技術振興部の業務紹介

技術振興部の業務紹介
（材料・加工技術室）

■異物の分析について

　工業製品や食品等に混入した異物などの微小材質について分析を行っています。微小物を分析する際は、次のとおり、まずは材質を大きく分類して、それぞれに適した方法で分析します。

有機物系（樹脂・ゴム・植物等）	→	赤外分光光度計（FT-IR）
無機物系（金属、鉱物、ガラス等）	→	蛍光Ｘ線分析装置（EDX）またはＸ線マイクロアナライザー分析装置（EPMA）

　FT-IRは、赤外顕微鏡分析システムによる微小領域（約10μｍ程度）の分析も可能です。
　微小物の材質が不明な場合は、FT-IR とEDX・EPMA双方の分析結果から材質を判断します。
　こうした分析を依頼する際の注意点としては、対象物を素手で触らないこと、セロハンテープ等で固定しないこと（粘着剤が微小物に付着するため）、微小物発見時の状況をなるべく詳細に伝えていただくこと、比較対照品があれば一緒にお持ちいただくこと等があります。
　これらの分析を行っても、材質の特定に至らない場合もあり、微小物の形状・状態によっては分析できないものもあります。まずは電話やE-mail等で事前にご相談ください。

赤外分光光度計（FT-IR）：日本分光(株) 製　HERSCHEL FT/IR-350型（MICRO-20型赤外顕微鏡付）

試験手数料については、ホームページをご覧ください。

問い合わせ先　技術振興部　材料・加工技術室　TEL　082-242-4170（代表）

お問い合わせ

技術振興部の業務紹介