公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

閲覧補助
文字サイズ
標準
拡大
検索
お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

No.30(2008.6.30)臨時号

広島市産業振興センターNEWS

第30号 臨時増刊号 平成20年(2008年)6月30日(月)発行

広島の企業の皆様に役立つ情報をいち早くお届けします!

こちらのページから登録できますので、ぜひお知り合いの方にご紹介ください。

(現在の登録者数 1,261人)


 このメールマガジンは、当財団のセミナー・研修会や事業を利用された方、関係者や配信を希望された方へ、当財団が実施する事業のご案内を目的にお送りさせていただいております。
 今回は読者の方により有益な情報をお届けするため、専門家等による執筆記事を中心とした臨時増刊号をお届けいたします(通常号:毎月15日頃発行予定 臨時増刊号:6・9・12・3月末頃発行予定)。
 ※メールマガジンの配信がご不要な方は、お手数をおかけしますが、こちらから登録解除をお願いします。
臨時号の目次
「計画的な事業承継対策のすすめ」(1) エースコンサルティング 酒井 健次 さん
  (事業承継対策や計画について分かりやすくご紹介します!4回シリーズ)
「知的財産の基礎知識」(1) ㈲ステファンテリーNII 新居 敏春 さん
  (経営者が知っておきたい知的財産の基礎知識を分かりやすくご紹介します2回シリーズ)
今広島で注目のIT企業紹介(1) 「㈱フォノグラム」
  (今広島で注目されているIT企業を取材しご紹介します!4回シリーズ)
今広島で注目の企業紹介(1) 「㈱フレンドリー・スポーツ」
  (今広島で注目されている企業を取材しご紹介します!4回シリーズ)
私の創業時代(1) ㈱データホライゾン 代表取締役 内海 良夫 さん
  (経営者の方に創業時代をふりかえっていただき、当時の思いや成功の秘訣などをご紹介します!4回シリーズ)
ひろしまグットデザイン賞受賞企業の紹介(1) 「㈱GKデザイン総研広島」
  (これまでにひろしまグッドデザイン賞を受賞した企業をご紹介します!4回シリーズ)
財団からのお知らせ(各種事業のご案内)
  ・オススメ 「いい店ひろしま」を自薦・推薦により募集!
  ・オススメ 平成20年度第1回水素エネルギー利用開発研究会(講演会)のご案内!
  ・オススメ 女性・シニア創業パッケージ型支援事業の募集をしています!
  ・オススメ 毎月第2土曜日 ビジネス相談会を開催しています!
  ・7月の窓口相談のご案内
  ・専門家派遣のご案内
  ・小規模オフィス「SOHO@ひろしま」のご案内
  ・その他各種支援事業のご案内
その他のお知らせ(他の団体・機関の主催事業)
  ・NEW 平成20年度知的財産権制度説明会(初心者向け)を開催します!
広島市産業振興センター関連サイト
次号のお知らせ
「計画的な事業承継対策のすすめ」(1)
エースコンサルティング 中小企業診断士 酒井 健次 さん
目次へ戻る
 高齢化社会が進む中、中小企業の後継者の不在や事業の引継ぎの悩みなどに対して、事業承継対策や計画について分かりやすくご紹介します。(4回シリーズ)

 ここ数年、中小企業の事業承継円滑化のために、様々な対策と支援が行なわれてきました。しかしながら、事業 承継に失敗して紛争が生じ、業績悪化、事業廃止など最悪のケースに至る事例も多く出ています。当レポートにより、計画的な事業承継対策を進めるきっかけに していただきたい。

