や、企業や創業予定者に対する支援施策などの紹介)
次号のお知らせ 目次へ戻る
■次号は通常号にもどり、10月15日(月)に発行する予定です。
  お得な情報が満載です。ご期待ください
 広島市産業振興センターNEWS<第18号>臨時増刊号 平成19年(2007年)10月1日発行
 発行:(財)広島市産業振興センター
  産業振興部       広島市西区草津新町一丁目21番35号 広島ミクシス・ビル2階
  TEL 082-278-8032 FAX 082-278-8570 Eメール shinko@ipc.city.hiroshima.jp
  技術振興部       広島市中区千田町三丁目8番24号
  TEL 082-242-4170 FAX 082-245-7199 Eメール kougi@itc.city.hiroshima.jp
  先端科学技術研究所 広島市中区千田町三丁目8番24号
  TEL 082-247-0263 FAX 082-247-9753 Eメール sentan-info@sentan.city.hiroshima.jp
※当メールマガジンに掲載している情報やリンク先は、発行時点のものであり最新情報と異なる場合がありますので、ご了承願います。

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TEL:082-278-8032
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広島市中小企業支援センター > メールマガジン > 2007年度 > No.18(2007.10.1)臨時号
広島市産業振興センターNEWS

第18号 臨時増刊号 平成19年(2007年)10月1日(月)発行

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 このメールマガジンは、当財団のセミナー・研修会や事業を利用された方、関係者や配信を希望された方へ、当財団が実施する事業のご案内を目的にお送りさせていただいております。
 今回は読者の方により有益な情報をお届けするため、専門家による執筆記事を中心とした臨時増刊号をお届けいたします(通常号:毎月15日頃発行予定 臨時増刊号:6・9・12・3月末頃発行予定)。
 ※メールマガジンの配信がご不要な方は、お手数をおかけしますが、こちらから登録解除をお願いします。
今月号の目次
■「高齢化社会時代の『販売』とは」(2) 経営考房 代表 山根 敏宏 さん
  (逆風が吹く厳しい時代の販売を様々な角度から考察します)
■売上げに直結するWebツールの活用方法(2)「現代風Webデザイン」
(株)スプラム 竹内 幸次 さん
  (最新Web2.0をビジネスに活用する方法を解説します)
■注目の元気印企業「ノイアンドコンピューティング株式会社]
  (広島で業績をあげている伸び盛りのベンチャー企業をご紹介します)
■がんばる商店街 (1)  佐伯区 「コイン通り商店街」
  (知恵を出し合い行動をおこして多様な振興策を展開している商店街を紹介します)
■創業の現場から(2) "あったらいいな"をカタチに「(有)SOHO総研」
代表取締役 牛来 千鶴 さん
  (創業の現場で今何が起こっているのか? インキュベーション施設の担当者が語ります)
■「マネージャーが行く! 広島の企業」 IT担当サブマネージャー 浜田 文男
  (業績を伸ばす企業の秘訣や業界のトレンドを専門的視点で分析します)
■中小企業のための産学連携 「広島市立大学 地域連携センター」
地域連携センター長 教授 大場 充 さん
  (中小企業との連携に積極的な地元広島の大学等をご紹介します)
■広島市産業振興センターからのお知らせ(研修会・各種事業のご案内)
  ・NEW 第2回女性シニア・創業パッケージ型支援事業の募集を開始します!
  ・オススメ 毎月第2土曜日 ビジネス相談会を開催します!
  ・オススメ 経営革新パックをご利用してみませんか?
  ・NEW 10・11月の窓口相談のご案内
  ・オススメ 小規模オフィス「SOHO@ひろしま」のご案内
  ・その他各種支援事業のご案内
■その他のお知らせ(他の団体・機関の主催事業)
  ・オススメ 第4回 ひろしま・夢・エネルギー大賞 アイデア大募集!
■読者の声のご紹介
■広島市産業振興センター関連サイト
■次号のお知らせ
「高齢化社会時代の『販売』とは」(2)
経営考房 代表 山根 敏宏 さん
目次へ戻る
 少子高齢化社会の急激な到来、産業の空洞化、需要の多様化など事業の推進には厳しい環境が続くことが予想されます。このような逆風下の事業環境の中、どんな時代でも経営の基本となる「販売」について4回シリーズで様々な角度から考察していきます。

山根 敏宏さん
山根 敏宏さん
【日本は既に高齢化率世界一の国】
 前回のテーマ「人口減少」に続き、今回は「高齢化」をテーマに販売を考えてみたい。興味深いことに、わが国が人口減少社会に転じた2005年は、高齢化率世界一の国となった年でもある。
 日本の高齢化は世界に例をみない速度で進行しており、総人口に占める高齢人口(65歳以上)の比率は80年代までは一桁台で下位にあったが、先に少産少死型社会となって高齢化の先進地域となっていた欧米諸国をあっという間に抜き去り、世界最高水準の20%台に突入したのである。特に、①今年で満60歳の定年を迎える1947年生まれの層を旗頭とする「団塊の世代(1949年生迄で約800万人)」が高齢者予備軍に加わること、②一方で総人口の減少が進行することから、このペースは更に加速化して半世紀後には倍の40%に到達するとみられている。

【類例のない「高齢化」の拠り所】
 第1回で「人口減少」については過去(タテ)・現代(ヨコ)の先例に学ぶ点を指摘したが、今回は類例のない「高齢化」なので拠り所はないのか。否、外部環境の変化はチャンスと受けとめ活路を見出すという前回同様の切り口で考えること。すると高齢者層を販売ターゲットと位置づけることで、市場はむしろ拡大するという風に問題がすり替わる点を認識されたい。しかし、最近の経営相談の中で、高齢者向けに宅配サービスを始めたが、便利さの裏腹に買物の楽しみが損なわれるため思ったほどの支持が得られず撤退を余儀なくされたという事例があった。販売成功のポイントは高齢者のニーズをどこまで理解し対応できるかということに尽きると思われる。

