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2026/04/08
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・末延です。
本年度4月より、中小企業支援センターに配属となりました。
主に、いい店ひろしま応援事業や窓口相談業務を担当させていただきます。
配属されて間もないですが、職員のみなさまがとても優しく、雰囲気の良い職場だなと感じております。
わからないことも多く不安もありますが、1日でも早く戦力になれるよう頑張りますので、これからよろしくお願いいたします。
初めてなので少し私の自己紹介をさせていただきます。
私は生まれも育ちも広島で、趣味はスポーツ観戦です。
特に野球観戦が好きで、マツダスタジアムへ応援に行くこともあります。
男の子を2人育てているので、将来野球が好きになってくれたらいいなとこっそり願っていますが、今は野球よりゲームに夢中なお年頃です。
私は運動が得意ではありませんが、今年こそはランニングを始めたいと思っています。
なかなか重い腰が上がらないので、もしお会いすることがあればランニングは始めたのか聞いてください。
2026/03/25

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・平野です。
日々、創業支援の現場で多くの方にお会いする中で、みなさんの熱い思いに触れる機会をいただいています。お話を伺っていると、創業の動機は大きく2つに分けられると感じます。
ひとつは、社会の問題や業界の課題を解決したいという「自分以外の人や事柄をより良くしたい」という動機。もうひとつは、自分の好きなことや理想を形にしたいという「自分の思いを実現したい」という動機です。
軸がどこにあるかという点に違いはありますが、どちらも事業を継続していくための強力なエネルギーになる素敵な動機であることに変わりはありません。だからこそ、その大切な動機を創業後の原動力にするために、創業前にしっかりと自分自身のプランに向き合っておく必要があります。
今回は、経営の知識がなくてもすぐに実践できる「事業を成功に近づける3つの要素」についてお話しします。
経営において、事業内容(商品やサービス)を考える際、「できること」「やりたいこと」「求められていること」という3つの要素をすべて満たしたものを事業にすると、より成功しやすいという考え方があります。
3つの要素の説明は以下の通りです。
■できること ・・・ 過去の仕事などの経験から得た能力(スキル)・資質・ノウハウを活用して提供することができる商品・サービスかどうか。
■やりたいこと ・・・ 自分が仕事として取り組んでいきたい内容かどうか。また、事業を通して実現したいこと・夢。
■求められていること ・・・ 人々がその商品・サービスが提供されることを望んでいるかどうか。(商品・サービスのニーズがあるかどうか。)
まずは、ご自身が考えている創業計画がこれらの要素を満たす内容になっているかどうか、実際に当てはめて検討してみましょう。
検討する際に注意していただきたいポイントを、要素ごとに詳しく解説します。
■「できること」検討の際の注意点
ここで考えていただきたいのは、「顧客目線で、お金を払って買うだけの価値があるかどうか」という点です。例えば、「最近はレザーを使った小物が売れているらしいから、レザークラフトの教室に通いながらオーダーメイド販売をしてみよう」と考えている方がいたとします。
この方はこれから技術を学ぶ段階なので、お客さまが求めている品質に達しているかどうかは少々不安があります。もしお客さまの求める水準を満たせない場合は選ばれず、売れないという事態に陥ってしまう可能性が高いです。
いきなり本格的に材料を仕入れて販売するのではなく、まずは「テストマーケティング(お試し販売)」をしてみて、実際にお金を払ってもらえるクオリティかどうかを確認してみるのが良いでしょう。
■「やりたいこと」検討の際の注意点
「好きなこと(趣味)を仕事にして稼いでいきたい」という動機で創業される方も多くいらっしゃいます。ここで注意していただきたいのは、「趣味でするのと仕事でするのとでは全然違う」ということです。
例えば、趣味で友人にネイルを施して喜ばれている方が「これで生活していこう」と創業したとします。趣味であれば自分の好きなデザインをのびのびと楽しめますが、仕事になれば「お客さまが求めるもの」が最優先です。人それぞれ違う好みに応え続けなければならず、ときには厳しいクレームをもらってしまうこともあります。
また、お金を払ってもらっているということからくる責任やプレッシャーもある中、常に「自分の中で一番の出来」を保ったまま毎日何人ものお客様の対応をしていかなければなりません。
そのため「やりたいこと」を検討する際は、自分の好きなことが嫌いになるかもしれないという可能性も考えておくことや、何があっても絶対に嫌いにならないほどの固い意志を持てるかどうか、といった視点で見つめ直してみてください。
■「求められていること」検討の際の注意点
ご自身が素晴らしいと思うビジネスプランがあっても、それを求めている人がいなければお金を払ってもらうことはできません。いわゆる「ニーズ」があるかどうかです。
これを検討する際に重要なのは、家族や友人などの身近な人たちだけが求めている状態になっていないかをよく確認することです。
経営の専門家の方たちは「ビジネスを始める前段階では家族や友人は、それいいね、と肯定してくれるが、実際に購入したり利用したりしてくれるかというと、してくれても最初の一回だけであとはない。」というようによくおっしゃっています。もちろん、周りの方の意見を参考にすること自体は間違いではありませんが、それをそのまま唯一の根拠にするのではなく、インターネットで統計データを調べたり、アンケートをとったりして、「見知らぬ多くの方が求めていることか」を客観的に検証しましょう。先ほどお話しした「テストマーケティング」も有効な検証方法です。
経営を始めたら、成功しても失敗してもすべては自己責任となります。失敗したときに「周りのみんなが言っていたから」と嘆いても時間は戻せません。だからこそ、創業前に慎重に検討しましょう。
■ 一人で悩まず、プロと一緒に形にしませんか?
