消費税増税をはね返す売上アップ術(第1回)
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中小企業の経営者が抱える経営課題について、専門家の方にわかりやすく解説していただいています。 |
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お客様の購買心理を理解する
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消費税が5%から8%になり、3月は駆け込み需要により、特に耐久消費財(家や車・高級時計など)がよく売れたとのことでした。 やはり、4月はその反動で売り上げは落ちましたが、5月は緩やかに回復しております。 ここで消費者及び経営者が考えなければならなかったのは、3月までが得なのか、4月以降が得なのかでした。 結論から言えば得なケースもあり、損をしたケースもありました。 例えば、車の場合、あるディーラーの方にお聞きした所、3月より、今のほうが値引きをして販売しているとのことでした。 また、家の場合、材料費(材料不足により)が上がり、かつ施工業者不足で工賃も上がっており、安く買った(発注した)つもりが、高くつくことも考えられます。 よって、今後売り上げアップを考える上で大切なのは、まずはお客様がどのような心理で買い物をしているかであり、これらを理解し、行動を起こすことにより、必ず売り上げは上がります。 以下にお客様の購買心理の9段階を説明します。
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上記のような流れを説明いたしましたが、もし、増税後に売り上げが落ちている企業がありましたら、ビジネスの基本に戻り、各段階をチェックしてみてください。 必ずヒントがあるはずです。 |
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■<講師プロフィール> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
新居 敏春(にい としはる) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
建築資材関係の会社に12年間勤務し、その間、主に技術開発研究所に在籍。新商品開発・産業財産権(特許・実用新案・意匠・商標)の出願から権利保護までを一括担当し、かつ社内外における商標提案制度を管理運営する。 昭和63年10月に独立し、約2,900社(平成25年4月時点)に対して新商品開発及び新規事業企画等の指導や、各商工会議所主催等の講演及び技術指導を行っている。 また現在、広島県商工会連合会・広島商工会議所・中小企業ベンチャー総合支援センター中国・山口商工会議所・鳥取県商工会連合会・島根県中小企業支援セン ター・鳥取県経営革新アドバイザー・岡山県産業振興財団専門家等のエキスパート(アドバイザー)・広島市中小企業支援センターの登録専門家を務める。 |