酒井 健次さん
酒井 健次さん
【事業承継の現状】
 中小企業経営者の平均年齢は、約57歳となり高齢化が進行している。又、企業全体での社長交代率も、3.08%と過去最低の水準であり、規模が小さくなるほど交代率が低いことからも、中小企業の事業承継は進んでいないといえる。
 20年以上前には、親族に事業を承継するケースが90%以上占めていたが、近年では、役員・従業員等への承継及びM&A等、親族外承継が増加傾向にあ り、親族内承継は全体の60%程度まで減少してきている。とはいえ、親族内承継は依然として事業承継の中心的位置を占めていることには違いない。 (デー タは「2007年度版中小企業白書」「事業承継ガイドライン」を参照)

 中小企業の事業承継が円滑に進まない要因の1つとして、後継する者がいないことが挙げられる。子息等の後継候補者が、他企業への就職や、別事業への関与 などで、既に自分の生活基盤を築いているケースも多い。又、収入面でも、雇用者収入が事業者収入を上回り、その差も拡大傾向にあることも影響している。現 実に、後継者が決まっている企業数の割合は、約40%程度に留まっており、規模が小さくなるほど低い。

【社長!あなたが死んだら会社はどうなる】 (出版文化社発行書籍タイトルより引用)
 統計数値による経営者や後継候補者の事情とは別に、事業承継の準備不足も、事業承継の進まない大きな要因である。「事業承継」とは、事業経営を次の経営 者に引き継ぐことによって、事業の継続と発展を図ることであり、「経営者は、経営者になった瞬間から事業承継対策を始めなければならない」といっても過言 ではない。
 しかしながら、現実には、会社幹部や親族等から現経営者に対し、なかなか事業承継のテーマを切り出しにくく、経営者自身も「まだまだわしがやる。大丈 夫」という心境では、次代を具体化することが無理なことなのかも知れない。でも、早急に計画的に進めなければならない。
 というのも、事業承継は、事業を継続・発展していくための「経営権の承継」部分と、相続法、会社法、税法等を根拠法として、経営のために必要な「財産の 承継」部分に大きく区分される。両方の承継を円滑に行なっていくためには、5年や10年といった相当の期間を要する事象も多く出てくるのである。
 社長!あなたに万一のことがあっても、円滑に事業を承継できる対策ができていますか?
 事業承継対策は、「いつ」「誰に」「どのような方法で」承継するのかを、少しでも早く計画し、具体的に関係者と進めていくことに他ならない。
 次回以降、一歩進めて具体的に考察していく。

■筆者紹介
 事業承継等の第二創業プラン策定と実践支援、新規創業及び新事業展開・経営革新、マーケティング戦略策定と実践支援などが得意分野です。
 広島市中小企業支援センターの登録専門家及び窓口相談員をはじめ、中小企業ベンチャー総合支援センターなどのアドバイザーとしても活躍中です。

■事業承継についてご相談のある方は、こちら
 問い合わせ先 中小企業支援センター経営革新担当 TEL 082-278-8032
「知的財産の基礎知識」(1)
㈲ステファンテリーNII 新居 敏春 さん
目次へ戻る
 企業が保有する技術やアイデアなどの知的財産を経営資源として有効活用するために、経営者が知っておきたい知的財産の基礎知識を分かりやすくご紹介します。(2回シリーズ)

新居 敏春さん
新居 敏春さん
今回は、主な知的財産の種類をご紹介します。

【特許権】
・発明(自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの)に対して付与される権利。
・発明の要件・・・物以外に生産方法の発明でもよい。また、今までに世間に知られていないこと(新規性)、産業上利用しうる物であること(有用性)、従来の技術からは容易に考えつかないものであること(進歩性)が必要。
・以上の要件を満たした発明は、特許庁に出願し、その審査を経て特許権が付与され、排他的に所有・使用できる。(有効期間は出願から20年)

【実用新案権】
・特許の水準に達しない技術的アイデア(考案)に対して付与される権利。
・特許権との違いは対象が物に限られており、「生産方法」は権利にならない。
・実用新案権も特許と同様、設定の登録によって発生するが、有効期間は特許権より短い。(有効期間は出願から10年)

