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広島市中小企業支援センター > メールマガジン > 2013年度 > 中央図書館からのおすすめ本(71)

広島市産業振興センターNEWS 第139号(2014.3.17)

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中央図書館からのおすすめ本(71)
    「コミュニティデザインの時代-自分たちで「まち」をつくる」

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。


0317-2.jpg   「コミュニティデザインの時代-自分たちで「まち」をつくる」

    山崎 亮/著

    (中央公論新社 2012年9月25日発行)

 2014年3月21日から「瀬戸内しまのわ2014~島の輪がつながる。人の和でつなげる」が開催されます。コンセプトは瀬戸内の美しい景観や美味しい海の幸などからなるさまざまな魅力を、未来へと引き継いでいきたいと県や市町を越えた広域のネットワークをつくり、そこに住む人々自らが豊かな地域づくりを目指すためのおまつりです。ポイントは「そこに住む人々自らが興す」ということで、この仕掛け人がまちづくり応援団であるstudio-Lを率いる著者の山崎亮氏です。

 山崎氏は自らを「ものをつくらないデザイナー」であり、「コミュニティデザイナー」と名乗っています。社会の課題を解決していくためには、ものづくりであるハードとソフトの両輪が必要であり、山崎氏はこのソフト部分のデザインを担っていると言うのです。島根県海土町の住民とともに総合振興計画をつくる「海土町プロジェクト」の事例のように全国で常時50以上のコミュニティづくりに携わる著者が、初めて住民参加・思考型の手法と実際について書いているのが、この本です。

 山崎氏は「どうしてものをつくらないデザインを目指すようになったのか」など講演会場でよく受ける質問を、「なぜ今コミュニティなのか」「つながりのデザイン」「人が変わる、地域が変わる」「コミュニティデザインの方法」という4章にまとめて紹介しています。この紹介の中で興味深いのは、「コミュニティデザインの方法」です。山崎氏はセミナーに呼ばれた時には、Tシャツとジーパン姿で出向くのですが、これは住民と対話する雰囲気をやわらかくし、楽しいコミュニティを生み、課題解決のためのユニークな発想を出すためのひとつの方法だということです。また住民に参加してもらって結果を出すために、第1段階ヒアリング、第2段階ワークショップ、第3段階チームビルディング、第4段階活動支援を基本形とし、その場にいるお客さんの表情や雰囲気で決めていくといった手法をとっているということです。

 このようなコミュニティデザインの手法は、自らの課題をインタビューやワークショップから洗い出し精査し構築して、つなげていくことから生まれてくるビジネスの基本に通じています。この本は「そこに住む人々自らが興す」というまちづくりの原点をあらためて考えさせられる一冊です。studio-Lの「L」は「LIFE」の一文字であり、「人生をデザインする」を意味しています。人そして人生とつながることで生まれるヒントやアイデアがあるかもしれません。
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    「コミュニティデザインの時代-自分たちで「まち」をつくる」

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。


0317-2.jpg   「コミュニティデザインの時代-自分たちで「まち」をつくる」

    山崎 亮/著

    (中央公論新社 2012年9月25日発行)

 2014年3月21日から「瀬戸内しまのわ2014~島の輪がつながる。人の和でつなげる」が開催されます。コンセプトは瀬戸内の美しい景観や美味しい海の幸などからなるさまざまな魅力を、未来へと引き継いでいきたいと県や市町を越えた広域のネットワークをつくり、そこに住む人々自らが豊かな地域づくりを目指すためのおまつりです。ポイントは「そこに住む人々自らが興す」ということで、この仕掛け人がまちづくり応援団であるstudio-Lを率いる著者の山崎亮氏です。

 山崎氏は自らを「ものをつくらないデザイナー」であり、「コミュニティデザイナー」と名乗っています。社会の課題を解決していくためには、ものづくりであるハードとソフトの両輪が必要であり、山崎氏はこのソフト部分のデザインを担っていると言うのです。島根県海土町の住民とともに総合振興計画をつくる「海土町プロジェクト」の事例のように全国で常時50以上のコミュニティづくりに携わる著者が、初めて住民参加・思考型の手法と実際について書いているのが、この本です。

 山崎氏は「どうしてものをつくらないデザインを目指すようになったのか」など講演会場でよく受ける質問を、「なぜ今コミュニティなのか」「つながりのデザイン」「人が変わる、地域が変わる」「コミュニティデザインの方法」という4章にまとめて紹介しています。この紹介の中で興味深いのは、「コミュニティデザインの方法」です。山崎氏はセミナーに呼ばれた時には、Tシャツとジーパン姿で出向くのですが、これは住民と対話する雰囲気をやわらかくし、楽しいコミュニティを生み、課題解決のためのユニークな発想を出すためのひとつの方法だということです。また住民に参加してもらって結果を出すために、第1段階ヒアリング、第2段階ワークショップ、第3段階チームビルディング、第4段階活動支援を基本形とし、その場にいるお客さんの表情や雰囲気で決めていくといった手法をとっているということです。

 このようなコミュニティデザインの手法は、自らの課題をインタビューやワークショップから洗い出し精査し構築して、つなげていくことから生まれてくるビジネスの基本に通じています。この本は「そこに住む人々自らが興す」というまちづくりの原点をあらためて考えさせられる一冊です。studio-Lの「L」は「LIFE」の一文字であり、「人生をデザインする」を意味しています。人そして人生とつながることで生まれるヒントやアイデアがあるかもしれません。
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