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広島市産業振興センターNEWS 第184号(2016.3.15)

広島市産業振興センターNEWS

中央図書館からのおすすめ本(95)
『好きなようにしてください-たった一つの「仕事」の原則』

 毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。
好きなようにしてください-たった一つの「仕事」の原則


『好きなようにしてください-たった一つの

「仕事」の原則






楠木 建/著
(ダイヤモンド社 2016年2月4日発行)

 

著者の楠木氏は、一橋大学大学院国際企業戦力研究科教授で、専攻は競争戦略です。

この本は、ソーシャル経済ニュースメディア「NewsPicks」での週一回の連載「楠木教授のキャリア相談」の一年間分をベースに加筆修正し、未収録の章を新たに加え書籍化したものです。年齢の若い読者が、仕事や仕事生活に関わる「迷い」や「悩み」を短い相談文にして編集部に送り、それに著者が答えるという形式で、50の事例が掲載されています。

その回答のほとんどに、楠木氏は「好きなようにしてください」と答えています。一見すごく投げやりな言葉のようですが、そのあとに楠木氏自身の仕事に対する考え方を伝え、時には厳しく、時にはユーモアに溢れた視点でアドバイスをおくっています。

たとえば「内定している大企業と、現在のアルバイト先で仕事が面白いと感じているスタートアップ企業のどちらに就職すべきか悩んでいます」という悩みには、それは「仕事」についてではなく実は「環境」について悩んでいて、本来は「仕事」の内実が判断基準になるべきだと述べています。世の中に実際にはそんな「最適な環境」は存在しないので、今自分が面白い仕事だと気に入っているスタートアップ企業で仕事をするべきだと回答しています。要するに「好きなことをする」に越したことはないということを伝えています。

また「井深大やジョブズのような『プロ経営者』に最短距離でなるためには、どんな企業や分野からビジネスマンの修行を始めるのがいいのでしょうか?」という悩みには、欲と夢は異なり、彼らはいい仕事をしてきたから成果を出してきたのであって愚問だと言っています。「仕事」は「趣味」とは違い「自分以外の誰かに対して大きな価値をつくったということ」、言い換えると「仕事は他人のためにやるもの」であり、まずは「仕事」について正しい認識を持つべきとしています。

また、「経営学という仕事」、「仕事の原則(僕のバージョン)」といったコラムがあり、主張のベースにある「自分がどういう仕事をして、日々の仕事に対してどういう構えをとっているか」についても述べています。

「仕事」とはいったい何なのか、「仕事」にどう向き合っていくのかということを、あらためて考えるきっかけとなる一冊です。

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 なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。
好きなようにしてください-たった一つの「仕事」の原則


『好きなようにしてください-たった一つの

「仕事」の原則






楠木 建/著
(ダイヤモンド社 2016年2月4日発行)

 

著者の楠木氏は、一橋大学大学院国際企業戦力研究科教授で、専攻は競争戦略です。

この本は、ソーシャル経済ニュースメディア「NewsPicks」での週一回の連載「楠木教授のキャリア相談」の一年間分をベースに加筆修正し、未収録の章を新たに加え書籍化したものです。年齢の若い読者が、仕事や仕事生活に関わる「迷い」や「悩み」を短い相談文にして編集部に送り、それに著者が答えるという形式で、50の事例が掲載されています。

その回答のほとんどに、楠木氏は「好きなようにしてください」と答えています。一見すごく投げやりな言葉のようですが、そのあとに楠木氏自身の仕事に対する考え方を伝え、時には厳しく、時にはユーモアに溢れた視点でアドバイスをおくっています。

たとえば「内定している大企業と、現在のアルバイト先で仕事が面白いと感じているスタートアップ企業のどちらに就職すべきか悩んでいます」という悩みには、それは「仕事」についてではなく実は「環境」について悩んでいて、本来は「仕事」の内実が判断基準になるべきだと述べています。世の中に実際にはそんな「最適な環境」は存在しないので、今自分が面白い仕事だと気に入っているスタートアップ企業で仕事をするべきだと回答しています。要するに「好きなことをする」に越したことはないということを伝えています。

また「井深大やジョブズのような『プロ経営者』に最短距離でなるためには、どんな企業や分野からビジネスマンの修行を始めるのがいいのでしょうか?」という悩みには、欲と夢は異なり、彼らはいい仕事をしてきたから成果を出してきたのであって愚問だと言っています。「仕事」は「趣味」とは違い「自分以外の誰かに対して大きな価値をつくったということ」、言い換えると「仕事は他人のためにやるもの」であり、まずは「仕事」について正しい認識を持つべきとしています。

また、「経営学という仕事」、「仕事の原則(僕のバージョン)」といったコラムがあり、主張のベースにある「自分がどういう仕事をして、日々の仕事に対してどういう構えをとっているか」についても述べています。

「仕事」とはいったい何なのか、「仕事」にどう向き合っていくのかということを、あらためて考えるきっかけとなる一冊です。

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