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事業報告

広島市産業振興センターNEWS

事業報告(システム技術室)

「解析・シミュレーション研修会」

 

  •  工業技術センターでは、様々な講習会・研修会を開催しています。今回は、令和3年1月に開催しました解析・シミュレーション研修会について紹介します。
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  • ◆目的
     解析・シミュレーション技術は、製品開発の期間短縮とコストダウンに大きな効果が期待できます。本研修会では、地場企業の製品開発手法の高度化を支援することを目的として、構造解析技術をテーマとした講義及び市販ソフトウェアを使った実習を行いました。
  • ◆日  時令和3年1月28日(木) ~ 1月29日(金)
  • ◆開催方法Web会議ツールGoogle Meetによるリモート講習会
  • ◆参加費無料
  • ◆講  師横浜国立大学大学院環境情報研究院 准教授 松井 和己 氏
    株式会社計算力学研究センター 第四技術部 課長 岡田 光代 氏
  • ◆テーマ線形構造解析結果と実験結果の比較検証を通じて学ぶ解析モデル作成のポイント~JSCES標準に準拠した工学シミュレーション~
  • ◆内  容
  •  1日目は、工学シミュレーションにおけるV&V(物理的現象を正しくモデル化しているか(Validation)と、モデル化したものを正しく解いているか(Verification)を検証する作業)について、松井講師が解説を行いました。また、岡田講師の指導により、解析ソフトウェア(Solid Edge)を使った機械部品のモデル作成と強度解析を受講者に体験していただきました。
     2日目は、アメリカ機械学会や日本計算工学会が定めるV&Vの手法に従い、ソフトウェアによる解析結果の妥当性に関する検証を実習方式で行いました。検証課題は、治具に取り付けられたL字ブラケットの強度解析です。
     まず、岡田講師が解析した変形量と実験による変形量を参加者と一緒に確認しました。 解析結果と実験結果に差が生じた原因について、チャットで意見を求めたところ、参加者からは、ブラケットの板厚のばらつき、治具への締結方法等、様々な意見が挙げられました。それらの意見を反映した条件で再び解析し、松井講師が解析結果の違いについて解説を行いました。シミュレーションと実際の現象の差を検証するプロセスが具体的に理解できる内容となりました。
     令和3年2月に当センターに三次元CADシステム(Solid Edge)を導入しました。強度解析のほか、機構解析など製品の様々な評価を行うことができます。御関心のある方は、お問い合わせください。

 

20210415-7-1.jpg 20210415-7-2.jpg

図1 解析結果の1例

図2 実験の様子

 

■問合せ先

 工業技術センター システム技術室
 TEL.082-242-4170(代表) FAX.082-245-7199 E-mail:kougi@itc.city.hiroshima.jp

 

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