技術情報の提供(材料技術室)
新設機器の紹介「塩乾湿複合サイクル試験機」
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(公財)広島市産業振興センターでは、広島市の中小企業が抱えている技術的な課題に対応するため、試験・検査用機器の整備を進めています。
平成31年度に、(公財)JKAの補助を受けて広島市が下記の機器を整備しました。
- [機器名]
- 塩乾湿複合サイクル試験機
- [型式]
- スガ試験機株式会社 CYP-90L
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図 塩乾湿複合サイクル試験機
- [主な仕様]
- 塩水噴霧試験:30℃、35℃、50℃
- 乾燥試験:30℃、室温+10℃~70℃
- 湿潤試験:30℃・95%RH、室温+10℃~50℃・60%RH~95%RH
- 試験槽寸法:幅900 mm、奥行き600 mm、深さ500 mm
- 試験片設置数:58枚(150 mm×70 mm×1 mm、15°又は20°)
- 試験片設置角度:15°、20°、30°
- 試料枠耐荷重:6 kg
- 床面耐荷重:50 kg
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- [機器概要・用途]
- この機器は、中性塩水噴霧・乾燥・湿潤を組み合わせ、繰り返し試験することで、金属製品等の耐食性を迅速に評価する装置です。
試験条件は任意で設定可能ですが、以下のサイクル試験等を実施できます。
・JIS H 8502「めっきの耐食性試験方法」中性塩水噴霧サイクル試験
・JIS K 5600-7-9「塗料一般試験方法―第7部:塗膜の長期耐久性―第9節:サイクル腐食試験方法―塩水噴霧/乾燥/湿潤」附属書C(規定)サイクルA及び附属書1(規定)サイクルD
・JIS K 5621「一般さび止めペイント」サイクル腐食性
・JASO M 609「自動車用材料腐食試験方法」
■問合せ先
工業技術センター 材料技術室
TEL.082-242-4170(代表) FAX.082-245-7199 E-mail:kougi@itc.city.hiroshima.jp