【高齢者消費におけるニーズとは?】
 そこで、高齢者消費におけるニーズとは一体何なのかを検討してみたい。共通キーワードとしては、健康、品質、楽しみ、安らぎ、気まま、郷愁などが思い浮かぶ。また、一部の大企業では、シニア層とかエルダー層という概念で、従来のシルバー層とは異なる次世代高齢者のニーズへ対応することを目指した新たな取り組みも始めているが、現状では、未だ高齢者ビジネスの画期的な成功例というものは確立できていない。その要因は、①人口・時間・財力など群としての「巨大さ」という単純な要素以外に、②組織人から解放された「独特さ」や多様な「個性」という複雑な要素が捉えきれていないためとみられる。つまり、高齢者相手だからハンディキャップ対応、ゲートボール、孫のため"消費"などとお決まりの定番的なシルバー対応はナンセンスであろう。少なくとも、シニア・エルダー層は、時間的にも経済的にもゆとりを持ち、若い感覚でおしゃれな"消費"を楽しむばかりか、趣味やレジャーを含めて自分の"生活"を楽しむという域にある。例えば、健康というキーワード一つとっても、前者は病院・薬局での"治癒"が大半であろうが、後者は個々人の関心により千差万別な場所や方法で"増進"を図るのである。

【中小企業こそ「高齢化」社会の販売の勝ち組に!】
 「高齢化」社会の販売の勝ち組は、一人ひとりの"生活者"をどれだけ理解し信用を得られるか、そして心の内にある琴線に触れる提案を行えるかに係っている。私は、高齢化をチャンスとした商売は、本来的にこうした顧客密着を得意とする中小企業こそ主役となるべきと考えるし、少なくとも大企業より有利なポジションにあることを指摘したい。地形的に山間部・島嶼部の多い広島を含む中国地方は、全国で最も先鋭的に高齢化が進行しつつある地域でもあるが、これを逆手にとって高齢者ビジネスモデルの先駆けとなる成功例が登場することを願ってやまない。

■筆者紹介
 地元広島の金融機関系シンクタンク勤務の後、中小企業診断士として独立開業し、PAPICON山根経営を設立(現:経営考房)。現在、当支援センター登録専門家をはじめ、(独)中小企業基盤整備機構アドバイザー、広島県中小企業・ベンチャー総合支援センターの専門アドバイザーなど多方面で活躍中。

■次回臨時増刊号
 少子高齢化社会時代の『販売』をテーマに(3)を執筆予定です。
売上げに直結するWebツールの活用方法(2)「現代風Webデザイン」
(株)スプラム 代表取締役 竹内 幸次 さん
目次へ戻る
 目覚しく進歩するIT技術。Web2.0と総称される新しいWebツールが次々と開発され、これをいち早くビジネスに取り入れて大きく業績を伸ばしている企業も多数あります。最新Webツールをビジネスに活用する方法を4回シリーズで解説します。

竹内 幸次さん
竹内 幸次さん
【身近で手軽に使えるWebツールの登場】
 CMS(Contents Management System/コンテンツマネジメントシステム/ウェブサイト作成を簡易にできる仕組み)を組み込んだホームページや、月額3,000円前後の安価なレンタルネットショップ、無料レンタル版から本格的なサーバー型のブログ、そしてSNS(Social Networking Service/ソーシャルネットワーキングサービス/コミュニティ型のブログ)等、中小企業が仕事で使えるWebツールが増えてきました。御社ではどれほど使いこなしていますか?
 これから数回にわたって、中小企業がその活用によって売上を上げることに直結するようなWebツールを紹介していきます。

【重要なWebデザイン】
 今日はホームページやネットショップ、ブログのデザインについてです。デザインはファッション用品やアパレル等だけで有効なものではなく、今や中小小売業やサービス業、商店街等にも必要な要素になりました。デザインは消費者や取引先に対して、自社の魅力や製品の魅力を直感的に伝えてくれる力があるものなのです。
 このデザインの力をホームページやネットショップ、ブログにも採り入れてみましょう。以下のチェックポイントを見てみてみましょう。

【チェックポイント1】
「ホームページやネットショップの基調色は、自社の業種やイメージと合っているか」
 一般に食品系は暖色を、それ以外は寒色系を基調色にします。また、BtoC(一般消費者への販売)のネットショップは暖色系、BtoB(事業者への販売)のネットショップは寒色系を使います。

【チェックポイント2】
「サイトの横幅は狭すぎないか」
 以前は多くの人のディスプレイ解像度は1024×768ピクセルでした。これに合わせてホームページやネットショップの横幅は750ピクセルにすることが常識でした。ところが、2007年1月のWindows Vistaの発売頃からディスプレイに解像度がアップして1600×1200ピクセル表示することも多くなりました。また、ノートパソコンでは従来とは縦横比率が異なり、横幅が長いタイプの画面表示も増えました。このような時代ですから、例えば横幅1600ピクセルのディスプレイに、従来の750ピクセルの横幅のサイトはとても小さく見えてしまうのです。A4印刷の際のフレームアウトの問題もInternet Explorer 7になり解決していますし、お勧めは横幅1000ピクセルほどです。