最初にお伝えした通り、3つの要素をすべて満たした事業は成功しやすいですが、実際に形にするには各要素を経営的な視点で深く検討する必要があります。
ご自身で考えてみたけれど「これで合っているのかわからない」「経営知識がないから不安だ」と思われた際には、ぜひ当センターをご利用ください。当センターでは、中小企業診断士や税理士といった経営に関する専門家による無料の窓口相談など、さまざまな支援メニューをご用意しております。
創業は大きな挑戦ですが、一人で悩む必要はありません。皆様が描く素敵なアイデアを確かな事業へと育てるためのお手伝いをさせていただければ嬉しいです。
2026/03/18
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・長里です。
あっという間に3月となり、私も入職して丸2年となりました。時間が過ぎるのは本当に早いものですね。
先週、通勤途中で梅の花が満開に咲いているのを見かけ、春が少しずつ近づいていることを感じました。春は、新しいことを始めたり、事業の方向性を見直したりする方も多い時期ではないでしょうか。
さて、この度、広島市中小企業支援センターの令和8年4月~9月分窓口相談のスケジュールを公開しました。当センターでは、広島市内の中小企業や個人事業主の方を対象に、無料の経営相談を行っています。
例えば、次のようなご相談があります。
・売上を伸ばすための取り組みについて相談したい
・補助金や支援制度について知りたい
・創業や事業計画についてアドバイスがほしい
・SNSやホームページの活用について相談したい
・チラシのデザインを見てもらいたい
窓口相談というと、「しっかり準備して行かないといけないのでは...」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、
「少し話を聞いてほしい」
「考えを整理したい」
という段階でも大歓迎です。
実際に相談に来られた方からは、
「話してみたら頭の整理ができた」
「次にやることが見えてきた」
といった声も多くいただいております。
私自身も、この2年間で多くの事業者の方のお話を聞かせていただき、日々刺激をいただいております。
令和8年4月~9月分の窓口相談のスケジュールはこちらのページで公開していますので、
ご都合のよい日程をチェックしていただければと思います。
ぜひお気軽に窓口相談をご利用ください。
2026/03/11
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・向井です。
今年の冬を象徴する言葉は「雪と氷と霜」ではないでしょうか。イタリアで開催されたミラノ・コルティナオリンピックでは氷上競技が多くの感動を生みました。氷は人に夢を与える舞台となり、選手たちの卓越した技が光りました。一方国内では、大雪による家屋被害や除雪中の事故も報じられました。自然は美しさと厳しさを併せ持ち、私たちの暮らしに大きな影響を与えています。
産業の現場では、雪や氷、霜はしばしば厄介な存在です。熱交換器に霜が付着すれば効率は低下し、航空機の翼に着氷すれば揚力が損なわれます。寒冷海域では船体着氷により復原性を失う事例もあり、日露戦争期にはこれを契機に寒冷海域での氷の研究が進められました。氷雪霜は環境次第で大きなリスクとなります。
その背景には、水の特異な性質があります。凍結・融解時に大きな潜熱をやりとりし、凍ると体積が増え、さらに圧力で融けやすくなる性質です。アイススケートが滑るのは刃の下で圧力や摩擦により生じる薄い水膜によるものです。一方で、この大きな潜熱は氷蓄熱や雪室のように、温度を一定に保ちながら熱を蓄える技術を可能にします。リスクの源は、同時に高度なエネルギー制御機能でもあります。
