広島市産業振興センターNEWS 第184号(2016.3.15)
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技術情報の提供 (システム技術室)
新設機器の紹介 『表面粗さ輪郭形状測定機』
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技術振興部(広島市工業技術センター内)では、広島市の中小企業が抱えている技術的な課題に対応するため、試験・検査用機器の整備を進めています。
平成27年度は、(公財)JKAの補助を受けて広島市が下記の機器を整備しました。
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[機器名] |
表面粗さ輪郭形状測定機 |
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[型式] |
株式会社小坂研究所 DSF900K31 |
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[用途] |
機械部品などの表面をスタイラス(径の小さな触針)でなぞることで、表面の微小な凹凸の状態(表面性状)を測定する機器です。機械製品の摺動性などの評価に使われます。小さな部品の輪郭形状も測定できます。 |
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[主な仕様] |
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1. |
基本スタイラス |
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SA-41 |
SA-32 |
用途 |
粗さ・輪郭 |
主に輪郭 |
触針先端半径 |
2μm |
25μm |
測定範囲 |
±6mm |
±12mm |
分解能 |
0.75nm |
1.5nm |
※その他、小穴測定用、深穴測定用のスタイラスも用意しています。
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2. |
機能 |
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ア.輪郭形状測定機能 |
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イ.二次元表面粗さ解析機能 |
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ウ.三次元表面粗さ解析機能 |
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[特徴] |
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○ |
高い分解能で広いレンジでの測定が可能ですので、レンズのような曲面の表面粗さや輪郭形状をワンスキャンで精度よく測定、解析できます。 |
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○ |
電動ステージを一定のピッチで移動させながら多数のラインを測定し、鳥瞰図などで表示することにより、表面状態を面で評価できます。 |
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表面粗さ輪郭形状測定機
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測定結果画面(三次元表面粗さの評価)
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これまで測定が出来なかった試料にも対応できるようになりました。 企業の皆様にもご利用いただけますので、お気軽にお尋ねください。
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■問い合わせ先 技術振興部 システム技術室 (広島市工業技術センター内) TEL 082-242-4170(代表) E-mail:kougi@itc.city.hiroshima.jp
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