【チェックポイント3】
「基本レイアウトは3列になっているか」
 上記ポイント2とも関連しますが、ブラウザの左側バー(サイドバー)に「お気に入り」を常時表示している人も少なくありません。この場合、サイトの横幅を1000ピクセルにすると、画面の一部が納まりきらずに横スクロールが生じてしまいます。そこで最近増えているデザインが、縦3列レイアウトなのです。左縦列の横幅を250ピクセルほど、中央縦の横幅を500ピクセルほど、右縦列の横幅を250ピクセルほどにするのです。これにより、サイドバーに「お気に入り」を表示させている場合でも、左縦と中央縦の部分(計750ピクセル)はしっかりと画面に収まります。右縦250ピクセルは「更新情報」や「最近の ブログから」のように定番ではない情報を載せておくとよいでしょう。

【チェックポイント4】
「ある程度の長さがあるか」
 以前はトップページは縦スクロールもさせるべきではないという時代もありました。しかし、最近ではA4にして3~4枚ほどもある縦に長いトップページが増えてきました。理由は、マウスのダイヤル機能により縦スクロールが楽になったことがありますが、もう1つ重要な理由にはSEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)の理由があります。トップページへのキーワード記載はYahoo等のサーチエンジン対策上で重要だからです。

 今回現代風のWebデザインを整理しましたが、すべての観点を採り入れてあるネットショップがあります。2007年のベストECショップ大賞に輝いたサイトです。参考にされてください。
ハンコヤドットコム http://www.hankoya.com/

■筆者紹介
 具体的で現実的な経営コンサルティングを得意とし、情報通信インフラや顧客コミュニケーションを革新することで企業に新しいマネジメントを提供しています。ビジネスプラン、第二創業、経営革新、IT利活用、Web・ブログ活用、SEO(検索エンジン最適化)、街づくり、マーケティング戦略、デザイン戦略等をテーマとする講演に定評があります。

■次回臨時増刊号
 最新Webツールを売上げに直結する手段として活用する具体的方法について、(3)を執筆予定です。
注目の元気印企業 (1)
「ノイアンドコンピューティング株式会社 (藤川 英士 代表取締役)」
目次へ戻る
 広島で業績をあげている伸び盛りのベンチャー企業を取材をしてご紹介し、その飛躍の秘密を探ります。
 今回は、広島におけるモバイル活用ビジネスに挑戦されているITベンチャー企業「ノイアンドコンピューティング株式会社(藤川英士代表取締役)」をご紹介します。

藤川 英士 さん
藤川 英士 さん
【企業概要】
 2000年9月に設立され、創造法認定(2002年6月)、経営革新法認定(2002年9月)、広銀ベンチャー助成金大賞受賞(2002年12月)、今年のベンチャーアワード゙2007奨励賞受賞(2007年2月)と7年間着実に進歩しています。
 創業者である藤川社長のアントレプレナーシップ゚(起業家精神)の想いが実を結びつつあると思われます。2007年3月期の売上は約2億円、経常黒字でした。雇用は22名でほとんどは地元広島の出身者です。
 【住所】 広島市中区千田町3-1-10 コーポ千田3F
 【電話】 082-543-2740 【ホームページ】  http://www.neu.co.jp/

【特化した事業領域】
 同社のターゲットは「携帯電話へのコンテンツ提供企業」及び「モバイルサイト・コマース提供企業」で、そのニーズは「携帯電話の各キャリアあるいは各機種ごとに用意しているコンテンツを1つにしたい」「携帯サイト(B2C)をより安価に簡単に構築したい」というものです。同社の強みは「モバイルビジネスのコンサル能力が高いことおよび携帯各社の仕様に関する情報収集能力が高いこと」にあります。したがって、同社の事業領域は「モバイル活用ビジネス」となり、2つの柱である(1)プラットホーム(ミドルウエア)事業と(2)アプリケーションソリューション事業からなっています。この2本柱を着実に成長させることを念頭に置いて事業を行っています。

エリクサーモバイルゲートウエイ
エリクサーモバイルゲートウエイ
【特色ある製品】
事業化された製品をご紹介します。

(1)プラットホーム(ミドルウエア)事業 の製品 
①アプライアンス製品「エリクサーモバイルゲートウエイ」
 ワンソースマルチユースの考えのもとに作られた非常に便利な製品です。具体的にはNTTドコモiモードサイト用コンテンツを準備すればアクセスしてきた他キャリアや機種に適した形に変換して配信するものです。2007年7月で752機種に対応しています。各キャリアから発売される機種数は年間100以上もあり、その新携帯電話の情報および変換ルールを同社で収集・作成し、自動的にアップデート可能としています。しかもデータのアップデートは新機種発売後3営業日以内に対応しており、業界でも最速対応であると思われます。この作業には緻密さと正確さが要求されます。
②アプライアンス製品「エリクサーモバイルムービー」(開発中)
 動画変換サーハ゛で、①と連動して様々な動画形式からアクセスしてきた携帯電話向けに変換して配信するものです。
③アプライアンス製品「エリクサーモバイルメールアクセラレータ」(開発中)
 アクセルメール(TM)をエンジンとして開発中で、高速配信を実現するものです。

(2)アプリケーションソリューション事業「ASPサービス モバイルキャン」
 企業と顧客をウエブ上ですべてつなぐという「ウエブ・コンタクト・センター」の概念によるマーケティング手法を具現化した製品です。
 初期投資を抑えたASPサービスであり、簡単な操作で3キャリア対応(NTTドコモ、KDDI、,ソフトバンク)のサイトを構築できます。機能として携 帯コンテンツ作成、入力フォーム作成、メールマガジン配信、携帯ショッピング機能、顧客(会員)管理、マーケティング/効果測定機能(アクセス数アップによる集客機能)を有します。