氷雪霜を単なる障害として排除するのではなく、その特性を理解し制御して価値へ転換する発想が重要です。データセンターの氷蓄熱冷却による電力ピーク削減、月や火星での氷資源利用、低温DACにおける霜分離、医療分野での氷晶制御、防氷・着霜制御材料の開発など応用は広がっています(表1参照)。氷雪霜を資源として捉え直すことが、新たな技術とビジネスの可能性を拓きます。雪と氷と霜を活かす取り組みにご関心のある方はぜひご一報ください。
表1 氷と雪と霜を利用したホットな開発テーマ(案)
| 1 | データセンター × 氷蓄熱ハイブリッド冷却 | 電力ピーク削減・脱炭素・電力安定化 | 市場規模最大級 | ||
| 2 | 月・火星の氷資源利用(ISRU) | 宇宙開発 | 宇宙燃料現地生産・持続探査 | 真空昇華抽出、低重力熱設計 | 国家戦略級 |
| 3 | 低温DAC(冷却・昇華分離)× 霜制御 | カーボン ネガティブ |
CO₂除去効率向上・エネルギー削減 | 着霜制御、低温凝縮、除霜最適化 | 脱炭素基盤技術 |
| 4 | 医療 × 氷晶制御 (高度凍結保存) |
移植・再生医療 | 臓器保存延長・医療革新 | 氷核制御、 ビトリフィケーション |
|
| 5 | 防氷・着霜制御材料(航空・風力) | 航空・再エネ | 安全性向上・ 発電効率維持 |
超撥水表面、 氷付着力低減 |
安全+再エネ効果 |
2026/03/04

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・河石です。
当センターでは日々、新しいビジネスに挑戦しようとする皆さまの相談を承っています。先日、当センター主催の創業セミナーでの講師の発言が深く心に残りました。
「このセミナーで自身の事業計画を突き詰めた結果、『創業しない』という決断を下すことも、一つの立派な成果です」
私はこの講師の方の意見に強く共感しました。決して創業を諦めさせることを狙っているわけではありません。
現代社会において、会社員という立場は非常に手厚く守られています。 折しも労働基準法の改正検討では、勤務時間外の連絡を拒否できる「つながらない権利」が注目されています。仕事とプライベートを明確に分ける。これは、心身の健康を守るための大切な権利です。
一方、ひとたび経営者の道を歩み始めれば、その「守り」の多くはなくなります。もちろん、経営者も意識的に休みを作ることは可能です。しかし、特に創業期においては、お客様からの問い合わせに即座に応えられないことが、そのまま「信用の欠如」に繋がってしまう厳しさがあります。
・24時間、事業のことが頭から離れない
・トラブルがあれば、休日返上で対応する
・プライベートとの境界線が曖昧になる
これが、自由と引き換えに背負う「経営のリアル」です。私の父はいわゆる「街の電気屋さん」でした。今どきの創業セミナーではなかなか創業するには難しい業種とされます(伝統的な小売業と説明されることもあります)。実家の食卓では、夕飯の最中であってもお客様からの問い合わせ電話が鳴ることがありました。経営者になるということは、家族もその輪の中に巻き込むということです。私自身も、子供ながらに電話応対をしたり、店番をしたりすることがありました。「経営」は、個人の仕事である以上に、家族のライフスタイルそのものを変えてしまうものなのです。
「勢いで創業して、後から理想と現実のギャップに苦しむ」そんな不幸を防ぐために、私たち支援機関が存在します。当センターを活用して、何度もシミュレーションを重ねてください。
・収支計画に無理はないか?
・自分の理想とするライフスタイルと両立できるか?
・そのリスクを負ってでも成し遂げたい情熱はあるか?
