お電話でお問い合わせ
082-278-8032
メールでお問い合わせ
工業技術支援専門アドバイザーの紹介 (溶接のことならお任せください! 畠山 久 さん) |
---|
技術振興部(広島市工業技術センター)では、地元中小企業に対する支援施策として、企業からの相談内容に応じ、企業や大学などで実績豊富なアドバイザーを製造現場へ派遣し、指導・助言を行っています。自社製品の品質向上・保有技術の新分野展開等にぜひご活用ください。このコーナーでは、現在登録いただいている専門家をご紹介します。
【アドバイザーから一言】 はじめまして。アドバイザーの畠山と申します。まずは自己紹介させてください。 私は、長年、圧力容器、板金構造物の製作に携わってきました。 特に溶接技術を中心にして、石油精製・化学プラント、発電プラント、環境装置プラント等多岐に渡り、機器の製作・現地据付に従事してきました。 また、国内をはじめ、アジア、中近東等海外での工場指導、現地建設工事も多数経験してきました。 溶接技術に関しましては、普通鋼をはじめ、低合金耐熱鋼、低温用綱、ステンレス鋼又はニッケル合金、銅合金、チタン等の非鉄金属を含めほとんどの材質に対し、被覆アーク溶接、TIGアーク溶接、半自動溶接あるいは特殊溶接等多数の溶接技術の経験を有しています。又、日本溶接協会のJIS溶接技量検定委員として、技量試験に立会ってきました。 溶接は、すべての鉄鋼構造物に対して使われている技術です。 しかし残念ながら、これらの製品で発生するトラブルの多くに溶接品質が起因しています。 何十年と続いている技術ですが、基本的には昔とほとんど変わっていないので、トラブルも同じことの繰り返しです。何故でしょうか? 長年溶接に携わってきたものとして感じることは、あまりにも皆さんの関心が低いということです。 皆さんの会社では、溶接は現場の溶接士任せではありませんか? 溶接に起因したトラブルで、採算悪化、工期遅延、更に顧客の信用失墜で悩んでいませんでしょうか? 前後作業を含め溶接作業がネックとなり、工期短縮、コスト削減対策でお困りではありませんでしょうか? 声をかけてください。問題解決に向けて適切なアドバイスができると思います。 近年、海外に出て行く企業が多くなりましたが、製造業において現地でうまくいっている会社はまれです。「同じ人間だから、基本的には日本と同じ労務管理、生産管理を」と思っていたら大間違いです。文化・考え方の違い、言葉の問題あるいは現地作業者・技術者の能力の問題等障害は山ほどあります。私の苦い経験がお役にたてればと思っています。 問い合わせ先 技術振興部 技術振興室 TEL 082-242-4170(代表) |