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中央図書館からのおすすめ本(98)
『先生、NPOって儲かりますか?-若者たちが地元で賢く生きる方法』

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。

 

『先生、NPOって儲かりますか?-若者たちが地元で賢く生きる方法』


渡辺 豊博/著
(春風社 2016年1月15日発行)

 

 

先生、NPOって儲かりますか?-若者たちが地元で賢く生きる方法

著者は35年間静岡県庁に勤務した後、都留文科大学教授として活躍するかたわら、これまでにまちづくりなどの9つの事務局長を務めた経歴の持ち主です。


この本では、三島市のNPO法人「グラウンドワーク三島」の専務理事・事務局長の立場で、23年間の市民主導の環境改善活動の経験をもとに、地域の活性化に結びつけるNPOビジネスのノウハウや経営戦略を紹介しています。


1992年に設立当時から中心となって関わった「グラウンドワーク三島」は、「水の都」三島市において、1964年以降地下水が減少して地域の川が汚れ、ふるさとが駄目になってしまうという危機感をもった人たちが、もう一度ふるさとの水辺の自然環境を再生・復活させることを目標にして、立ち上げました。現在では「水の都」を彷彿させる清流となり、市内中心部を流れる源兵衛川ではゲンジボタルをよみがえらせるといった成果を上げ、まちづくりの実績が社会的に高く評価され、2005年度都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」をはじめ様々な賞を受賞しています。


こうした活動を継続するためには、補助金や助成金に頼るだけではなく、NPO自らが利益を生み出す経済的仕組みをつくることが重要であると解説しています。「グラウンドワーク三島」では、地域の60歳以上のおばちゃんおじちゃんを雇用して、「三島街中カフェ」を三店経営し、この「NPOビジネス」を収益事業と位置付け、活動の基盤としています。


地域の「資源」を見つけ、「地域に根付いた、生活者の要望に沿った、地についた商売や小さな産業の創業」を目指すことや、NPO活動には常にリスクへの備えが必要であり、「事故の危険性を事前に告知したことを証明できなければ、損害賠償の責任を負う」など、著者の現場の経験に基づくNPOビジネスのノウハウとして、重要なアドバイスが詰め込まれています。


最後には、著者が2015年富士宮市にある県立富岳館高校で行った「出前授業」の講義内容を文章化し、「人生、迷い、考え、悩んでばかりはいられない」「現場には人の生き方を学ぶ知恵がある」等、若者たちへ熱いメッセージを送っています。そのメッセージはNPO法人の責任者として長い間担ってきた現場の経験から積み上げられた想いがちりばめられています。地方に隠れているビジネスチャンスをみつけて、地方の活性化を図るヒントになるかもしれません。
  

  

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『先生、NPOって儲かりますか?-若者たちが地元で賢く生きる方法』

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。

 

『先生、NPOって儲かりますか?-若者たちが地元で賢く生きる方法』


渡辺 豊博/著
(春風社 2016年1月15日発行)

 

 

先生、NPOって儲かりますか?-若者たちが地元で賢く生きる方法

著者は35年間静岡県庁に勤務した後、都留文科大学教授として活躍するかたわら、これまでにまちづくりなどの9つの事務局長を務めた経歴の持ち主です。


この本では、三島市のNPO法人「グラウンドワーク三島」の専務理事・事務局長の立場で、23年間の市民主導の環境改善活動の経験をもとに、地域の活性化に結びつけるNPOビジネスのノウハウや経営戦略を紹介しています。


1992年に設立当時から中心となって関わった「グラウンドワーク三島」は、「水の都」三島市において、1964年以降地下水が減少して地域の川が汚れ、ふるさとが駄目になってしまうという危機感をもった人たちが、もう一度ふるさとの水辺の自然環境を再生・復活させることを目標にして、立ち上げました。現在では「水の都」を彷彿させる清流となり、市内中心部を流れる源兵衛川ではゲンジボタルをよみがえらせるといった成果を上げ、まちづくりの実績が社会的に高く評価され、2005年度都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」をはじめ様々な賞を受賞しています。


こうした活動を継続するためには、補助金や助成金に頼るだけではなく、NPO自らが利益を生み出す経済的仕組みをつくることが重要であると解説しています。「グラウンドワーク三島」では、地域の60歳以上のおばちゃんおじちゃんを雇用して、「三島街中カフェ」を三店経営し、この「NPOビジネス」を収益事業と位置付け、活動の基盤としています。


地域の「資源」を見つけ、「地域に根付いた、生活者の要望に沿った、地についた商売や小さな産業の創業」を目指すことや、NPO活動には常にリスクへの備えが必要であり、「事故の危険性を事前に告知したことを証明できなければ、損害賠償の責任を負う」など、著者の現場の経験に基づくNPOビジネスのノウハウとして、重要なアドバイスが詰め込まれています。


最後には、著者が2015年富士宮市にある県立富岳館高校で行った「出前授業」の講義内容を文章化し、「人生、迷い、考え、悩んでばかりはいられない」「現場には人の生き方を学ぶ知恵がある」等、若者たちへ熱いメッセージを送っています。そのメッセージはNPO法人の責任者として長い間担ってきた現場の経験から積み上げられた想いがちりばめられています。地方に隠れているビジネスチャンスをみつけて、地方の活性化を図るヒントになるかもしれません。
  

  

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