これらを徹底的に考え抜いた末に、「今はまだその時ではない」「このビジネスモデルでは難しい」と気づくことができたなら。それは、あなたの貴重な資産や人生を守り抜いたという、最高に価値のある「成果」なのです。
私たちは、無理に創業を勧めることはありません。あなたが納得のいく答えを出せるよう、様々な支援メニューをご用意しています。「まだ形になっていないけれど、誰かに話を聞いてほしい」そんな段階でも構いません。まずは当センターの窓口を存分に活用して、あなたの「創業準備」を充実させてください。
2026/02/25
おはようございます。
がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・倉本です。
三寒四温という言葉がぴったりな、ここ最近のお天気ですね。
さて、当センターには4名のコーディネータがおり、経営・技術・情報・創業など、それぞれの専門知識と経験を活かして、企業の経営課題に寄り添った伴走支援を行っています。皆さん熱意あふれる方々ばかりで、私自身も刺激を受ける日々です。
4名の主な担当分野は次のとおりです。
・情報・DXに関すること・・・姫野コーディネータ
・経営に関すること・・・強口コーディネータ
・製品開発や省エネ対策に関すること・・・向井コーディネータ
・創業に関すること・・・阿須賀コーディネータ
詳しくはこちらのページでご紹介しています。
各ページからコーディネータをご指名いただいて相談できる申込フォームもございますので、疑問に思われたことやお悩みの経営課題など、お気軽にご相談いただくことで、新たな糸口が見えてくるかもしれません。ぜひご利用ください。
2026/02/18
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。
中小企業の現場には、稀に、通常であれば10年かけて習得するような技術を、わずか数年で身につけてしまう圧倒的な才能を持つ人がいます。 彼らは単に知識を詰め込んでいるのではなく「直観とひらめき」を武器に、実践の中で自らの感覚を研ぎ澄ませていくのです。
たとえば、マニュアルには書かれていない「微妙な音の違い」や「手の感触」、あるいは「空気の変化」を察知し、瞬時に判断を下す。そうした感覚的な判断は言語化が極めて難しく、本人の中でしか成立しない「生きた知識」として蓄積されていきます。
このような「生きた知識」は、「実践知」と呼ばれており、他者が短期間で真似できるものではありません。
こうした「実践知」を持つ人たちは、理屈ではなく感覚で現場を読み解く力を持っており、その判断はしばしばマニュアルを超える精度を発揮します。 しかし、そうした感覚は言語化が難しく、他者に伝えるのが困難であるため、現場内での理解の差や優先順位のズレに繋がることがあります。
この時、上司の度量が試されます。(最悪の場合は、将来有望な人財を喪失し、未来の競合他社を生み出す脅威となる可能性も否定できません。)
このズレは、特に改善活動に力を入れている「気づきの有る職場環境」と、改善活動そのものを行ったことがない「気づきの乏しい職場環境」の間では、その差が顕著に現れると数十年前から言われていますが、皆さんの職場ではいかがでしょうか。
| 観点 | 気づきの有る職場環境 | 気づきの乏しい職場環境 | |
| 1 | 観察力と意識の差 | 「なぜこうなっているのか?」と問いかけながら作業し、周囲の変化に敏感 | 作業をこなすことに集中し、周囲の微細な変化に気づきにくい |
| 2 | 経験と成功体験 | 小さな改善が認められた経験があり、挑戦への自信がある | 否定的な経験から提案を控えがちで、改善意識が育ちにくい |
| 3 | 改善提案が歓迎される環境で、自然と気づきの感度が高まる | 提案が受け入れられない雰囲気で、発言や観察が消極的になる | |
| 4 | 学びの姿勢 | 他者のやり方を観察し、背景や理由を学ぼうとする | 自分のやり方に固執し、他者から学ぶ姿勢が弱い |
| 5 | 感覚の活用 | 音・振動・空気感など、言語化しにくい情報を頼りに判断する | 数値や手順に頼り、感覚的な情報を見落としがち |
| 6 | 優先順位の判断 | 状況に応じて臨機応変に対応し、トラブルの予兆を重視 | 手順通りの作業を優先し、変化への対応が遅れがち |
2026/02/04

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
2025年版『中小企業白書』を読んでみると、昨今の中小企業が抱える課題が、比較的明確に示されていることがわかります。
特に、コロナ禍においてどのように経営を維持し、コロナ禍後にどのように回復していったのかによって、企業間で明暗が分かれているように見受けられます。
もちろん、事業者にとって最大の関心事は「どのように売上を上げるか」です。
