スマートフォンの急速な普及は、個人の生活からビジネスに至るまで大きな変化を生み出しました。
「スマートフォンによって社会がどう変わっていくのか。」について身近な事例を交えて解説していきます。
スマートフォンのセキュリティ対策
企業でスマートフォンを導入している場合は、企業が定めたスマートフォン利用時のセキュリティ対策等を遵守することです。今回は、個人でスマートフォンを利用する場合、最低限行っておくと良いと思われる「情報漏洩対策」と「ネットワーク接続」について紹介します。
1.情報漏洩対策について
- (1) 「画面ロック」機能を利用する。
- 最優先に行うことは画面ロックです。スマートフォンを紛失したり、盗難にあった際に、端末内の情報が第三者に漏れたり、悪用されることを防ぐことが重要です。
画面ロックには、顏認証、指紋認証、パスコード、パターン、PIN、パスワード等ありますので、機種に応じたやり方をすると良いでしょう。
- (2) 「端末を探す」機能を有効にする。
- 紛失や盗難に備えて、予め「端末を探す」機能を有効にしておくと良いでしょう。
スマートフォンの標準機能や、セキュリティアプリを利用することで、スマートフォンの場所を確認したり、リモート操作によってロックをかけたり、データの消去をすることができます。
- (3) データ保護
- 日常生活の中で、ついうっかり手が滑るなど、スマートフォンを落としたり、お風呂などに水没してしまうなど、機械的な故障に備えて、定期的にバックアップを取っておくと良いでしょう。
データ保護のやり方としては、機種に応じたクラウドストレージのサービスを利用する方法や、スマートフォン用のUSBメモリを利用する方法があります。スマートフォン用のUSBメモリもまた紛失に備えて管理方法を徹底しておく必要性があります。
2.ネットワーク接続について
- (1) スマートフォンもパソコンと同様、OSやアプリのセキュリティの弱い所(脆弱性)を、探り出し攻撃される場合があります。そのため、セキュリティの弱いところを改善した最新のOSとアプリを利用することが必要です。
- (2) 信頼のおけるデータ通信を優先利用する。
- 携帯電話事業者が提供しているデータ通信は、スマートフォンを購入した際の契約情報を使い接続認証されるため、セキュリティ上で安全だとされています。そのため優先的に利用する様にしましょう。
- Wi-Fiの利用については、所属している企業や個人で設置している素性が明確なものを利用することが望ましく、公衆Wi-Fiの利用時は、セキュリティアプリや通信を暗号化するVPN(バーチャルプライベートネットワーク)アプリが利用されているか確認してから利用した方が良いでしょう。
他にも、やっておくと良い方法が幾つかあります。
スマートフォンのセキュリティ対策について、細部に渡りわかりやすく解説されている「トレンドマイクロ社のセキュリティ情報サイト」について紹介しますので参考にしてください。
トレンドマイクロ社のセキュリティ情報サイト
https://www.is702.jp/special/2254/