 販売実績は(1)の①「エリクサーモバイルゲートウエイ」についてはこれまでに累計200社・300台に達しています。

 これらの販路については、業界大手企業(2社)と提携して拡大しており、実績も上っています。さらに、同社の内部の仕組みを改革しISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)に対応しているところです。
 また、事業化製品の機能拡張とともにモバイル活用ビジネス領域の中で、マルチメディアへ事業拡大というテーマを考えられておられるようです。

【今後の経営目標(マイルストーン)】
(1)2011年3月期 売上高10億円、経常利益2億円
(2)(1)を達成したのちヘ゛ンチャー向け市場に上場

【執筆者から】
 お話を伺ったさいは、率直な若手経営者の印象でありながら秘めたる情熱の大きさを感じました。。一段の成長を図るために新たな経営革新計画の策定をしていただければと期待いたします。また、イノベーションを実行できるアントレプレナーシップ(起業家精神)を、意識して持ち続けて欲しいと思います。
 (広島市中小企業支援センター IT担当サブマネージャー 浜田 文男)

■次回臨時増刊号
 注目の元気印企業(2)を、執筆予定です。
がんばる商店街 (1)  佐伯区 「コイン通り商店街」 目次へ戻る
 郊外へのSCの進出や消費の多様化などで商店街の苦戦が伝えれれている中、知恵を出し合い行動をおこして多様な振興策を展開している商店街があります。ここでは、そうした広島市内のがんばる商店街を紹介します。
 今回は、佐伯区 「コイン通り商店街」をご紹介します。

【組合の設立は平成2年】
 コイン通り商店街は、佐伯区の発展に伴って、昭和 40年に開通した県道原田五日市線(旧称:産業道路)に商店が張り付き始め、昭和52年のイズミ五日市店の出店と共に急速に商店が集積しました。現在、物販店が101店、サービス66店、飲食48店、夜間飲食110店と商店数は325店まで増加しており、佐伯区の中心商店街に成長しています。
 平成2年には、周辺地区への大型店の出店等の環境変化に対応するため、『コイン通り商店街振興組合』を設立した比較的新しい商店街です。

商店街のロゴマーク
商店街のロゴマーク

第8回 さくらパレード
第8回 さくらパレード

京都の伏見稲荷から分祀した金持稲荷
京都の伏見稲荷から分祀した金持稲荷
【最初に取組んだCI事業】
 組合設立の翌年度から、CI(コーポレートアイデンティティの略)策定事業に取り組みました。これは、商店街がもつ特徴や理念を整理し、簡潔に表現することで、商店街の存在を広く認知させようとするものです。
 造幣局がある商店街という全国的にも珍しい特徴を活かし、キャッチフレーズを「花happyコイン通り(花のある商店街、幸せを呼ぶコイン)」とし、商店街のロゴマークも決めました。

【特色あるイベントの開催】
 造幣局がある商店街にちなんだ特色あるイベントを開催して、常に話題性を提供しています。
●さくらパレード〔第8回:平成19年4月15日〕
 造幣局の「花のまわりみち」、五日市中央公園の「さくらまつり」とあわせて開催、佐伯区の春を満喫
●金持稲荷大祭〔第6回:平成18年10月1日〕
 全日本金持ち学会総会および懇親会開催 など。

【コイン通り街づくり委員会】
 商店街振興組合とは別に、行政(造幣局、佐伯区役所他)や大学教授、町内会長、振興組合役員等により「コイン通り街づくり委員会」をつくり、コイン通りを中心としたトータルな街づくりを目指しているのも大きな特徴です。

 こうした活動は、平成11年度「ひろしま街づくりデザイン賞」の「街づくり活動部門」を受賞しました。

【今後の課題】
 商店街付近の一次商圏では人口の増加は続いているものの、周辺の二次商圏では宅地開発が一段落し人口は減少を始めました。先進的でモデル的な商店街活動を行っていますが、販売額・会員数とも減少傾向にあります。郊外の比較的新しい新興住宅地に囲まれた好立地にあるものの、少子化・高齢化の影響は確実に及んでいるようです。
 商店街の特色を活かしながら、少子高齢化対策に取組むことがここでも課題になっているようです。

■次回臨時増刊号
 がんばる商店街 (2)として、広島市内の特徴ある商店街をご紹介予定です。
創業の現場から(2)「"あったらいいな"をカタチに 『(有)SOHO総研』 」
代表取締役 牛来 千鶴 さん
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 今広島ではどのうような企業が生まれ、そして、どのような企業が育っていっているのでしょうか。インキュベーション施設の担当者が見た創業の現場を、語っていただきます。
 今回は、広島のSOHO事業者支援のために、交流の場や事務所スペースの提供、さらにはSOHOコーディネートと、トータルな支援事業を展開されている『(有)SOHO総研』代表取締役 牛来千鶴さんに、SOHO事業者支援の現状を語っていただきました。

牛来千鶴 さん
牛来千鶴 さん
【はじめに】
 人々に必要とされるものが、今、世の中に無く、誰もやらない。であれば、私たちで「できることから」一つひとつ、カタチにしていこう!「人」と「企業」のパワーを社会に生かし、地域を元気にしたい。そんな思いを胸に、コツコツとその道づくりを続けています。