また、「仕事はあるのに人材が確保できず、こなせない」という人手確保の課題も依然として多く存在します。
こうした状況の中で、注目すべきキーワードがありました。本日のテーマは、その点についてです。
1つ目のキーワード:" 適切な価格設定・価格転嫁 "
さまざまな事業者さまを訪問し数字を精査していくと、「売れば売るほど赤字」という製品やサービスが存在することがあります。つまり、適正価格が設定されていないのです。これでは利益が出るはずがありません。
理由を伺うと、「取引先からこの価格でないと仕入れられないと言われている」「他社がこの価格で販売しているため、安くしないと売れない」などの声を経営者から多く耳にします。
しかし、本当にそうでしょうか。
下記の図は2025中小企業白書からの抜粋ですが、昨今の物価高騰でどのように販売価格に転嫁しているか、どこを意識しているかのグラフです。
お気づきになられましたでしょうか。

2つ目のキーワード:" 差別化・希少性 "
『中小企業白書』では、" 差別化・希少性 " を意識することの重要性が指摘されています。
利益率を高めるには、自社の製品・商品・サービスの" 差別化・希少性 " や市場環境を踏まえることが有効であり、こうした点を意識している中小企業ほど価格転嫁率が高く、さらに価格転嫁に積極的な企業ほど経常利益率も高い傾向があるとされています。
とくに小規模事業者においては、持続的な発展のために" 差別化・希少性 " を意識することが重要です。中規模企業より事業規模や商圏が小さい小規模事業者は、「希少価値・プレミアム感」による差別化を図る戦略が定番となっています。
また、小規模事業者は「地域資源・文化の活用」によって" 差別化・希少性 " を創り出すことも効果的です。地域活性化や雇用創出、高齢化対策など、地域の社会的課題に寄与する事業は、ビジネスチャンスにつながりやすいとされています。

しかし課題は、この " 差別化・希少性 " をどのように見いだすかであり、これは非常に難しいテーマです。
経営者が一人で考えるには負担が大きい場合もあります。
そこで、ぜひ当センター(中小企業支援センター)の各種施策をご活用いただき、皆さまの " 差別化・希少性 " を発見し、それをどのように経営に活かしていくかを一緒に考えていければと思います。
最後に情報提供です。
現在、支援センターのWebサイトでは、「経営者のお役立ち情報『コラム』」を掲載させていただいています。
今現在、掲載されている、立石裕明氏のコラム『中小企業が生き延びるための命錢と、どんぶり勘定だから伸びしろいっぱい』をぜひご覧ください。
特に『(第2回) 「どんぶり勘定」見方を変えれば、伸びしろいっぱい』のコラム内の「高く売る努力」は、今回の話題と深くつながる内容です。
そして、個人的に特に気に入った" もったいないから高く売ってほしい " という言葉は、非常に示唆に富んだキーワードだと思います。
ぜひ、ご覧ください。
2026/01/28
おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当の濱本です。
私は、これまでに、スズキ、マツダ、トヨタ、三菱、ホンダの車8台を乗り継いできました。購入した車は、私の年とともに、買うことができる車、家族が乗れる車、そして乗ってみたい車に変わってきています。
近年の自動車業界は、電動化、自動運転、通信技術の活用、シェアリングなど「歴史的な大転換期」を迎えていると言われています。今回は、一消費者として、私自身が、これから車を購入しようとする際のポイントと注目している「マイクロEV」について、思うままに書きたいと思います。
大きく様変わりしつつある自動車ですが、今後買い替える際に求める車の機能は、車の運転が好きな私は自動運転は求めません。ただ、衝突事故等の防止、死角にいる車を知らせるなどの運転アシスト機能や、通信技術の活用した盗難時の車両追跡、精度の高い渋滞予測情報などは高い精度のものを求めると思います。また、電動化ですが、環境にやさしい、維持費が安くなるなどのメリットがあることは認識しています。大手自動車メーカー各社の電気自動車が出回り始めていますが、エンジン音が好きなため、ガソリン車がある限りこれを求めると思います。このように車に求める機能がほとんど変わらない私ですが、最近よく目にするようになった、一人乗りあるいは二人乗りの「マイクロEV]と呼ばれている電気自動車はとても注目しています。
現在国内で取引されているマイクロEVは、海外のものも多く見受けられますが、このような中で、東広島市の企業がマイクロEVを開発し、昨年末に1台目を納車しています。某テレビで拝見しましたが、東広島という身近な場所の企業が、マイクロEVに着眼して、マツダの城下町「広島」という地の利を活かして開発・生産・納車されたことに大きな感銘を受けました。広島というエリアのシーズを活かして、今後の時代に合ったニーズを掘り起こす取り組みは、中小企業の方々に希望を与えるものと思います。
