経営者のお役立ち情報「メルマガ誌上セミナー」(107)企業内の課題を解決するためのアプローチの仕方(第1回) |
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中小企業の経営者が抱える経営課題について、専門家の方にわかりやすく解説していただいています。
なお、このセミナーのバックナンバーは「Webセミナー」で公開しています。
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計画作りと仕組み作り
有限会社ユニペック 代表取締役前田 秀雄(まえだ ひでお) |
何をするにも「計画」と、それを動かすための「仕組み」、そして計画の達成度合いをチェックする「検証」が必要になります。
■計画作り
計画を機能させるためには、「目的・目標・検証」の3つの要素が必要です。
目的 |
|
目標 |
|
検証 |
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この3つが揃うことが計画の始まりです。そして、「誰がするのか?」、「いつするのか?」、「いくらかかるのか?」など、計画の詳細に入っていきます。
例えば、目的が改善活動計画であれば、目標として「削減数」、「削減時間」、目的が営業活動であれば目標として「売上額」、「見込み客獲得数」などを数値化します。 目標達成へのモチベーションを維持するためにも数値で目標設定します。数値化出来ない場合でも、出来るだけ目標とする状態を設定します。
検証は、定期的に目標設定した数値を見て判断します。目的と目標が明確になっていることで本当に必要な「ヒト・モノ・カネ」が見えてきます。
計画を立てる際に、「目的」を置き去りにして「手段」から論じ始めるケースをよく見かけますが、手段から入ると計画の本質を見失うことにもなり、不要なタスクを抱えてしまうことになります。
■仕組み作り
「実施体制」、「やり方」、「役割」、「ボトルネック」について明確にし、計画を動かすための仕組みを作ります。
業種・業界の実態に応じて、必要な内容を付加し、仕組みの精度を高めることも必要です。
実施体制 |
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やり方 |
|
役割 |
|
ボトルネック |
|
特に多いのは、役割が明確になっていないことで、メンバーが何をしていいかわからず結局、担当者が一人で全て抱え込むという状況があります。これは、適切なマネジメントができていないということになります。そのためにも、実態に即した仕組み作りが必要となります。次回で少し詳しく触れたいと思います。
これから一人で起業される方の創業計画も同じで、ただ沢山売りたいだけではなく、「売り上げ目標〇〇万円なので、まず見込み客を〇〇件獲得しよう!」といった目標設定をすることで、上手くいっているのかいないのか、途中でチェックして、上手くいっていなければ別の対策を検討することもできます。
■<講師プロフィール>
有限会社ユニペック 代表取締役 前田 秀雄(まえだ ひでお)
大学卒業後、電子部品卸会社・印刷会社・電力系設備会社を経て2000年に独立。独立当初は、省エネ設備販売を行っていたが、2005年から「社内の省エネの仕組みづくり支援事業」を開始し、社内活動の仕組みづくり支援事業が中心となる。 その後、省エネに留まらず、「経費削減活動」、「オフィス環境改善活動」、「ムリ・ムダ・ムラ撲滅運動」、「社員と取り組む経営計画」、「新事業創出プロジェクト」、地域振興事業として「地域の魅力創出プロジェクト」など、"ひとり一人のチカラ"を発揮できるよう「みんなを巻き込むプロジェクトの進め方」をテーマに支援を行い、中小企業・行政などで、様々なプロジェクトの実施や人材育成研修を行っている。
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経営者のお役立ち情報「メルマガ誌上セミナー」(107)企業内の課題を解決するためのアプローチの仕方(第1回) |
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中小企業の経営者が抱える経営課題について、専門家の方にわかりやすく解説していただいています。
なお、このセミナーのバックナンバーは「Webセミナー」で公開しています。
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計画作りと仕組み作り
有限会社ユニペック 代表取締役前田 秀雄(まえだ ひでお) |
何をするにも「計画」と、それを動かすための「仕組み」、そして計画の達成度合いをチェックする「検証」が必要になります。
■計画作り
計画を機能させるためには、「目的・目標・検証」の3つの要素が必要です。
目的 |
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目標 |
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検証 |
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この3つが揃うことが計画の始まりです。そして、「誰がするのか?」、「いつするのか?」、「いくらかかるのか?」など、計画の詳細に入っていきます。
例えば、目的が改善活動計画であれば、目標として「削減数」、「削減時間」、目的が営業活動であれば目標として「売上額」、「見込み客獲得数」などを数値化します。 目標達成へのモチベーションを維持するためにも数値で目標設定します。数値化出来ない場合でも、出来るだけ目標とする状態を設定します。
検証は、定期的に目標設定した数値を見て判断します。目的と目標が明確になっていることで本当に必要な「ヒト・モノ・カネ」が見えてきます。
計画を立てる際に、「目的」を置き去りにして「手段」から論じ始めるケースをよく見かけますが、手段から入ると計画の本質を見失うことにもなり、不要なタスクを抱えてしまうことになります。
■仕組み作り
「実施体制」、「やり方」、「役割」、「ボトルネック」について明確にし、計画を動かすための仕組みを作ります。
業種・業界の実態に応じて、必要な内容を付加し、仕組みの精度を高めることも必要です。
実施体制 |
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やり方 |
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役割 |
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ボトルネック |
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特に多いのは、役割が明確になっていないことで、メンバーが何をしていいかわからず結局、担当者が一人で全て抱え込むという状況があります。これは、適切なマネジメントができていないということになります。そのためにも、実態に即した仕組み作りが必要となります。次回で少し詳しく触れたいと思います。
これから一人で起業される方の創業計画も同じで、ただ沢山売りたいだけではなく、「売り上げ目標〇〇万円なので、まず見込み客を〇〇件獲得しよう!」といった目標設定をすることで、上手くいっているのかいないのか、途中でチェックして、上手くいっていなければ別の対策を検討することもできます。
■<講師プロフィール>
有限会社ユニペック 代表取締役 前田 秀雄(まえだ ひでお)
大学卒業後、電子部品卸会社・印刷会社・電力系設備会社を経て2000年に独立。独立当初は、省エネ設備販売を行っていたが、2005年から「社内の省エネの仕組みづくり支援事業」を開始し、社内活動の仕組みづくり支援事業が中心となる。 その後、省エネに留まらず、「経費削減活動」、「オフィス環境改善活動」、「ムリ・ムダ・ムラ撲滅運動」、「社員と取り組む経営計画」、「新事業創出プロジェクト」、地域振興事業として「地域の魅力創出プロジェクト」など、"ひとり一人のチカラ"を発揮できるよう「みんなを巻き込むプロジェクトの進め方」をテーマに支援を行い、中小企業・行政などで、様々なプロジェクトの実施や人材育成研修を行っている。
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