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伝わるキャッチコピーの作り方
株式会社テックヒューマン 代表取締役ITコンサルタント藤井 祐介(ふじい ゆうすけ) |
皆さまこんにちは。
今日は"伝わる"キャッチコピーの作り方についてお話してみようと思います。
キャッチコピーとは、「会社や店舗、商品やサービスなどの特徴を伝える短いメッセージ」ですが、このキャッチコピーの作りかたを勘違いしている方がとても多く感じます。
※あくまでも私個人の基準でのお話ですのでご了承ください。
キャッチコピーを作る際に気を付けるべきポイントが2点あります。
① キャッチコピーを伝えるターゲットは少人数に絞る
「ダイエットしたい方へのサプリメント」
「痩せたい方のためのサプリメント」
※薬機法等は無視して説明用として書いておりますのでご了承ください。
ダイエットサプリメントを売る際のコピーとしてありがちな、一見違和感もない普通のメッセージですね。
ただ、このメッセージは、対象となる人の範囲が広すぎるために、伝えられた側は、自分が対象者なのに関係ないように感じてしまう言葉になっています。
では、このメッセージのターゲットを絞って、少し表現を変えてみましょう。
「ジムに通っても効果が体験できない方へのサプリメント」
どうでしょう。ちょっと具体的になってきましたよね。
もう一声。
「ジムいらず。1日1粒飲んで寝るだけで痩せる怠け者のためのサプリメント」
※薬機法に完全に反してますが、例え話なのでご了承ください。
どうでしょうか。はじめのメッセージと比較すると、かなり具体的になってきたと思いませんか?
元々、「痩せたい人」「ダイエットしている人」というような大きな範囲を対象としていたところから、
・ダイエットでジムに通っているけどなかなか効果がでない
・ジムに通うのがめんどくさくなってきた
・楽して痩せたい
という、ターゲットの方の状況や感情によって、反応したくなるメッセージになったと思いませんか?
このように、ターゲットを絞る事で、心が反応してくれるキャッチコピーが出来上がります。
② 商品のスペックではなくユーザーにもたらす変化を表現する。
もう1例行きましょう。
「100%植物由来の天然成分を配合したノンシリコンシャンプー」
これもよく聞くメッセージですね。
何が悪いのかと申しますと、
・植物由来
・天然成分
・ノンシリコン
どれも、商品自体のスペックを表現する文章の集合体ですよね。
美容に詳しい方からすると、よいメッセージなのかもしれませんが、多くの一般の方は、
「で、なにがいいの?」
という印象になってしまいます。
これも少し考え直して、「で、なにがいいの?」に応えてあげるとキャッチコピーとして良くなります。
「朝シャンいらず!寝ぐせがつかない朝寝坊できるシャンプー」
どうでしょうか。
スペックを語るメッセージから、消費者のライフスタイルの変化を表現した言葉に代わりました。
これなら、美容に詳しくない一般の方でも、興味を持ってくれるメッセージになった思います。
いかがでしょうか。
このように、キャッチコピーを作る際は、
"対象者を絞る"
"消費者のライフスタイルの変化を表現する"
といった2点に気を付けることで、購入しようとしている方の心に響くものに変化します。
キャッチコピーは、商品やサービスを作り出すたびに考えないといけないのですが、この型を覚えておくと、メッセージが作りやすくなりますので、是非皆様の事業でも試してみてください。
■<執筆者プロフィール>
株式会社テックヒューマン 代表取締役 ITコンサルタント 藤井 祐介(ふじい ゆうすけ)
広島生まれ。自動車メーカーから2010年に独立し、スマートフォン(当時はケータイ)を主軸に置いたWEBマーケティング、WEBデザインを行い、これまで450社以上の相談に耳を傾けてきた。 |