【SOHOのための交流の場づくり】
 もともと自らがSOHOとして独立し、自宅の1室で販売促進プランナーの仕事をした経験から、SOHOのための交流会「広島SOHO'クラブ」を2000年12月に設立しました。
 これは、SOHO有志たちの協力で成り立つ任意の団体です。延べ参加数は3000人を超え、「お互いの顔が見えるつながり」を大切に、ゆるやかな繋がりの中での信頼関係を築いています。すぐに仕事に直結、ということを意識せず、ただ、本音が語り合える場づくりをすることが、結果、自然発生的にあちこちでコラボレーションを生み、互いの発展に繋がる。それを肌で感じられる場です。
 「広島SOHO'クラブ」http://www.h-soho.com/

広島SOHO'オフィス
広島SOHO'オフィス
【SOHOのための共同オフィスを、自ら設立】
 2001年8月、広島市中心部より車で約5分、近隣にコンビニやパソコンショップが並ぶ4階建(約100坪)のビルに、SOHOのための共同オフィスを開設しました。
 手作りのパーティションで仕切っただけのブース、中古で頂いた机や椅子、コピー機など、「どうしたらできるか」を考え、SOHO自らで創ったオフィスならではの、活発なコミュニケーションが相乗効果を生み、互いの発展に繋がっています。現在、22事業者(36人)が入居しています。
 「広島SOHO'オフィス」

【SOHOと企業を繋ぐパイプ役として、起業】
 多くのSOHO達と情報交換を重ね、SOHOが求めるものを肌で感じる中で、SOHOコーディネート事業の必要性を実感して一念発起。これまでの販促プランナーの道をきっぱり捨て、2002年1月、(有)SOHO総研を設立しました。
 デザイナー、ライター、サイト製作、映像、講師、プランナー、プログラマー、翻訳・通訳、テープ起こし等、さまざまな分野のスペシャリスト700人と提携し、実績と信頼性あるSOHOだけを限定して紹介しています。
 「直接、クライアントに繋ぐ」というこれまでにない仕組みを作ることは、想像以上に大変でしたが、プロにこだわり、続けたことが認められ、第二回ひろしまベンチャー大賞を受賞。様々な業種に、多様なコーディネートをし、実績を重ねています。
 「SOHOプロダクション広島」http://www.so-so.co.jp/

【これから】
 「人」と「企業」のパワーを社会に生かして、地域を元気にし、世界へ繋げる。昨春、その拠点となる創発的集積地の開設準備室を立ち上げ、実現に向けた推進活動を始めました。
 事業説明のためのプレゼンや候補地探しのほか、クリエーターのプロジェクトチームをつくって企業(製造業など)や行政と連携し、商品開発や販促に参加するなど、一歩一歩、前進しています。
 できることから、一つひとつ。その道は決してラクではないけれど、目の前の「人」や「企業」の喜ぶ顔が、私自身の生き甲斐となっています。
 「創発的集積地SO@R(ソアラ)構想」

【問い合わせ先】
 有限会社SOHO総研 TEL 082-532-5662

■次回臨時増刊号
 広島市内のインキュベーション施設の担当者に順次執筆をしていただきます。
「マネージャーが行く! 広島の企業」
広島市中小企業支援センター IT担当サブマネージャー 浜田 文男
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 広島ではどのような企業が、どような方法で業績を伸ばしているのでしょうか。そして、業界全体としてはどのようなトレンドとなっているのでしょうか。個々の経営者はなかなか知ることのできない他の企業の実態と業界のトレンドについて、当センターのマネージャーが専門的視点で分析します。

浜田 文男
浜田 文男
【IT社会のパラダイム】
 「IT社会のパラダイム(思考の枠組み)は、知覚機能によりアンビエント情報社会と呼ばれる新たな段階を迎えつつある。センサー技術の進歩で人や社会が 知覚できなかった事象や情報も知覚可能になる。ITはより人間に歩み寄り知識労働の生産性は格段に高まる。」(日本経済新聞(2007.7)より引用) (アンビエント:「周囲の、環境の」を表わす形容詞)
 ITによる価値創造を年代別に見てみると概ね次のようになる。
 1970年位から現在にいたるまで情報処理がベースとなり効率化による価値創造が行われている。たとえば、メインフレーム、オフコン、クライアントサーバによる集中・分散処理である。
 次に、1990年位から現在にいたるまでネットワークを活用した時代となり、現在ではインターネットを前提としたブログ、SNSを始めとしたWeb2.0と言われる概念が大きく扱われるようになっている。
 ここではブロードバンドネットワークとWebを使用しCGM(個人の情報発信)により個人からの情報が蓄積され活用される時代である。したがって個人の消費行動が「AIDMAの法則」から「AISASの法則」へと転換しつつある。2005年位からはユビキタス社会に向けてセンサーによる知覚機能により「アンビエント情報社会」のとば口に立っている。
(AIDMA:Attention-Interest-Desire-Memory-Action、AISAS:Attention-Interest-Search-Action-Sharing、情報検索して購買し情報共有する)

【場の提供】
 さて、私がこの4月に着任して5か月が経過したばかりである。広島市内の中小企業におけるIT化の状況あるいは是非について述べることは別の機会に譲るとして、これまで面識のある企業の中から"場を提供しサービスしている"企業を3社ほど紹介する。

(1) 【広島Blog】 http://www.hiroshima-blog.com
  LLPメディアサプライズ 2006年9月11日設立。運営者は、増永玲(あきら)氏と江島悠(ゆう)氏である。トップページ゙に「広島に関係するブログが集合!広島の情報活性化をサポートします。」の標語がある。
 なかなか面白い"場"である。アクセスして楽しんでいただきたい。以前お聞きした時は、 2006.9.6  100万pv から 2007.5.24 約400万pv に拡大しているということだった。また、横展開(地域拡大)も考えているようであり、実際「山口Blog」が立ち上がっている。

