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工業技術支援アドバイザーのご紹介

広島市産業振興センターNEWS
工業技術支援アドバイザーのご紹介
「有機性廃棄物の有効利用による農産物栽培技術の開発」
(広島大学 大学院生物圏科学研究科  教授 実岡 寛文 さん)
 技術振興部 技術振興室(広島市工業技術センター)では、地元中小企業に対する支援施策として、企業からの相談内容に応じ、企業や大学などで実績豊富なアドバイザーを製造現場へ派遣し、指導・助言を行っています。自社製品の品質向上・保有技術の新分野展開等にぜひご活用ください。
 このコーナーでは、現在アドバイザーとして登録いただいている大学の先生方に、大学での研究内容についてご紹介していただきます。

広島大学大学院生物圏科学研究科  教授 実岡 寛文 さん


実岡 寛文 さん
【アドバイザーから一言】

 気象変動による温暖化などで作物への影響や人口の増加による食糧不足が懸念されている一方で、食べ残しなどによる食品系の有機性廃棄物が大量に発生しています。また、国内の農耕地では、家畜糞尿の多量施用による地下水汚染や野菜への硝酸態窒素の蓄積による品質の悪化なども問題となっています。有機物堆肥は農作物の生産に効果がある一方で、食品系のリサイクル堆肥では完熟程度の不足により野菜に生理障害が発生するなどの弊害も生じています。これらの農業を取り巻く様々な課題を解決することを目的に、農作物の機能や特徴を解明しながら、作物の生産性の向上、安全性や品質の向上、環境保全型農業の構築に関する研究を幅広く行っています。

 環境と調和した農業技術の開発や植物の持つ多くの機能を活用しながら、持続可能な社会作りについてアドバイスができるのではと思っています。

 所属学会:日本土壌肥料学会、日本草地学会など。
 受賞:2010年4月日本土壌肥料学会賞受賞

【研究内容のご紹介】

 2007年には広島市産業振興センターとの共同研究により、広島大学地域貢献研究「産業廃棄物を有効に利用した品質、付加価値および収量性の高い広島産野菜生産技術の開発」に採択され、有機性廃棄物の削減やその有効利用に関する研究を行いました。
 一連の研究で得られた成果に基づいて、高品質の野菜栽培技術の開発(写真)や屋上緑化などヒートアイランド現象の緩和技術に応用する研究も行っています。これまでライフワークとしていた乾燥地などの不良環境下での植物の生産性の向上、高品質で機能性の高い穀類(ダイズなど)の開発に関する研究も継続して取り組んでいます。



■問い合わせ先 技術振興部技術振興室  TEL 082-242-4170(代表)


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