技術振興部の業務紹介

技術振興部の業務紹介 （技術振興室）
技術振興部 技術振興室の業務を紹介します。 工業技術支援アドバイザー派遣事業 　技術振興室では、自社製品の品質向上や保有技術の新分野展開等における技術的課題の解決を支援するため、専門家を生産現場等に派遣する事業を行っています。 　新製品開発に必要な異分野技術の習得、環境規制への対応、製品の不良対策など、さまざまな課題の解決にご利用いただいております。費用は無料ですので、ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。 ～アドバイザー派遣事業のご利用について～ ■派遣対象 広島市内に事業所又は工場を有する中小企業及び市内に事務所を有する中小企業団体 ■派遣時間 1回あたり4時間以内 ■派遣回数 1企業あたり年3回まで（2回目以降は事前審査があります） ■費用 無料 ■その他 相談内容については秘密を厳守します。相談内容に適切なアドバイザーがいない場合には、新たにアドバイザーを登録することも可能です。 ■申込方法など詳細は、こちらをご覧ください。 　平成２０年度に実施された相談事例の中から、ご利用企業からご提供いただいた成果をご紹介します。 利用企業(団体)名 （有）技研畑林工業（株） おいしい朝ごはん研究所 課題内容 　中空幅広タイヤを使用した新しいタイプの車いすの開発において、商品化を進める上での留意点、知的所有権の取り扱いについてご相談がありました。 　広島地域の食品メーカーが連携して新商品の開発を行っており、「朝ごはん」の啓発活動をコンセプトとしたパッケージデザインについて評価をしてほしいとご相談がありました。 指導内容 　開発の取り組み時には、製品の耐久性調査、他メーカーの価格調査、類似特許調査などの必要性について助言がありました。 　また、先行特許調査や路上実験の結果を見ながら、さらなる改良点や特許出願のポイントについても技術指導を行いました。 　複数の企業が、一連のシリーズとして商品開発している製品であることから、色調や書体、商品説明文の位置など、統一感が図れるものという観点から、現在のデザイン案に対する評価・助言を行いました。 派遣アドバイザー 　新居 敏春　氏 　（新商品開発・新事業企画など） 　阿瀬川 誠　氏 　（ｸﾞﾗﾌｨｯｸﾃﾞｻﾞｲﾝ、ﾊﾟｯｹｰｼﾞﾃﾞｻﾞｲﾝなど） 成　　果 　高齢者向けの市街地仕様を特徴とした新しい車いすが商品化されました。試乗体験会が開催され、大きな反響がありました。 低圧幅広タイヤを特徴とする車いす 　食育をコンセプトとした統一されたデザインで、一連の商品が販売されました。第11回ひろしまグッドデザイン賞において「パッケージデザイン部門奨励賞」を受賞されました。 「ちゃんと、朝ごはん。」シリーズ商品群 問い合わせ先　技術振興部技術振興室　TEL　082-242-4170（代表）