(2)【Friendly Sports】http://www.fre-spo.net/index.php?pref_id=34&sid=
 【Sportsonline】http://www.sportsonline.jp/reportv2/PublisherFull/HOME.aspx
 株式会社 フレンドリー・スポーツが運営している。広島県内のスポーツ情報を知ることができる。以前お聞きしたときは目標として(1)全国のローカルス ポーツ情報の発信 (2)提供サイトを通して、良い地域コミュニティの創出と健全な青少年育成に寄与する ことを挙げておられた。
 私は、主としてサッカー情報を閲覧している。

(3)【@engineer】(アットエンジニア) http://www.atengineer.com/
 サイバーナビ株式会社が運営している。"ものづくり、製造業、エンジニアにフォーカスしたポータルサイト"であり、製造業の技術情報のマッチングの「場」を提供している。
 国内最大級の厳選した製造業3万社の企業DBが利用でき、メンバー登録すれば、毎日、最新の技術・製品、業界動向、企業動向、時事ニュース等の情報が送られてくる。私は、メンバー登録しており毎日情報が送られてくる。以前お聞きした時は、山崎慎也社長の「ビジョン/ミッション」に基づき着実に事業展開を図っているとのことであった。

 以上 3社を紹介したが是非それぞれの"場"にアクセスしてもらいたい。広島市内にこのような"場"(サイト)を運営している企業があることは素晴らしいと感じる。

■執筆サブマネージャーの紹介
 広島大学大学院工学研究科(電子工学専攻)修了。大手ベンダー入社、SE、パッケージ開発、アウトソーシング等を担当。その後、ITコーディネータとして独立。(財)鳥取県産業振興機構IT担当マネージャーの実績もある。
 情報システム開発に関する豊富な経験・知識を有し、経営革新計画の策定など経営戦略立案に対する高い支援能力を有する。

■次回臨時増刊号
 技術分野担当サブマネージャー 久保 信三が執筆予定です。
中小企業のための産学連携 「広島市立大学 地域連携センター」
-大学と地域中小企業- 地域連携センター長 教授 大場 充 さん
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 大学等の研究機関の持つ優れた技術と企業が連携し、新たな商品開発や事業展開を図ろうとする産学連携は、技術立国を目指す国家プロジェクトとして今、大きな注目を集めています。大規模な研究開発施設を持たない中小企業こそ、そのメリットは大きいと言えるはずです。地元広島の大学等の産学連携に対する体制をご紹介いただきます。

大場 充 さん
大場 充 さん
【日本の大学の産業界との関係】
 歴史的に日本の大学は、米国の大学に比較すると産業界との関係が薄かった。これは、あくまで相対的な話であり、米国の大学が産業界と深く、効果的に結び付いていると言う意味ではない。また、イギリスやドイツ、フランスなどの先進諸国の多くの大学は、筆者にはもっと保守的であるようにみえる。
 日本の大学と日本の産業界との関係が薄い原因は、主として以下の2点につきると思われる。読者諸氏が多分そうであるように、産業界が大学に対して、「教育以外に何も求めていない」ことがある。また、大学の教員は、論文の書き難い実践的な研究よりも、論文が書き易い理論的な研究を好む。これでは、2つの世界は、水と油のように、融合することはできない。従って、国力(特に経済力)は衰退する。

【米国の実情との比較】
 米国の実情が若干異なっているのは、米国企業の研究所は、成果を求められるあまり、新製品や新サービスの開発しか興味をもたない点である。従って、リスクの高い研究は、大学の人材と施設に依存せざるをえない状況がある。これによってリスクは回避できるが経費(総売上の数パーセント)の負担はせざるをえない。すなわち、大学への寄付や、研究費の負担である。ただし、企業内で独自に研究することを考えれば、大学の研究経費は無視できるほど小さい。従って、考えられないほど多くのプロジェクトを同時に実施できる。
 このような事情から、米国では、企業が大学に対して研究テーマの要請を出すことも多い。実際に、米国企業に勤務していた時の筆者の仕事の一つは、大学における研究成果を評価することと、大学に対して研究テーマを提案することであった。研究だけでなく、企業自身が全てを実施すると多額の費用が発生する調査などについても、大学研究者の参画を依頼した経験がある。
 このような米国の実情と比較すると、日本の企業、特に地方の中小企業は、大学を活用する方法を知らないかのように見える。もちろん、ベンチャー企業の中には、積極的に大学を利用して高い利益を確保しようとする企業もあるが、それらは例外と言ってよい。また、これも稀ではあるが、ブローカー的コンサルタントの紹介で相談に来る首都圏の企業や、地域の中小企業もある。
 筆者から言えば、日本の大学の研究者は「解くべき新しい問題がない」ため、革新的な研究ができず、閉そく状態にある。逆に、日本の企業は、「問題は山ほどあるが、解き方を知らない」状況で、閉そく状態にある。2つの世界がうまく融合し、協調しあえば、持続的な2パーセント経済成長はそれほど野心的な目標ではない。2パーセントの成長を持続できなければ、経済は早晩、崩壊する。

【実証実験の受託】
 この度、筆者らは、広島県内の中堅企業2社と、ベンチャー企業2社と協力し、サービス工学を応用したタクシーサービスの技術革新のための実証実験を、経済産業省より受託した。これは、広島市内のタクシー会社が以前から抱いていた課題を、県内の中小IT企業3社と、広島市立大学社会連携センターが協力して解決しようとする企画である。
 このプロジェクトでは、大学の研究者が問題の解決方法の基本部分を考え、学生たちがアルバイトでそれを実現する。さらに、地域の中小IT企業が分担し て、タクシー会社が利用している既存システムに、新しい機能を組込んだり、新しい装置を設置したりする。タクシー会社は、そのようにして準備した解決策が妥当なものかどうかを検証する役割を担うのである。

