広島市産業振興センターNEWS 第168号(2015.7.15)
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事業報告
「次世代エネルギー産業創出セミナー」
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事業の目的 |
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地球温暖化やエネルギーの安定供給が社会問題となる中、水素・燃料電池は、今後のエネルギーシステムの一つとしての普及が期待されています。水素・燃料電池の取り組みとしては、燃料電池自動車(FCV)が脚光を浴びていますが、それ以外にも、都市における次世代エネルギーの活用も重要となってきます。今回のセミナーでは、都市における取り組みを紹介しました。
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開催日時 |
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平成27年2月12日(木) 13時30分~17時 |
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開催内容 |
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講演1 |
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「川崎市におけるスマートシティの取組と川崎水素戦略について」 講師:川崎市 総合企画局 スマートシティ戦略室 担当課長 高橋 友弘 氏 川崎市は「かわさきらしいスマートシティ構想」を策定し、スマートシティの実現に向けた様々な実証事業に取り組んでいます。スマートシティへの基本的な考え方や、全国に先駆けた取り組みについて紹介していただきました。
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講演2 |
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「東芝における水素社会への取組」 講師:(株)東芝 次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム 参事 河野 龍興 氏 (株)東芝は、クリーンな次世代エネルギーとしての水素を様々なシーンで効率的に利用できる製品の開発に取り組んでいます。川崎市と共同で再生可能エネルギーと水素を用いた自立型エネルギー供給システムの実証事業を行っており、こうした取り組みを紹介していただきました。
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講演3 |
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「広島大学における水素社会へ向けたアクティビティ」 講師:広島大学 大学院総合科学研究科 准教授 市川 貴之 氏 広島大学では、水素の製造、貯蔵、輸送に関係する様々な研究を行っており、こうした研究を含め、水素社会の実現を目指した取り組みを紹介していただきました。
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開催結果 |
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対象者は、中小企業の経営者や技術者の方を想定していましたが、受講者は65名で経営者・技術者のほか、中小企業支援機関、県外の自治体担当者など多岐にわたっており、広島地域の次世代エネルギーに対する関心の高さを伺うことができました。 また、セミナー終了後の交流会では、講演時間内では説明できなかった内容や、講師と受講者による活発な意見交換が行われました。 当センターでは、「燃料電池自動車の開発動向」、「先進都市における水素エネルギー活用事例」を紹介してきましたが、平成27年度も引き続き、次世代エネルギーに関するセミナーの開催を予定しております。 なお、広島地域における水素・次世代エネルギーの利活用に関する継続的な取り組みとしては、「水素・次世代エネルギー研究会」で活発な活動が行われております。ご興味のある方は、同研究会の事務局までお問い合わせください。 水素・次世代エネルギー研究会ホームページ http://home.hiroshima-u.ac.jp/hih2/H2_Energy/
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セミナーの様子
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■問い合わせ先 技術振興部 技術振興室(広島市工業技術センター内)
TEL 082-242-4170(代表) E-mail kougi@itc.city.hiroshima.jp
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