【意匠権】
・商品、包装紙、箱等のデザインに対する権利。
・意匠は、視覚を通じて美観を起こさせるものをいうが、新規性、有用性、創作性(従来すでに存在する意匠からは容易につくり出されることができないものであること)が要求される。
・意匠登録も、特許庁への出願及び審査が必要で、有効期間は、設定の登録から20年。

【商標権】
・「MAZDA」「Panasonic」等のような文字、図形、記号、色彩等から構成されたデザインで、自己の取り扱う商品を他人の商品と識別(ブランド)するために商品との関連で使用するもの。
・商標は、特許庁に出願し、審査官の審査を経て登録されるが、次の場合は、登録できない。
①その商品の普通名称、産地や品質を表示する名称、ありふれた名称等識別力を欠くと判断されるもの。
②公益上の理由により登録を受けることができない商標(赤十字のマーク、国の機関と同じマーク等)。
・有効期間は10年毎の更新。

【サービスマーク】
・金融や運輸などのサービスが使用するマーク等はサービスマークと称する(例、クロネコヤマトのネコのマーク等)。
・商標のように登録され強い保護があるが、登録されてない場合でも、そのマークが周知性を有し、他人から営業上の利益を害される恐れがあるときには不正競争防止法が適用される。(有効期間は10年毎の更新)

【商号】
・「松下電器産業株式会社」「野村證券株式会社」のように、商法上で自社をあらわす名称。
・不正な目的をもって他人の営業と誤認させるような商号を使用することはできない。
・他人と類似の商号を不正目的で使用すると、不正競争防止法が適用される。

【ノウハウ】
・技術上の蓄積された知識・情報を指すが、経営上や営業上の知識・情報を含む。
・登録されてないので法的保護には難しい点もあるが、財産価値はあるから、裁判所は不法侵入や窃盗、横領、背任などの罪を援用して防止に当たっている。

【著作権】
・著作権法においては、著作物を小説・講演、音楽、絵画・彫刻をはじめとして、最近では、技術革新を背景とした新たな著作権の保護が注目されている。
・ひとつは、新商品による著作権の侵害であり、もうひとつはコンピューターやテレビゲームのソフトが著作権で保護されることが世界的に認められたことである。
・著作権の効力は著作物が創作されてから著作者の死後50年であるが、産業内の著作物の扱いについては従来の法律で対応できないため、改正の動きもある。

■筆者紹介
 各分野の新商品を具体的に提案する新商品開発、地場の食材などを使用した特産品開発や新規事業企画・立案などが得意分野です。
 広島市中小企業支援センターの登録専門家及び窓口相談員をはじめ、中小企業ベンチャー総合支援センター、その他県外の企業支援機関のアドバイザーとしても活躍中です。

■知的財産についてご相談のある方は、こちら
  問い合わせ先 中小企業支援センター経営革新担当 TEL 082-278-8032
今広島で注目のIT企業(1)
「㈱フォノグラム」 代表取締役社長 河崎 文江 さん
目次へ戻る
 このコーナーでは、今広島で注目されているIT企業を取材しご紹介します。
 今回ご紹介する最初のIT企業は、主にWEBサイトの構築を行い、全文検索システム「ピラニア」を開発した㈱フォノグラムです。

㈱フォノグラムの皆さん
㈱フォノグラムの皆さん
(河崎社長は前列右から2人目)
【会社概要】
 平成15年2月に設立され、第10回 HiBiSインターネットビジネスフォーラム(平成19年2月・広島インターネットビジネスソサエティ主催)で最優秀ビジネス事例に選ばれ、平成19年度 ひろしま産業創生補助金(ベンチャー枠)に採択された。ユーザーのニーズと企業の見せたい情報をマッチングする高機能全文検索システム「ピラニア」を販売 しています。

【事業内容】WEBサイト構築、映像制作、システム開発、WEBプロモーション
【社員数】 13人
【所在地】 730-0806 広島市中区西十日市町9-9
【電 話】  082-532-7750  【ファックス】 082-532-7751
【ホームページ】  http://www.phonogram.co.jp

