広島市産業振興センターNEWS 第163号(2015.4.15)
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中央図書館からのおすすめ本(84) 「新入社員に贈る一冊」 |
毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。 |
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『新入社員に贈る一冊』
経団連出版/編 (経団連出版 2015年1月1日発行)
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この本は、著述業者や学者、評論家、文化人、芸術家、芸能人、経営者、組合リーダー、弁護士など多彩な50人が、新入社員に読んでもらいたい一冊を紹介したブックガイドです。
そこには本の情報だけでなく、各筆者の新入社員に伝えたい思いがそれぞれあふれており、ブックガイドであるとともに、ライフガイドでもあります。
たとえば平成26年国際アンデルセン賞作家賞を受賞した上橋菜穂子氏は『ともしびをかかげて』(ローズマリ・サトクリフ/著)という一冊を「社会が激動してしまったために、辛い目に合ったとしても、人はみな、なんとか生きて行かざるを得ないのです。」というメッセージとともに紹介しています。
また、評論家の呉智英氏は『城下の人』(石光真清/著)を「人生の節目に読んでおいたほうがいい本であり、読みやすく、面白く、上役が一目置き、扱いやすい本である」という理由で推薦しています。上役の目を意識する、これは社会人には必要なスキルで、とても実践的なアドバイスです。
新しい一歩を踏み出した新入社員が、道に迷ったり、立ち止まったりしたとき、きっと1冊の本が役にたちます。その本が、信頼のおける人生の先輩の温かいメッセージとともに贈られたものならなおのことではないでしょうか。
あなたの周りの新入社員に、この本と一緒に、あなたがおすすめする1冊を贈ってみませんか。それが彼らにとって、人生を変える運命の1冊との出会いになるかもしれません。
さて、広島市立中央図書館では、4月18日(土)から6月17日(水)まで企画展「応援します!広島のビジネス-広島市立図書館ビジネス支援サービス10周年」を開催します。そこでは、産業支援機関の担当者から、これからの創業者や経営者、次世代を担う若い世代を対象に「あなたに届けたい一冊」を紹介するコーナーを設けています。
あわせてこちらもぜひご覧ください。
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