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広島市中小企業支援センター > メールマガジン > 2010年度 > 今広島で注目の企業
広島市産業振興センターNEWS
今広島で注目の企業 「NEW」
(「爆心地復元」事業に取組む株式会社ナック映像センター)


田邊 雅章さん
 複合現実感システム技術(DMR)を開発し、初の「爆心地復元」事業に取組んでおられる「株式会社ナック映像センター」代表取締役の田邊雅章さんに、お話をうかがいました。


(1) 事業を展開する上で心掛けていることは何ですか。

 37年前、日本の記録映画の伝統的な製作手法を継承するという創業理念で、広島で唯一の映画製作会社としてスタートしました。
 当社の名称に用いたナック、「KNACK」(熟練の技、熟達した技術)の語源のように、他では真似ができないことに挑戦する匠の技、"一流の仕事"を目指して経営を心掛けてきました。


(2) 事業内容について具体的にご教示ください。

 今一番の主な事業は「爆心地復元」ですが、地域の活性化を目的とした「広島の伝統文化の復元と継承」(文部科学省より委託)事業にも力を注いでおります。
 広島には被爆以前からの茶道や能楽、工芸など 「広島固有の伝統文化」があります。次の世代を担う子供たちに、「広島の良さ、郷土愛、誇り」を知ってもらうため、願いを込めて、この事業に取り組みました。
 「広島の特質」を理解することで、「広島への郷土愛」が芽吹くことになると思います。


(3) これまでに手掛けた作品や事業で、特に印象深いものは何ですか。

 史上初の、しかもこれまでに誰も手掛けていない「爆心地復元」事業です。1996年、原爆ドームが「世界遺産へ登録」をきっかけに、13年をかけて「爆心地復元」事業に取組んでおります。第1作目が、「原爆ドームと消えた街並み」(1998年)、第2作が、「爆心地猿楽町復元~ヒロシマの記憶~(2002年)、第3作が、「ヒロシマ・グラウンド・ゼロ」~あの日、爆心地では~、第4作が、それらの総集編として「爆心地」~ヒロシマの記録~(2006年)を企画製作。現在、第5作目として「平和公園復元」事業に取り組んでおり、間もなく完成します。


(4) 「爆心地復元」事業について詳しくお聞かせください。

 ア 製作にあたり、重視した点は。

 これまでの作品が、国内のみならず、海外からも評価された理由は、「一次情報」にこだわったからだと思います。
 「一次情報」、これは製作者である私自身が被爆前の町を知っており、その私が当時を知っている人から直接話を聞く。被爆生存者であったり元住民であったりします。だから、表現情報に正確性や真実性があります。それから実証性、訴求力もあります。さらに記録性と保存性、これは歴史に残るということですね。
 「一次情報」は、地道で根気の要る聞き取り調査であり、65年以上昔のことなので、記憶の誤差や思い違いもあり、科学的な検証や裏づけが必要でした。そのために、アメリカ、イギリスに保存されている、原爆投下前後の資料や記録写真を徹底的に調査しました。例えば、アメリカ国立公文書館で発見した、直前の航空写真などを活用することで、科学的な立証が出来ました。

 イ 事業の成果について。

 「爆心地復元」事業は、これまで誰も手掛けることが出来なかった情報だけに、広く海外からも注目され、アメリカのカルフォルニア州立大学をはじめとした国際連携で、事業を推進しています。
 今後は、これまでの研究開発や実証の成果、データ作成、ノウハウの蓄積などで培った、先端技術を活かした事業も、展開していきたいと構想しています。
 現在、東京大学と共同開発している「ユビキタス・モバイル」があります。これは、AR、VRをベースとした先端技術であり、例えば、平和公園の原爆慰霊碑前あたりで、携帯端末をかざすと、被爆直後の惨状、その地点の被爆前の中島地区(広島一の繁華街)の様子などを、CG(コンピュータグラフィックス)画像で、即座に、時空を超えて知ることが出来ます。

 (参考)
  AR:Augmented Reality 拡張現実
    実写の上に、CG画像を重ね合わせて表示すること。
  VR:Virtual Reality    仮想現実
    現実にないものを、あたかも現実にあるかのように、CG画像で表現すること。


(5) 今後の抱負についてお聞かせください。

 広島で、これだけのシーズが生まれたのであり、この成果をもとに、戦災などで消滅した、国内、海外の都市や文化遺産の復元をはじめ、あらゆる分野にも活用していきたいと考えております。まさに、身近な市民生活の復元事業、この分野は今後、新たなビジネスの余地が期待できます。これが私の抱負であり、夢です。
 そのためには、今まで蓄積してきた膨大で貴重なノウハウや、高度なCG画像などの「希少データ」を、確実に、次の世代に継承していきたいと考えております。


高度なCG技術で復元した、原爆ドームの前身「産業奨励館」界隈
画像提供 : 平和公園復元映像製作委員会(主幹社/ナック映像センター)

【株式会社ナック映像センターの概要】

 【事業内容】
   デジタルコンテンツの企画・製作・販売、地域の活性化プロジェクト開発・運用など
 【所在地】 〒730-0805 広島市中区十日市町2-1-25
 【電話】   082-292-9401
 【FAX】   082-292-9412
 【ホームページ】 http://www4.ocn.ne.jp/~knack/