【大学教員の強みと、それを活かす建設的な関係の構築】
 これまで、筆者らは、広島市近郊の中小企業や商工会等と共同で、公的な資金の援助を受け、企業内や商店街における業務の技術革新を推進するいくつかのプロジェクトを実施してきた。その経験からいえば、大学教員の強みは、行政への提案を書き、その提案に基づいてプロジェクトの執行を管理し、行政への報告を確実に実施する能力が高いことである。
 筆者は、広島市を拠点として事業を展開している中小企業の経営者に対して、解くことが容易でない問題があれば、適切な大学の研究者を探し、積極的に相談することを推奨したい。ただし、大学の研究者を無料相談員と考えないで欲しい。企業からの研究資金も、大学を研究面で支える大切な資金源であることを理解し、応分な研究費を負担して頂くことが、大学と産業界の持続的かつ建設的な関係構築と維持に重要である。

社会連携センター
社会連携センター
【社会連携センターにおける重要な役割】  筆者の、広島市立大学に新設された社会連携センターにおける重要な役割は、地域中小企業の経営者と大学の研究者との間の、良き仲介者(ブローカー)になることである。相談事があれば、遠慮なく、ブローカーに相談することである。ブローカーは、相談事は解決できないが、誰に相談すれば解決できるかを知っている。

【問い合わせ先】
  広島市立大学社会連携センター
   産学連携 TEL 082-830-1545
   地域連携 TEL 082-830-1501
広島市産業振興センターからのお知らせ(講演会・各種事業のご案内) 目次へ戻る
●第2回女性シニア・創業パッケージ型支援事業の募集を開始します!

 本事業は、広島市内で創業を考えている女性・シニアを全国から募集し、優秀な事業プランに対して、資金面・経営面から総合的な支援を行うものです。

■応募資格 次のいずれにも該当する女性又はシニア(応募時点で満50歳以上の方)が対象となります。
(1) 応募時点で事業を営んでおらず、平成20年3月31日までに広島市内で創業予定の方
(2) 創業する事業が製造業、小売業、飲食業、サービス業など広島県信用保証協会の保証対象業種であること
(3) 応募する事業プランに関し、他の公的な補助金・助成金等の交付を受けていない方
■支援内容 優秀な事業プランを事業認定し、次の支援を行います。
助  成  金 1件当たり100万円以内(助成対象支出の1/2以内)
経営アドバイザーの派遣 原則毎月1回 2年間
融     資 「広島市女性・シニアチャレンジ資金」が利用できます。
1,000万円以内 貸出利率年 1% (別途、保証料が必要です。)
無担保・無保証人 ※法人については、代表者が保証人となります。
※国民生活金融公庫の「女性、若者/シニア起業家資金」等のご利用もできます。
■募集期間 平成19年10月1日(月)~平成19年10月31日(水)17時までに必着
 ※ 詳しい事業内容および募集案内はこちらをご覧ください。
問い合わせ先 中小企業支援センター 振興係 TEL 082-278-8032


●毎月第2土曜日 ビジネス相談会を開催します!

 広島市立中央図書館・中小企業診断協会と共催で、事業を始めて間もない方を対象に、中小企業診断士がアドバイスを行う相談会を開催します。事業の立ち上げや、事業を軌道に乗せるために是非お役立てください。

■実施日時 毎月第2土曜日 12:00~17:00
          初回 10月13日(土) (申込期限 10月3日(水))
■会 場  広島市立中央図書館 3階セミナー室

■定 員  先着5名(お一人1時間以内、予約制)

■相談料 無料

※詳しくは、こちらをご覧ください

■申込・問い合わせ先 広島市立中央図書館 事業課 TEL 082-222-5542


●経営革新に取り組もうとお考えの皆様 経営革新パックをご利用してみませんか?

 経営革新計画の作成、工場の改善活動、接客・店舗演出の改善などの経営革新(改善)に本格的に 取り組もうとお考えの中小企業者の皆様を対象に、中小企業診断士などの経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士などの経験豊かな専門家が計画から実施 までをパッケージとして、複数回にわたって体系的に支援します。

■派遣回数   3~6回程度
■料金     初回無料・2回目以降有料

※詳しくは、こちらをご覧ください。

■問い合わせ先
 中小企業支援センター 支援係 TEL 082-278-8032


10・11月の窓口相談のご案内【無料】

 広島市内の中小企業や起業家の方が抱える経営上の課題や法律問題の解決を支援するため、経営コンサルタントや弁護士、当センターのマネージャーや職員が相談に応じ、助言を行います。【秘密厳守】
●経営相談
 原則毎週火・金曜日の10:00~16:00に、経営の専門家が相談に応じます。(1回50分)
 ※混雑している場合お待ちいただくことがありますので、なるべく事前に連絡してください。
●法律相談
 原則第2木曜日の13:00~17:00に弁護士が経営に関する法律相談に応じます。(1回50分)
 ※法律相談は事前の予約が必要となります。予約は相談日の1週間前までにお願いします。
●創業資金相談
 原則第4木曜日の13:00~17:00国民生活金融公庫職員が創業、第二創業を中心とした資金相談に応じます。(1回50分)
 ※創業資金相談は事前の予約が必要となります。予約は相談日の1週間前までにお願いします。

※予定表など、詳しくはこちらをご覧ください。

■問い合わせ先  中小企業支援センター 支援係 TEL 082-278-8032


小規模オフィス「SOHO@ひろしま」のご案内

広島ミクシス・ビル ■場所  広島市西区草津新町一丁目21-35 広島ミクシス・ビル3階
 新たなリーディング産業等の創造と振興を図るため、情報通信分野での新規創業等を目指す事業者を対象に、小規模オフィスを安価な料金(3万円/月)で提供します。
※詳しくは、こちらをご覧ください。

■問い合わせ先 企画総務課 TEL 082-278-8880


■あなたの会社がお持ちの技術をホームページでPRします!【無料】
■経営支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
■起業支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
■工業技術支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
■活躍中のあの女性起業家に相談をしてみませんか?【無料】
その他のお知らせ(他の団体・機関の主催事業) 目次へ戻る
第4回 ひろしま・夢・エネルギー大賞 アイデア大募集!

