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中央図書館からのおすすめ本(165)『センスがないと思っている人のための読むデザイン』 |
毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。
鎌田 隆史/著
旬報社
「センスがないと思っている人はかつてのぼく」だと著者は言います。
本書は、デザイナーである著者が自身の経験を発信しているメルマガを基に、幅広い立場の人に気軽に読んでもらいながら「深いデザインの本質」まで足を踏み入れてほしいという思いで書籍化したものです。
街へ出て自分が素敵だと感じるものを見つけ、写真や絵、切り抜きをスクラップして自分だけの「お楽しみノート」を作ること、通勤電車の中で中刷り広告などを見てそのデザインで何を伝えようとしているのかを探す「コンセプト探しゲーム」をすることなど、誰でもすぐに取り組めることでデザインへの理解を深める術を教えてくれます。また、それらを続けていくとどのようなセンスが磨かれていくのかも分かります。
何かの商品を作る時だけではなく資料を作るときにも、デザインは視覚に訴える上で有用なスキルだと思います。デザインすることが苦手だと感じている人、デザインの基本を知りたいと思っている人、そして本当に読むだけでいいの?と思った人にも読んでみてほしい、仕事に生かせるヒントが詰まった1冊です。