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中央図書館からのおすすめ本(156)『「畳み人」という選択』
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毎月、中央図書館が推薦するビジネス支援情報の図書をご紹介しています。
なお、これまでに紹介した本については、当財団のホームページに「中央図書館からのおすすめビジネス図書」として公開しておりますので、いつでも見ることができます。
設楽 悠介/著
プレジデント社
タイトルからは畳職人を思い浮かべてしまいそうですが、あらゆるビジネスパーソンに向けて書かれた本です。
突飛なアイデアを思いつき大風呂敷を広げる経営者やプロジェクトリーダーには、アイデアを形にし着実に実行に移す参謀や右腕のような存在が欠かせません。
著者は、前者を「広げ人」、後者を「畳み人」と呼び、「畳み人」としてのスキルを高め経験を積むことが、やりたい仕事ができるようになる最良の選択だと言います。
本書では、著者が実践してきた「畳み人」に求められる「チームビルド」と「マネジメント術」のノウハウを、事例を交え分かり易く説明されています。コミュニケーションやタイムマネジメントの基礎も詰め込まれています。
「畳み人」は、複数の「広げ人」を一番近くで見て、その特徴や思考パターンをインストールできるポジションにあることが最大のメリットで、つまり立場が変わった時には、最強の「広げ人」になれるということです。
新年度が始まる時期に、新たな気持ちで仕事に向き合おうと感じさせる一冊です。