 広島未来エネルギー推進協議会(事務局:広島市経済局)では「エネルギー」に関連した夢のあるアイデア、独創的・先進的なアイデア、ユニークなアイデア、広く取り組める実用的なアイデアなどを募集します。今回は新しくテーマ部門を設け、テーマを「新しい省エネシステム」とし、省エネに関する新しいアイデアについても募集します。

エネルギー大賞
■応募期限     平成19年10月15日(月)まで(当日消印有効)

※詳しくは、こちらをご覧ください。

■問い合わせ先 広島未来エネルギー推進協議会
          (事務局:広島市経済局産学官技術振興課)
           TEL 082-504-2238

読者の声のご紹介 目次へ戻る
 読者の方々から寄せられたメールや、財団主催事業にご参加いただいた方々のアンケートから、様々なご意見やご要望をご紹介いたします。こうした読者の「声」を参考に、よりお役に立つメルマガ・事業を目指してまいります。
【メルマガへの要望】
・セミナーの情報などはいつも役に立っていますよ。○○さんとはよく、次にどのセミナーに行くかなんて話を しています。ところで、読者の声を聞くにはアンケートなどを実施するのが良いと思います。でも、よくも悪くもアンケートに答えてくれる方は、ネガティブな 意見を書かれないんですけど・・・。また次号の配信も楽しみにしています。(K.Kさん)
■ 担当者から
  読者の方にアンケートをお願いしようと計画しています。あまりご負担にならない程度の項目に抑えた簡単なものです。そのときは、よろしくご協力をいただきますようお願いいたします。

【事業化からリスク管理まで起業に必要な知識と活用方法を総合的に学ぶ
   「起業チャレンジアカデミー」    アンケートから (後半)】
 平成19年9月1日から毎土曜日 4回開催  於 広島大学東千田総合校舎
・具体的な成功例としての焼き鳥やさんの事業計画事例はとても参考になりました。
・事例が参考になります。事例から理論という進め方もいいのではないでしょうか。
・受講生に実際に考えて事業計画を立てる実習をもっと取り入れるべき。
・財務など全く知らない分野でしたが、体験に基づく講義は楽しく聞くことができ、大変参考になりました。
・複数の講師の方から、いろんな観点からの説明を聞くことができていいと思いました。
・休憩は主催者側できちんと時間を決めていてください。リズムがくずれます。
■ 担当者から
  はじめての有料研修なので、受講者の方々の反応が心配でしたが、ほとんどの方に高い満足をしていただいてほっとしています。知識と実習のバランスや複数の 講師による多角的な事業の捉え方など、主催者側の意図を評価してもらえた半面、不十分な点も少なくなかったようです。皆様のご意見は、来年度の研修に反映 させていただきます。ありがとうございました。

■ 読者の声を募集しています。こちらから、お気軽にご意見等をお寄せください。
   Eメールはこちらまで→ shinko@ipc.city.hiroshima.jp
広島市産業振興センター関連サイト 目次へ戻る
 (財)広島市産業振興センター
 広島市中小企業支援センター (中小企業、商店街、創業予定者への経営や起業の支援)
 広島市工業技術センター(広島市産業振興センター技術振興部) (企業への技術的な支援)
 広島市先端科学技術研究所 (バイオテクノロジー・未来エネルギー関連技術の研究開発や企業支援)
 産業デザインインフォメーション (広島市の産業デザイン振興事業や、産業デザイン情報等の紹介)

 ひろしまビジネスサポート事例 (広島市産業振興センターが経営や技術的な支援を行った事例の紹介)
 広報誌「ひろしま中小企業支援情報GET」 (中小企業、商店街、創業予定者向けのお役立ち情報紙)
 広島市産業振興センターNEWS (本メールマガジンの配信登録等のご案内、バックナンバー掲載)

 広島市ホームページ
 広島市の産業 (広島の企業が持つ技術の紹介や、企業や創業予定者に対する支援施策などの紹介)
次号のお知らせ 目次へ戻る
■次号は通常号にもどり、10月15日(月)に発行する予定です。
  お得な情報が満載です。ご期待ください
 広島市産業振興センターNEWS<第18号>臨時増刊号 平成19年(2007年)10月1日発行
 発行:(財)広島市産業振興センター
  産業振興部       広島市西区草津新町一丁目21番35号 広島ミクシス・ビル2階
  TEL 082-278-8032 FAX 082-278-8570 Eメール shinko@ipc.city.hiroshima.jp
  技術振興部       広島市中区千田町三丁目8番24号
  TEL 082-242-4170 FAX 082-245-7199 Eメール kougi@itc.city.hiroshima.jp
  先端科学技術研究所 広島市中区千田町三丁目8番24号
  TEL 082-247-0263 FAX 082-247-9753 Eメール sentan-info@sentan.city.hiroshima.jp
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