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〒733-0834 広島市西区草津新町1-21-35
(広島ミクシス・ビル内)
TEL:082-278-8032
E-Mail:assist@ipc.city.hiroshima.jp

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 複合現実感システム技術(DMR)を開発し、初の「爆心地復元」事業に取組んでおられる「株式会社ナック映像センター」代表取締役の田邊雅章さんに、お話をうかがいました。


(1) 事業を展開する上で心掛けていることは何ですか。

 37年前、日本の記録映画の伝統的な製作手法を継承するという創業理念で、広島で唯一の映画製作会社としてスタートしました。
 当社の名称に用いたナック、「KNACK」(熟練の技、熟達した技術)の語源のように、他では真似ができないことに挑戦する匠の技、"一流の仕事"を目指して経営を心掛けてきました。


(2) 事業内容について具体的にご教示ください。

 今一番の主な事業は「爆心地復元」ですが、地域の活性化を目的とした「広島の伝統文化の復元と継承」(文部科学省より委託)事業にも力を注いでおります。
 広島には被爆以前からの茶道や能楽、工芸など 「広島固有の伝統文化」があります。次の世代を担う子供たちに、「広島の良さ、郷土愛、誇り」を知ってもらうため、願いを込めて、この事業に取り組みました。
 「広島の特質」を理解することで、「広島への郷土愛」が芽吹くことになると思います。


(3) これまでに手掛けた作品や事業で、特に印象深いものは何ですか。

 史上初の、しかもこれまでに誰も手掛けていない「爆心地復元」事業です。1996年、原爆ドームが「世界遺産へ登録」をきっかけに、13年をかけて「爆心地復元」事業に取組んでおります。第1作目が、「原爆ドームと消えた街並み」(1998年)、第2作が、「爆心地猿楽町復元~ヒロシマの記憶~(2002年)、第3作が、「ヒロシマ・グラウンド・ゼロ」~あの日、爆心地では~、第4作が、それらの総集編として「爆心地」~ヒロシマの記録~(2006年)を企画製作。現在、第5作目として「平和公園復元」事業に取り組んでおり、間もなく完成します。


(4) 「爆心地復元」事業について詳しくお聞かせください。

 ア 製作にあたり、重視した点は。

 これまでの作品が、国内のみならず、海外からも評価された理由は、「一次情報」にこだわったからだと思います。
 「一次情報」、これは製作者である私自身が被爆前の町を知っており、その私が当時を知っている人から直接話を聞く。被爆生存者であったり元住民であったりします。だから、表現情報に正確性や真実性があります。それから実証性、訴求力もあります。さらに記録性と保存性、これは歴史に残るということですね。
 「一次情報」は、地道で根気の要る聞き取り調査であり、65年以上昔のことなので、記憶の誤差や思い違いもあり、科学的な検証や裏づけが必要でした。そのために、アメリカ、イギリスに保存されている、原爆投下前後の資料や記録写真を徹底的に調査しました。例えば、アメリカ国立公文書館で発見した、直前の航空写真などを活用することで、科学的な立証が出来ました。

 イ 事業の成果について。

 「爆心地復元」事業は、これまで誰も手掛けることが出来なかった情報だけに、広く海外からも注目され、アメリカのカルフォルニア州立大学をはじめとした国際連携で、事業を推進しています。
 今後は、これまでの研究開発や実証の成果、データ作成、ノウハウの蓄積などで培った、先端技術を活かした事業も、展開していきたいと構想しています。
 現在、東京大学と共同開発している「ユビキタス・モバイル」があります。これは、AR、VRをベースとした先端技術であり、例えば、平和公園の原爆慰霊碑前あたりで、携帯端末をかざすと、被爆直後の惨状、その地点の被爆前の中島地区(広島一の繁華街)の様子などを、CG(コンピュータグラフィックス)画像で、即座に、時空を超えて知ることが出来ます。

 (参考)
  AR:Augmented Reality 拡張現実
    実写の上に、CG画像を重ね合わせて表示すること。
  VR:Virtual Reality    仮想現実
    現実にないものを、あたかも現実にあるかのように、CG画像で表現すること。


(5) 今後の抱負についてお聞かせください。

 広島で、これだけのシーズが生まれたのであり、この成果をもとに、戦災などで消滅した、国内、海外の都市や文化遺産の復元をはじめ、あらゆる分野にも活用していきたいと考えております。まさに、身近な市民生活の復元事業、この分野は今後、新たなビジネスの余地が期待できます。これが私の抱負であり、夢です。
 そのためには、今まで蓄積してきた膨大で貴重なノウハウや、高度なCG画像などの「希少データ」を、確実に、次の世代に継承していきたいと考えております。


高度なCG技術で復元した、原爆ドームの前身「産業奨励館」界隈
画像提供 : 平和公園復元映像製作委員会(主幹社/ナック映像センター)

【株式会社ナック映像センターの概要】

 【事業内容】
   デジタルコンテンツの企画・製作・販売、地域の活性化プロジェクト開発・運用など
 【所在地】 〒730-0805 広島市中区十日市町2-1-25
 【電話】   082-292-9401
 【FAX】   082-292-9412
 【ホームページ】 http://www4.ocn.ne.jp/~knack/



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