【ピラニアの開発の動機】
 現在、売り上げの大半はWEBサイトの構築事業ですが、他社との差別化を図っていくには新たな事業展開の必要性を感じていました。
 当時、クライアントからすぐれた検索ソフトがあればいいなという要望があり、検索の仕組みを自分たちで作ってみることで勉強になると思い、当社の若いスタッフが開発しました。
 開発するうえで考えたことは、探したい情報が検索できる人間中心の検索ソフトができたらいいなということです。
 商品名のピラニアの由来は、開発者の顔がピラニアに似ていること。それと、検索機能的にも色々な情報をピラニアのように食いちぎって強力に採ってくるという意味を込めて命名しました。

【ピラニアの特徴】
 フリーのサイト内の検索ソフトよりも、よりユーザーのニーズと企業の見せたい情報を一致させる検索ソフトで、ニーズはあるが対応するページがないといった問題を解決する、低価格な検索ソフトです。

【今後の展開】
 WEBサイト構築の強化を考えています。ピラニアの販売については、各企業のホームページの管理・運営を委託された会社(ホスティング会社)に対して、 OEM販売を考えています。ホームページの運営などを委託された会社もサービスの充実を考えているので販路があるのではないかと考えています。
今広島で注目の企業(1)
「㈱フレンドリー・スポーツ」 代表取締役 長谷川 昭雄 さん
目次へ戻る
 このコーナーでは、今広島で注目されている企業を取材しご紹介します。
 今回ご紹介する最初の企業は、ローカルスポーツ情報サイトを運営されている㈱フレンドリー・スポーツです。

長谷川 昭雄さん
長谷川 昭雄さん
【会社概要
 平成13年9月にフレンドリー・スポーツを立ち上げ、ひろしまベンチャー育成賞(平成17年3月・(財)ひろしまベンチャー育成基金事務局)を受賞、平成19年2月に法人化、第11回 HiBiSインターネットビジネスフォーラム(平成20年2月・広島インターネットビジネスソサエティ主催)で優秀ビジネス事例に選ばれる。スポーツをする選手やサポーターに喜ばれ、愛されるサイトを目指して着実に飛躍しています。

【事業内容】 ローカルスポーツ情報発信
【所在地】  730-0802 広島市中区本川町2-1-7
【電話・ファックス】  082-294-8118  フレンドリー・スポーツのサイトはこちら

【サイト運営の目的】
 ローカルスポーツ情報の発信によって、スポーツをしている子供から高齢者までの多くの人々や保護者などサポーターのモチベーション向上に役立ちたいと思っています。
 特に、子供たちの健全な身体を育てる一翼を担うようになればと思います。

【サイト運営の動機】
 私は若い頃、サッカーなどのスポーツをしていました。ところが、スポーツの世界、特に競技スポーツは、強豪チーム・プロチームにばかりマスメディアの脚 光が浴び、何か、その人たちだけがスポーツをしているかのような錯覚に陥ってしまいそうな状況に疑問を感じていました。
 しかし、本当は、1回戦で敗退するチームが、半分あるのです。そこにも、スポーツに青春をかけた選手、それを応援するサポーターがたくさんいます。ここ に素晴らしい地域コミュニケーションの場があるのです。そうした身の回りにたくさんあるスポーツ情報を発信して、スポーツに関わる多くの人に喜んでもらい たいという考えでこのサイトを開設し運営しています。

