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中小企業等の研究開発力向上及び実用化推進のための支援事業の紹介 |
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技術振興部 材料・加工技術室(広島市工業技術センター内)では、次のような共同研究を行っています。なお、当研究は(株)木下製作所が経済産業省(平成22年度中小企業等の研究開発力向上及び実用化推進のための支援事業)の補助金に応募し採択されたものです。
◆研究テーマ 廃棄処理されている太陽電池用シリコン切削屑の再資源化技術の立証研究 ◆研究体の構成 (1) 株式会社木下製作所[事業管理者・研究代表者](広島市南区大州四丁目) (2) 財団法人広島市産業振興センター(技術振興部・広島市中区千田町三丁目) (3) 東洋電化工業株式会社(高知県高知市萩町二丁目) 外部協力機関 国立大学法人広島大学(東広島市鏡山一丁目) ◆研究期間(補助年度) 平成22年度 ◆研究概要 近年、低炭素社会の実現などの環境問題から、太陽光発電の普及が急速に進んでいます。この太陽電池に用いられているシリコンウエハを切り出す際に多量に生じる切削屑には、シリコンのみでなく水、切削材としての炭化珪素(SiC)などの微粒子を多く含んでおり、これらは分離することが困難であるため、その多くは廃棄処分されています。本研究は、切削屑の乾燥方法と特殊なアーク炉を用いて切削屑中のシリコンと炭化珪素を再資源化する技術を開発するものです。 平成23年1月末現在、固定砥粒方式のワイヤーソーでシリコンの切り出しを行う場合について、98%程度までのシリコンの純度が確保できています。今後は、インゴットを粗加工する前処理工程で発生する切削屑の再利用について研究を進めていくとともに、純度の向上についても取組んでいきます。 写真1 溶融状態の切削屑をトリベ(容器)に流し込んでいる状況 写真2 再生したシリコンの塊 ■問い合わせ先 技術振興部 材料・加工技術室 (広島市工業技術センター内) TEL 082-242-4170(代表) |