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株式会社クリエイティブ・ワイズ 代表取締役
(公財)広島市産業振興センター
中小企業支援センター 登録専門家・窓口専門員
経済産業省地域中小企業サポータ
内閣官房 地域活性化伝道師
三宅 曜子(ミヤケ ヨウコ)
■自分で創ることでオリジナルな価値につながる!生産から飲食までをトータルに行うこだわりの企業
うなぎの養殖から食材に利用する無農薬野菜、トロピカルフルーツまでを栽培し、それを活用して新鮮なヘルシーメニューを提供する飲食店を行っている企業が広島にあります。 そこは『勝梅園』といい、広島県東広島市黒瀬町にあり、もともと鉄工所からスタートした企業で、別部署として運営するうなぎの養殖と、農園には季節の様々な野菜や、台湾バナナ、パパイヤなどをハウスで育てています。
ここのうなぎの養殖場には常時3000匹以上のうなぎを稚魚から育成していて、そのすべてをここの店舗『うなぎ屋勝梅園』で提供しています。さばきからうな重にするための串打ちまでをこだわり、調味料などは、広島のこだわり企業の商品を活用しています。
使う炭は広島の『日の丸産業』の備長炭、たれに使うみりんは『岡本亀太郎本店』の本みりんなど。 このうなぎを炭火で丁寧に焼き、何度もたれに漬けながら仕上げます。白焼きもあり、たれ焼きと半々にしたうな重にすべて自家製野菜の手作りでつくる総菜とともに予約制で展開しています。
ここで使う野菜は、広大な敷地で自家栽培しています。季節によって玉ねぎやブロッコリー、ズッキーニ、ほうれん草などをふんだんに利用して、うなぎ屋でありながら、家庭的な優しさがあふれたメニュー構成になっています。 ここの調理を一手に引き受けているのが堀川直子さんという女性で、材料を余すとこなく利用するのが彼女の信条です。
例えばうなぎのひれは乾燥させて粉砕し、県内の養鶏農家の鶏のエサに混ぜて健康な卵の生産に役立てていることや、骨は焼いておつまみ用の骨せんべいに。頭はかぶと焼きで提供。小さなうなぎはうなぎジャーキーにしてペットの餌に活用しています。 また、北海道標茶町(しべちゃちょう)のこだわりの牛乳から作る低カロリー、低脂肪のカッテージチーズや、その時にできるホエーなども毎回丁寧に作り提供して提供しています。
育成から栽培、広島ではほとんど生産されていないトロピカルフルーツなどを余すところなく使い、あえて家庭的なメニュー開発を行っているのは、女性料理人だからこその差別化だと思います。そのため時間的な面もあるのですべて予約制にしています。
●一般のうなぎ専門店との違い
広島では数少ないうなぎ専門店は、うな重と味噌にこだわった味噌汁、香の物程度がセットになっていますが、ここは季節感と栄養のバランスを考えながら、様々な小鉢での総菜が並びます。 そのスタイルも女性ならではのこだわりと思いが提案されています。 デザートには手作りのカッテージチーズやホエードリンクなど、お腹に優しいものをサービスされていますが、これも家庭的な食事を楽しんでいただくためのおもてなしです。
予約制でランチ営業のみですが、それを準備するのに前日から当日の早朝まで、準備だけで8時間以上、しっかり時間をかけて家庭的な味を提供するために行っています。
一般の飲食店との大きな違いは、素材を育てることから、使い切ることまでを総合的に行っていること。またもったいない発想で材料は使い切り、無駄をなくしながらお客様に喜んでいただけるように連日時間を惜しまずやっていることに、頭が下がる思いです。
3回にわたりお伝えしてきた『もったいない発想』=『SDGs』を気負わずに行うことは、『男性発想』だけではなく、『女性発想』においても、楽しみながら生活者が満足できる内容で進めていけると思います。今はごみ問題なども大きなテーマになっており、企業自らがそれをテーマに進めていくことが、日本全体を素晴らしい国にすることができるはずです。私は株式会社を設立して今年が41年目。小さなことから進めていくことで、ビジネスの成功にも結び付くと思います。
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■<執筆者プロフィール> 株式会社クリエイティブ・ワイズ 代表取締役 三宅 曜子(ミヤケ ヨウコ) 1985年に株式会社クリエイティブ・ワイズを設立。 |