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中央図書館からのおすすめ本(41)

広島市産業振興センターNEWS
中央図書館からのおすすめ本(41)
『日本の優秀小売企業の底力』
 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。

『日本の優秀小売企業の底力』

『日本の優秀小売企業の底力』

 矢作敏行/編著


(日本経済新聞出版社 2011年8月25日発行)


 1990年代初めをピークに、日本の高度経済成長を牽引してきた小売業界の元気が低下し始めてから約20年が経過しました。
 今後の国内の消費市場を見ても、少子高齢化による人口減少に併せて、15歳以上65歳未満の人口が、これからの50年間で現時点より4割程度減少すると推計されています。消費活動が活発な世代の減少は消費の減少にもつながり、日本経済市場の今後も明るいとは決して言い切れない状態です。

 しかし、そんな厳しい状況にあっても、独自の信念を貫き、優良な経営を持続している企業があります。
 この本ではスーパー、コンビニエンスストア、ホームセンター、家具専門店、家電量販店、衣料専門店、百貨店といった様々な業態で長期間元気な企業9社をピックアップし、それぞれの企業の歴史や背景を追いながら、市場戦略だけではなく組織能力にもスポットを当て、各企業の持つ「底力」を研究、分析しています。この9社には、広島に本社を置く「イズミ」も含まれています。

 元気な企業の「底力」とはどのようなものなのでしょうか。また日本の小売企業に明るい未来はあるのでしょうか。
 編著者であり、小売業における経営革新の研究者でもある矢作氏は、日本小売企業の潜在的な組織能力は優れているとしつつ、成熟した市場では自社しか提供できない顧客価値の創造、独自商品の開発や店舗運営の革新をはじめとした新たなサービスやモノを作り出す仕事のやり方が重要であることを述べています。

 現在置かれている小売業の状況を確認するとともに、この本で示されている成功事例から経営のヒントを得ることができる1冊です。

■問い合わせ先 広島市立中央図書館 事業課 TEL 082-222-5542
これまでに紹介した本 「中央図書館からのおすすめビジネス図書」



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