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株式会社ネクステージ 代表取締役
サロンオーナーコンサルタント
岡崎 美幸(オカザキ ミユキ)
「初回は来てくれたのに次の予約が入らない」リピートの壁はどんなサロンにも必ず立ちはだかります。
実際、個人サロンのリピート率は平均30%前後といわれており、ここを改善できるかどうかが安定経営に直結します。
今回は「また行きたい」と思ってもらえる3つの要素(1,おもてなし、2,人柄、3,仕組み)をご紹介します。
1,おもてなし
まず、覚えておいていただきたいのがリピートの90%は施術前に決まっているという事実です。
実は、来店時の挨拶、空間、身だしなみ、表情、会話の内容など...お客様は一瞬で「また来たい」「次はない」を直感で察知しています。
これは【真実の瞬間】と言われ3~15秒でその印象を決めてしまうと言われており、私たちは誰もがこのセンサーをもっています。
つまり、リピートの第一歩はお客様を迎える状態を整えることです。
例えば、玄関前の傘や置き配の荷物など生活感を感じるものは片づけておく、また、扉を開けた時の香り・スリッパの清潔感・ディスプレイの整理など入った瞬間の印象を整えておきましょう。
2,人柄
「また会いたい」そう思われる人であることが大切です。
私にはそんな魅力はないと落ち込む方もいらっしゃいますが、大丈夫です。実は、また会いたいと思わせてくれる人には3つの共通点があります。
基本的にこれを守っていれば問題ありません。あとは、お客様の好み、相性となりますがこれはコントロールできませんので気にしなくても大丈夫です。
〇3つの共通点
(1) 清潔感がある
(2) 笑顔を絶やさない
(3) 聞き上手
こんなこと?と思ったかもしれませんが実はこれができていないサロンは意外と多いです。
技術や結果などの前に心地よく過ごしていただける自分であることが大切です。
3,リピートの仕組み
続けるための3つ仕組み(① 次回予約導線、② 継続コースの設計、③ 物販の活用)を準備しましょう。
① 次回予約導線
施術後すぐに次の予約を提案することで継続率は大きく変わります。
自分から話しにくい方は【次回予約ご案内カード」を作成するのがおすすめです。
例)次回予約ご案内カード
② 継続コースの設計
単発メニューだけでなくセットコースを準備しておきましょう。
一般的にご提案しやすいのが3か月・6か月コースです。
セットをご提案することでお客様もに集中して通っていただくこともでき更にコミュニケーションが深まり、次のリピートへとつながりやすくなります。
オープンしたばかりでコースが売りにくい場合は、3回トライアルチケットを用意するのもおすすめです。
③ 物販の活用
ホームケア商品を取り入れることで、サロンに通う以外の価値提供ができ、関係性の継続にもつながります。
リピートが強いサロンは必ず商品も販売しています。
オープン当初は商品がない場合でも、いずれは物販も視野に入れた事業計画がおすすめです。
リピートを増やすには、これらの3要素が必要不可欠です。
取り入れることでサロンの価値がしっかり伝わり、無理なく常連客が増える流れが整います。
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■<執筆者プロフィール> 株式会社ネクステージ 代表取締役 1965年広島生まれ。 エステ業界で20年、主に営業、FC事業部でエステサロンの起ち上げを担当する。 |