就任のご挨拶

就任のご挨拶 公益財団法人広島市産業振興センター　常務理事　西村　斉時
このたび、公益財団法人広島市産業振興センターの常務理事に就任いたしました西村　斉時でございます。 　我が国の経済は、少子高齢化、デフレの長期化等に加え、昨年の東日本大震災を契機とした電力不足、更には欧州債務問題、原油価格の高騰などの影響を受け、厳しい状況が続いています。 　こうした中、当財団としては、広島市はもとより国・県及び関係団体との連携の一層の強化を図りながら、本市産業の健全な発展と地域経済の活性化に寄与するため、各種の支援事業を推進しているところでございます。 　平成24年度におきましては、経営面では、昨年度に引き続き、経営に関する相談・助言や人材育成研修を実施するほか、支援施策等に関する情報提供などにより、厳しい経営環境下にある中小企業の経営革新や経営基盤の強化を支援してまいります。特に、ものづくりを行う中小企業の販路開拓活動を支援するため、新たに「販路開拓コーディネータ」を配置するとともに、市内での創業を目指す人に対して、事業計画の策定支援やアドバイザー派遣、運転や設備の資金需要に対する支援を行う「創業チャレンジ支援事業」を実施いたします。 　また、技術面では、引き続き技術者研修や技術指導相談、新技術の共同研究などによる支援を行うほか、新たに、省エネルギー化推進技術に関する研修会などを開催し、技術力の向上を支援いたします。 　平成４年に地域経済の活性化に寄与することを目的として設立した当財団は、平成２４年４月１日から「公益財団法人広島市産業振興センター」として新たなスタートをきりました。今後とも、企業の経営基盤の強化、技術の向上その他市内産業の振興及び発展に資する事業を実施し、地域経済の活性化に貢献してまいります。 　引き続き、変わらぬご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げまして、就任のご挨拶とさせていただきます。