【今後の展開】
 現在、インターネットという媒体で情報を発信していますが、より「フェース TO フェース」というフレンドリーな感覚で運営を進め、「グラウンドゴル フのイベント運営」や「試合速報システムのモバイルビジネスへの展開」などの事業を展開していきたいと考えています。
私の創業時代(1)
㈱データホライゾン 代表取締役 内海 良夫 さん
目次へ戻る
 このコーナーでは、現在ご活躍中の経営者の皆様に創業時代をふりかえっていただき、その当時の思いや成功の秘訣など、これから創業を目指す方々へのエールとなるお話を伺いご紹介します。
 今回ご紹介する方は、コンピュータのソフト開発の草分け的存在であり、未来を見通すソフト開発を続ける注目の㈱データホライゾンの代表取締役 内海 良夫さんです。

内海 良夫さん
内海 良夫さん
【創業の動機】
 今から30年ぐらい前、新聞にインテルが4bitのマイクロチップを発明したという記事が掲載されました。
 その記事を見た瞬間、今まで単なる計算機だという認識しかなかったコンピュータが、これを使ったら、頭で考えたことが何でも実現できるとひらめき、これこそが自分のライフワークだと思いました。
 その時からコンピュータの勉強を始め、仕事を受けるまでになりましたが、次第に仕事の量も多くなり、1人で仕事を受けることに限界を感じたので、昭和56年に創業し、昭和57年に会社組織としました。

【創業してよかったこと】
 個人のときよりも会社組織にしたことによる信用がうまれ、安定した仕事とまではいきませんが、まとまった仕事が確保できるようになりました。
 また、あの時創業を決意していなければ、今という現実がないわけですから、今になって良かったと感じています。

【創業した時期に悩んだことや困ったこと】
 悩みは色々ありました。資金繰りにも悩みましたが、一番悩んだのは、会社をつくるのは簡単ですが、維持することは難しいと思ったことです。
 私が会社をつくった当時からコンピュータのソフト開発の仕事は、現役でやれるのは40歳が限界といわれていましたので、ソフト開発する社員を定年まで雇用し続けて会社を維持する方法をどう築くかで最も悩みました。
 かなり先のことを悩んだ理由は、会社を興した当時、私が尊敬している広島で事業を成功された方がおっしゃった言葉ですが、「会社を経営するなら、国に代 わって福祉事業をするつもりでやりなさい」。私が経営者として最初に頭に叩き込まれた言葉です。「社員とその家族を一生面倒みる」。大変なことだと思いま した。
 この悩みの解決策は、私が会社を興して2年目頃ですが、労働集約型のソフト開発から脱皮して、40歳を超えた社員も雇用できる会社にするために、高収益型の事業に変えることでした。
 その高収益型とは、当時は顧客の注文に応じた請負型の手作りソフトの開発が主流でしたが、倍売れるような良いパッケージソフトを開発することで多くの企業に販売できるということです。
 最初に開発したパッケージソフトは、当時、景気の良かったガソリンスタンドに向けての「請求書を発行する売掛システム」でした。同規模のガソリンスタンドが多く汎用性のあるものでした。

【成功の秘訣など】
 わが社のようなサービス業は、世の中の変化に柔軟に対応し、新しく伸びる産業の兆候を逃さず、命がけで事業化することです。
 新しく伸びる産業は、必ず兆候があるのでこれを逃さない。社外に目を向けて、市場の変化、お客様の要求の変化をいかに早くキャッチするかが成功の秘訣です。そのためには、人脈づくり、お客様めぐりをして情報を集めることが必要になります。
 命がけで事業化するとは、最初は売れなくてもいつかは売れると信じて事業を継続して行うことです。途中であきらめずに成功するまで続けることです。

【これから(将来のビジョンなど)】
 これから少子高齢化社会が進む中、医療費増加の抑制に貢献する為に開発した「ジェネリック医薬品通知サービス」を広く導入していただくことです。
*ジェネリック医薬品通知サービス
 医療保険者が管理している診療報酬明細書(レセプト)の医薬品処方情報から、ジェネリック医薬品(後発医薬品)に切り替え可能な医薬品を分析し、切り替 えた場合の薬品名・価格(削減効果)をまとめた「ジェネリック医薬品促進通知書」を作成し、加入者個人へ通知を行うというシステム

