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「女性視点企画」を地域活性化及び企業活性化に活かす(第1回)


 中小企業の経営者が抱える経営課題について、専門家の方にわかりやすく解説していただいています。
 なお、このセミナーの内容は、当財団のホームページに「Webセミナー」として公開していますので、いつでも見ることができます。

中川 佳美さん

「女性視点企画」の必要性


中川 佳美(なかがわ よしみ)
株式会社パーティ・フー 西日本支社長


 これからの経済活動の大切な一つの要素に「女子力」が挙げられます。消費を牽引している中心層である女性たちの感動、ときめき、夢をいかに表現しアピールして行くかが大切です。

 企業や行政の様々な企画提案に係る中、有識者や文化人の意見は多くありますが、近所のお母さんや女性達の意見がない事に気づきました。特にマスマーケットに於いては、女性生活者の意見を取り入れる事が大切だと考えます。
 ここ近年で女性の意見を取り入れているところも随分とでてきましたが、情報発信サイドや販売サイドのほとんどは男性が会議で決めたハードな内容のまま進み、なかなか「女性視点」が取り入れられていない様に感じられます。
 このような状況より、女性達の意見を集め本音を探り、それをマーケティングや企画提案に活かして行く必要性があると考えました。

 女性視点を活用する為に私が行ってきた事をご紹介します。

  • 「女性達の本音」を基本とした情報収集ネットワークの構築
  •  女性の意見なら何でも良いという訳ではありません。元気で明るく前向きな女性達の声を聞く事が大切です。ネットの繋がりではなく、顔の見える信頼の於ける女性達とのネットワークづくりを基本に考えました。その為には日常に於けるオフ会や、集まりが大切ですね。

  • 世界観のある「女性視点による情報収集」も夢構築へと繋がる要素
  •  日本国内に於ける首都圏及び近郊都市、地方都市でのネットワークづくりはもちろん、インバウンドやグローバリゼーションが進む中、実際に海外で暮らす女性達(ニューヨーク、パリ、ローマなど)の情報収集が大切です。世界観のある「女性視点による情報収集」は、女性達の夢を共有し消費へ繋ぐ要素としても効果的です。ただし海外の情報をそのまま取り入れるのではなく、日本の環境や文化に合わせた「女性視点」マーケティングをフィルターにかけて考えて行く事が必要です。

  • 「女子力」を活かした企業や組織への情報収集
  •  ご依頼先の役に立つ為には、女性視点企画といえども、結果として数字を問われる為、その成果を挙げる事が信頼に繋がります。その前提の一つとして、企業や組織のリーダーの意向をしっかり受け止め、理解する事が重要だと考えます。ここにもコミュニケーションを円滑に図る能力を持つ「女子力」が大いに活かされてきます。しっかりとした情報収集を行いながらも、柔軟に問題提議を行い、あまり難しくならずに会話を進行する事が、より深く幅のある情報収集へとつながります。企業や行政などの情報発信サイドが当たり前だと思っていることが女性達にとり、新鮮で感動するものや、興味を引くものであったりという事もよくあります。

 「女性視点」を上手に活用する事に「ビジネス成功の鍵」があると考えます。

 近年では福島県の復興支援事業として1万人の町の「道の駅」オープンに向けた女性視点総合プロデュースに携わり、昨年5月のオープンから半年で100万人以上の来場者となり、賑わっています。  

 次回は「女性視点企画」による実績例を少し具体的にご紹介します。


■<講師プロフィール>

中川 佳美(なかがわ よしみ)
株式会社パーティ・フー 西日本支社長
女子美術大学 芸術学部絵画科洋画専攻 卒業
ECOLE DES TROIS PONTS(エコール・デ・トア・ボン/フランス・ロアンヌ)卒業

1986年、株式会社パーティ・フー東京本社に入社。キリンビール新規事業に関わり、その後西日本支社長となり、広島にて開催の緑化フェア・テーマ館の企画運営、アジア大会に向けた金座街の空間演出、国営備北丘陵公園の広報演出、宮島動員企画など手がける。
現在は、道の駅プロデュース、広島市や商工会に於ける地域産業活性化や特産品開発事業にかかわる。

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