マイクロEVの走行距離、最高速度、車内環境などのスペックは、近場の「ちょい乗り」用としては、十分だと思います。近い将来、マイクロEVが数多く走り回っている様子が目に浮かんでいます。
2026/01/21

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・児玉です。
インボイス制度が始まって2年が経過しましたが、今年10月から一部の経過措置について変更・終了があります。制度開始の当初とは取り扱いが変わる部分がありますので、該当する事業者の方はご注意ください。
1 免税事業者からの仕入について
課税事業者が免税事業者から仕入を行う場合、インボイスが発行されないため、仕入税額控除(注1)に制限があります。 今年9月までの仕入分は「80%」控除できますが、10月以降は「70%」に引き下げられます(注2)。
控除率が下がるため、同じ仕入価格でも課税事業者側の消費税負担が増える可能性があります。免税事業者の売上にも影響が出ることが想定されます。
注1 仕入時に支払った消費税を、納税額から差し引く仕組み。
注2 従来は50%に引き下げる予定でしたが、令和8年度税制改正大綱で、令和10年9月末までの2年間は70%とされています。
2 2割特例の終了
2割特例は、インボイス登録により免税事業者から課税事業者になった場合に使える簡易な計算方法で、売上にかかる消費税の「2割」を納税する制度です(注3)。 この特例は 令和8年9月30日を含む課税期間までで終了します。
ただし個人事業者については、令和8年度税制改正大綱により、納税額が「3割」となる特例が令和10年まで延長される方向です。
特例終了後は、本則課税(通常の計算方法)または簡易課税(売上高を基準に計算) のいずれかで申告することになります。
本則課税は仕入に係る消費税額も計算するので、事務負担が増えます。簡易課税は売上高のみで計算できるため、事務負担は比較的軽くなります(注5)。
注3 基準期間(注4)の課税売上が1,000万円を超える場合など、インボイス登録の有無に関係なく課税事業者となる期間には適用できません。
注4 基準期間は、個人事業者の場合は前々年、法人の場合は前々事業年度(事業年度が1年の場合)
注5 簡易課税を選択できるのは、基準期間の課税売上高が5,000万円以下の場合です。
3 届出の必要性について
2割特例は届出不要で利用できましたが、簡易課税で申告する場合は事前の届出が必要です。 特例終了後の翌課税期間から簡易課税を使いたい場合は、その翌課税期間中に「簡易課税制度選択届出書」を提出する必要があります。 なお、簡易課税を選択すると、2年間は本則課税で申告することはできません。
※参照:国税庁HP
2割特例を適用した課税期間後の簡易課税制度の選択について https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/qa/117.pdf
4 納税額の違いについて
2割特例は業種に関係なく控除率が一律8割でしたが、簡易課税は業種ごとに控除率(みなし仕入率)が異なります。 卸売・小売など一部を除き、簡易課税では控除率が7割以下となる業種もあるため、同じ売上でも納税額が増える場合があります。
個人事業者の場合、令和9年以降は特例の納税額が2割から3割に増えます。 小売業では簡易課税の控除率が8割であるため、簡易課税の方が有利になるケースもあります。(卸売業の場合は控除率が9割なので、今の時点でも控除率では簡易課税の方が有利です)
本則課税、簡易課税、特例のうちどの方法が有利かは一概には言えません。業種・仕入の状況・設備投資の予定などにより異なってきます。
5 専門家への相談をおすすめします
経過措置の終了に伴う対応について、税理士や中小企業診断士などの専門家がご相談に応じます。当センターの支援制度をご利用ください。
広島市中小企業支援センターHP(窓口相談)
広島市中小企業支援センターHP(経営支援アドバイザー派遣)
広島市中小企業支援センターHP(トップページ)
※事業承継税制に関する以前のブログで、「事業承継計画」の提出期限を今年3月末と記載していましたが、令和8年度税制改正大綱により、計画の提出期限は法人版(特例措置)は令和9年9月末まで、個人版は令和10年9月までとなる方向です。
※このブログは、令和7年12月末時点の法令及び令和8年度税制改正大綱に基づき記載しています。また、インボイス制度に係る経過措置に関する一般的な例について記載しており、例外的なものや細かい説明等については省略しています。個別の状況に基づく税務については、税理士・税務署に確認されることをお勧めします。