【これから創業する方へ伝えたいことなど】
 事業経営は、市場の変化とお客様の要求に合わせて、経営者自らが会社を変えていくことだと思います。
 成功の秘訣でもお話ししましたが、社外に目を向けて、市場の変化、お客様の要求の変化を早くキャッチするためにも、経営者は「会社にいない」ことです。

㈱データホライゾン
所在地 〒733-0834 広島市西区草津新町1丁目21番35号 広島ミクシスビル6F
TEL(082)279-5550(代) FAX(082)279-5554
ホームページ  http://www.dhorizon.co.jp/
ひろしまグッドデザイン賞受賞企業の紹介(1)
「㈱GKデザイン総研広島」 取締役社長 山田 晃三 さん
目次へ戻る
 平成6年から始まったひろしまグッドデザイン賞も、平成19年で第10回を迎えました。これまでのひろしまグッドデザイン賞受賞企業をご紹介し、その飛躍の秘密を探ります。

 今回は、数々のグッドデザイン賞を受賞するなど全国規模の実績をあげているデザイン事務所「株式会社GKデザイン総研広島」取締役社長 山田 晃三さんに、環境や人間性の問題など広く深く掘り下げた観点からこれからのデザインを語っていただきました。


山田 晃三さん
山田 晃三さん
【企業概要】
 GKデザイン総研広島は、昭和63年GKデザイン機構とマツダ等広島の地元企業との合弁によって設立された総合デザインオフィスです。GKデザイン機構 は日本国内だけでなく、ヨーロッパやアメリカ、中国にも支社を構える日本の第一線で活動するデザイングループです。
 GKデザイン総研広島では、工業製品を対象とするプロダクト領域、情報伝達を対象とするコミュニケーション領域、建築・環境領域の3領域をデザイン分野とし、デザイン振興に関する運動や研究など幅広い活動を行っています。

【これからのデザインについて】
 日本は明治以降、他国に勝つための力を蓄えることに邁進してきました。戦前は防衛のための力の体系「軍事力」を中心とし、戦後は利益の体系「経済力」を 国の柱としました。デザインは主に戦後の経済振興の牽引役として力を発揮してきました。デザインはモノを魅力的にし購買意欲をかき立て、モノがもたらす豊 かな暮らしを人々にイメージさせてきたのです。この欲望をかきたてそれに応える資本主義社会のありようが、今日の「環境破壊」を招いたことにみな気づきは じめています。

 最近、ヘッドホン型マイクにポーチ型のスピーカがついた、「新型の拡声器」をデザインしました。一般的に道具とは、身体機能を外部化したものと言えま す。例えばスピーカは声帯を、メガネは眼球を、服は皮膚を、自動車は足の機能の外部化です。人間社会はこうした道具進化の繰り返しで発展してきました。 20世紀末に登場した電子技術(コンピュータ)は、人間の頭脳の外部化です。さらにセンサー技術の進歩は人の神経機能さえも担うようになってきました。ク ルマの進化はその最たるものです。このような事態が進んで、結局人類が本来持っていたはずの自然的(動物的)能力を失いつつある、と危惧しています。人は 道具なくして生きていけないが、自然的危機管理能力を失いつつある。地球環境問題が叫ばれる今、一方で自然の一部である人類に「内なる環境破壊」とも言え る現象が進行しているのです。

 現在このように、外と内、両面からの環境破壊が着実に進行しています。デザインは、これを制御するための知恵を出していく時期に来ています。そのために はどうすればいいのか。重要なポイントはすでに見えています。それは「美の視点」です。国力の体系からすれば、軍事・経済力から「文化力」への転換です。 とりわけ日本は美しい自然とそれに育まれた精神文化を持った国です。誇るべき美の文化が我が国の力とならなければなりません。内なる環境破壊に対しても同 様です。すなわち身体で美を感じることの重要性を道具が示すべきなのです。触覚や嗅覚といった範疇を大切にし、道具との信頼関係をとりもどすことです。経 済合理性よりも「美の視点」が、ぼくらの我がままな行動に制御を与えることでしょう。

