公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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リレートーク 8月15日号

広島市産業振興センターNEWS

思いつくまま書いてみました(リレートーク)

当財団の課長及び室長以上の職員によるフリートークです。季節の話題、担当業務の紹介などを行います。


 

「"人材"から"人財"へ」

 大手企業の新卒採用の選考活動が解禁され2カ月余りが経過しましたが、就活生にとっては空前の売り手市場ということで、7月1日時点で内定率は既に約8割に達しているとのデータも見受けられます。

 また最近、就活用語として定着しつつあるのが、"オヤカク(親確)"ですが、"オヤカク"とは新卒採用において、「入社について親は承諾しているのか?」を企業が内定者に確認することです。親を巻き込んでの採用活動にまでエスカレートしているということは、人材の確保がいかに困難を極めているかを如実に物語っています。
 当センターが指定管理者となっている広島市工業技術センターのサービス向上の一環として、中小ものづくり企業の経営者の方からいろいろとお話を聞かせていただくなかでも、人手不足、人材不足がキーワードとなっており、大手企業以上に人材の確保が深刻な経営課題となっています。
 私どもの部署は、職員の専門的な知識・ノウハウやさまざまな試験設備などを駆使して中小企業の技術力向上に貢献することを使命としています。人手そのものの不足に対しての貢献はなかなか難しいところがありますが、人材不足に対しては、ものづくり人材の育成という観点から貢献できるものと考えています。
 社員の定着率を高めることは人材不足の解消につながりますが、せっかく採用できた人材をいかに長期にわたって定着させるかは、処遇もさることながら、自身の成長を促す機会や環境の提供が重要であり、人材育成には、定着率を高める効果が見込めます。
 ただ、中小企業の人材育成においては、教える側の人材不足などで課題を抱える企業が少なくありません。そのため、当センターでは、業界と連携した技術者の研修や研究会活動などを通して、ものづくり人材の育成のお手伝いをしていますが、私どものサービスが"人材"が単なる生産活動の基本要素(Man)から経営を支える資本(Capital)としての"人財"となる一助となれば幸いです。
 最後に、皆さまが参加しやすい、したいと思う研修などをしっかり検討し、実施していきたいと思います。これらの研修などはホームページ(https://www.itc.city.hiroshima.jp/)などで随時お知らせします。皆さまのご参加を心からお待ちしております。

(公財)広島市産業振興センター

 技術振興部長 國司 徹


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