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中央図書館からのおすすめ本(28)

広島市産業振興センターNEWS
中央図書館からのおすすめ本(28)
(「知的生産の技術」)
 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。


『知的生産の技術』

 梅棹忠夫/著


(岩波書店1969年7月発行)


 今回ご紹介する本の著者は、日本の民族学研究の先駆者である梅棹忠夫氏。
 独創的な文明論で多方面に影響を与え、国立民族学博物館の創設に尽力した人物です。

 初版は1969年。今から40年以上前に書かれた本ですが、今日の情報化社会を的確に予見していた内容は、様々な情報の溢れる現代にも通用する示唆に満ちたものになっています。

 本書の内容として特徴的なもののひとつが、「カード」を用いる発想法です。この方法は、当時の京都大学の研究者たちの間で一般的に行われていた手法で、著者が考案したとされています。このはがき大の「京大式カード」は、今でも文房具として手に入り、使い方はいたってシンプルです。まずは、一枚につき一項目という原則で、日々の生活で発見したこと、読書の感想、考察、思いつきなどを記入していき、カードの上欄には内容の見出しを付けます。そしてそれらのカードをいろいろに並べ替えてみて、新たな発想を促そうという方法です。

 この方法の効果は、ぜひ実践して確かめてみることをお勧めします。著者の言うように、「自分の知識や思想を、カードにして並べてみると、なんだ、これだけか、という気がして自尊心が傷つけられる気がする」こともあれば、「何の関係もないように見えるカードとカードの間に、思いもかけぬ関連を発見する」こともあり、なかなか刺激的な方法です。

 激動の情報化社会を生き抜き、ビジネスにおける「発想力」を鍛えるためのヒントとして、時代を超えて読み継がれる本書を是非活用してみてください。

■問い合わせ先 広島市立中央図書館 事業課 TEL 082-222-5542
これまでに紹介した本 「中央図書館からのおすすめビジネス図書」



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