 都市広島には、「美の視点」が不可欠です。破壊の先にある風景は、経済合理ではなく、あいまいで抽象的かもしれませんが、命ある人の価値に相当する「美しさ」だと僕は確信しています。

【ひろしまグッドデザイン賞の受賞歴】
 ひろしまグッドデザイン賞のロゴマーク(上記参照)はGKデザイン総研広島のデザインです。グッド(G)とデザイン(D)、広島市の市章のイメージを表現しています。また、この賞をこれまで数多く受賞しています。ここではその主なものを紹介いたします。
ラインマックス
第10回 平成19年度 大賞 
プロダクトデザイン賞 『ラインマックス』
 (申請者:(株)モルテン)
QB シェル
第8回 平成15年度 大賞 プロダクトデザイン賞
カプセル型ヘアカット店舗『QBシェル』
発注者:キュービーネット(株)
トアスエクセル
第7回 平成13年度 大賞 プロダクトデザイン賞
『トアスエクセル』(手押し台車)
グリーンムーバー
第6回 平成11年度  
鉄道車両『超低床車両グリーンムーバー5000形』
発注者:広島電鉄(株)、シーメンス(株)、アルナ工機(株)
ダイアモンドコアドリル
第4回 平成9年度 
『ダイアモンドコアドリルSPJ-5A』
(申請者:(株)コンセック)
シャンファーレ
第4回 平成9年度
『シャンファーレ』 発注者:サイン食品工業株式会社
A-CIS SOLIDE
第4回 平成9年度 
『A-CIS SOLIDE』(申請者:㈱フェスタ)

【会社概要】
㈱GKデザイン総研広島
所在地  〒730-0051広島市中区大手町4-6-16 山陽ビル3F 
TEL(082)242-7755  FAX(082)242-7177 E-mail  dsh@gk-design.co.jp
資本金: 5千万円
社員数: 16名
ホームページ   http://www.gk-design.co.jp/dsh/
財団からのお知らせ(研修会・各種事業のご案内) 目次へ戻る
●「いい店ひろしま」を自薦・推薦により募集!

 店舗演出、接客、ユニバーサルデザイン対応などの基本的な商業機能が優れている中小小売店舗を自薦・消費者推薦により募集し、優秀と認められる店舗を、広島市長と広島商工会議所会頭又は商工会会長が連名で「いい店ひろしま」として表彰します。

 自薦店舗  自店を応募してください!  詳しくはこちら 
 推薦店舗  「いい店」を推薦してください!  詳しくはこちら

■募集期間 平成20年6月15日(日)~7月31日(木)17時15分必着

■審査 消費者審査員や専門審査員などによる厳正な審査を実施し、10店舗程度を表彰します。

■表彰 平成21年1月(予定)

■問い合わせ・提出先
〒733-0834 広島市西区草津新町1-21-35
 (財)広島市産業振興センター中小企業支援センター
 いい店ひろしま顕彰事業実行委員会事務局 TEL 082-278-8032


●平成20年度第1回水素エネルギー利用開発研究会(講演会)のご案内

 今年度、第1回の研究会(講演会)を、次のとおり開催しますので、詳しくお知りになりたい方は、問い合わせ先にご連絡ください。(当日の飛び入りでの参加も可能です。)

■日時  平成20年7月9日(水) 13時30分~17時

■場所  広島市中区東千田町一丁目1-89
       広島大学東千田キャンパス B棟2階大講義室

■内容  1 「日本低炭素社会に向けた挑戦―なぜ必要か、どうすればできるか―」
          独立行政法人国立環境研究所  主任研究員 藤野純一 氏
       2 「持続型成長を担う水素エネルギー」
          横浜国立大学大学院  教授 太田健一郎 氏
       3 「マツダの水素自動車開発の取り組み」
          マツダ株式会社  主幹研究員 森本賢治 氏

■会費  無料(ただし、懇親会は有料)

■問い合わせ先 技術振興部先端科学技術研究所 担当 大迫TEL 082-247-0263


●女性・シニア創業パッケージ型支援事業の募集を開始します!

