お電話でお問い合わせ
082-278-8032
メールでお問い合わせ
思いつくまま書いてみました(リレートーク) |
当財団の課長及び室長以上の職員によるフリートークです。季節の話題、担当業務の紹介などを行います。
今年も残すところあとわずかですね。この12月は偶然にも私が尊敬する夏目漱石の没後100年に当たります。因みに漱石の命日は第一次世界大戦中の1916年(大正5年)12月9日で、 "明暗"の執筆中でした。私にとって漱石の代表作は、"坊ちゃん"と"こころ"ですが、皆様もこの機会に、漱石やその時代に思いを馳せてみられてはいかがでしょうか。
話は変わりますが、昨年の12月の国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で地球温暖化対策の新しい枠組みであるパリ協定が採択されたことは記憶に新しいところですが、採択から1年足らずという異例のスピードでこの11月に本協定が発効されました。これに関連しまして、私どもが来年早々に開催するセミナーのご紹介をさせていただきたいと思います。
パリ協定は、気温上昇を産業革命前に比べ2度Cより低くし、できるだけ1.5度Cに抑える努力目標も掲げるもので、この目標達成のためには、今世紀後半には温暖化ガスの排出量を実質ゼロにしなければなりません。日本も発効から4日遅れで批准国となりましたが、本協定の目標達成には8,200兆円の投資が必要との試算もあり、ビジネスチャンスや経営課題としての温暖化対策への取り組みはますます加速していくことが予想されます。
その中で、"脱"炭素社会実現の切り札の一つである水素の利活用をメインテーマに"次世代エネルギー産業創出セミナー"を1月17日(火)に広島市西区民文化センターで開催することとしております。プログラムとしましては、"広島地域における水素ステーションの開設"、"水素用の高圧複合容器の開発"、"太陽光からの水素製造"の3 つのテーマについての講演を予定しております。詳しくは下記のURLをご覧ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
https://www.itc.city.hiroshima.jp/koshukai/h28-jisedai.html
最後に皆様におかれましては、良いお年をお迎えくださいますよう心よりお祈り申し上げます。
(公財)広島市産業振興センター 技術振興部長 國司 徹