技術情報の提供

技術情報の提供（システム技術室） 　　　『新設機器の紹介－非接触式三次元測定機』
技術振興部システム技術室（広島市工業技術センター内）では、広島市の中小企業が抱えている技術的な課題に対応するため、試験・検査用機器の整備を進めています。 　平成24年度は、（公財）JKAの補助を受けて広島市が下記の機器を整備しました。 ［機器名］ 　非接触式三次元測定機 ［型式］ 　（独）Steinbichler（スタインベクラー社） COMET L3D 5M [仕様] 　プロジェクタ部：青色LED 　カメラ部：500万画素CCD 　付属回転テーブル：直径460mm、耐荷重30kg（回転テーブルを使用しない測定も可能です） ［機器概要・用途］ 　本装置は、測定対象物の形状を点群座標データとして取り込むことができる機器です。 　製品の形状測定データと設計CADデータを比較照合することにより、製品の品質評価を行うことができます。 　また、既存モデルから設計CADデータを作成することができるなど、いわゆるリバースエンジニアリング※の用途としても利用できます。 ※リバースエンジニアリング： 通常のものづくりは設計→製造→評価（計測）という流れになるが、逆に測定データを設計に反映させる技術 　①使用料：1時間につき260円 　②手数料：1試料につき3,270円 　なお、システム技術室では、構造解析、流体解析、三次元CADモデルの作成及び試作品の作成など、デジタルエンジニアリング全般について支援を行っていますので、お気軽にご相談ください。 ■問い合わせ先　システム技術室（広島市工業技術センター内） 　　TEL ０８２－２４２－４１７０（代表）