技術情報の提供(システム技術室)
「大型振動試験機で実施可能な振動試験の種類について」
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- 1.振動試験の目的
- 製品に対して振動を与える振動試験は、主に以下のような目的で実施されます。
①製品が使用環境下で発生する振動に耐えて、その性能を発揮できるかどうかの確認
②製品の輸送時に、製品およびパッケージが故障や破損しないかどうかの確認
③製品の共振周波数の測定
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大型振動試験機 |
- 2.振動試験の種類
- 当センターでは、平成29年度に大型振動試験機を導入して以来、さまざまな振動試験を実施してきましたが、それらの試験は大きく分けて3つに分類されます。
- ①正弦波加振
- 図1のように振動の振幅と時間の関係が正弦波(サインカーブ)になる振動を製品に対して与えます。
- ②ランダム加振
- 図2のように振動の振幅が時間とともに不規則に変化する振動を製品に対して与えます。
- ③ショック加振
- 図3のように短時間で単発的な振動(正弦半波、のこぎり波、台形波)を製品に対して与えます。
なお、大型振動試験機の主な仕様は、以下のサイトでご覧いただけます。
URL : https://www.itc.city.hiroshima.jp/setsubikiki/setsubikiki-5/5-11.html
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