 本事業は、広島市内で創業を考えている女性・シニアを全国から募集し、優秀な事業プランに対して、資金面・経営面から総合的な支援を行うものです。

■応募資格 次のいずれにも該当する女性又はシニア(応募時点で満50歳以上の方)が対象となります。
(1) 応募時点で事業を営んでおらず、事業認定後の概ね6か月以内に広島市内で創業予定の方
(2) 創業する事業が製造業、小売業、飲食業、サービス業など広島県信用保証協会の保証対象業種であること
(3) 応募する事業プランに関し、他の公的な補助金・助成金等の交付を受けていない方

■支援内容
助成金 1件当たり100万円以内 (事業認定日から創業期限までに支出された助成対象資金の1/2以内)
経営アドバイザーの派遣 原則毎月1回 2年間
融資 「広島市女性・シニアチャレンジ資金」が利用できます。
1,000万円以内 貸出利率年 1%(別途、保証料がかかります。)
無担保・無保証人 ※法人については、代表者が保証人となります。
※国民生活金融公庫の「女性、若者/シニア起業家資金」、「新規開業資金」(特別利率の適用あり)のご利用もできます。

■創業までのスケジュール ※このスケジュールは、予告なく変更することがあります。
応募受付期間 審査・事業認定 創業期限
6月~8月 9月 平成21年3月末
9月~11月 12月 平成21年6月末
12月~2月 3月 平成21年9月末
 ※ 詳しくは、こちらをご覧ください。

問い合わせ先 中小企業支援センター創業支援担当 TEL 082-278-8032


●毎月第2土曜日 ビジネス相談会を開催しています!

 広島市立中央図書館・中小企業診断協会広島県支部と共催で、事業を始めて間もない方を対象に、中小企業診断士がアドバイスを行う相談会を開催しています。

■実施日時 毎月第2土曜日 12:00~17:00
         次回7月12日(土) 申込期限 7月5日(土)
■会  場   広島市立中央図書館 3階セミナー室
■定  員   先着5名(お一人1時間以内、予約制)
■相 談 料  無料

※詳しくは、こちらをご覧ください。

■申込・問い合わせ先 広島市立中央図書館 事業課 TEL 082-222-5542


●専門家派遣のご案内

 中小企業診断士などの経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士などの経験豊かな専門家や当センターのプロジェクトマネージャー等を派遣しております。秘密は厳守いたしますので、ぜひご利用ください。

経営支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
 中小企業が抱える経営、技術、ITなどの様々な経営課題の解決を支援するため、専門知識と経験を有する専門家を無料で派遣しニーズに即した助言を行います。

■経営革新アドバイザーを派遣します。【有料】
 既存事業の立て直しや強化、新商品の開発など経営革新に取り組もうとする中小企業等に対し、有料で専門家を派遣し、改善案を提示します。(12,000円/回)

経営革新パックもご利用ください!
 経営革新計画の策定や店舗演出などを、計画から実施まで複数回(2~10回程度)にわたって体系的に支援します。

■問い合わせ先 中小企業支援センター経営革新担当 TEL 082-278-8032

●小規模オフィス「SOHO@ひろしま」のご案内

広島ミクシス・ビル ■場所  広島市西区草津新町一丁目21-35
      広島ミクシス・ビル3階
 新たなリーディング産業等の創造と振興を図るため、情報通信分野での新規創業等を目指す事業者を対象に、小規模オフィスを安価な料金(3万円/月)で提供します。
※詳しくは、こちらをご覧ください。

■問い合わせ先 企画総務課 TEL 082-278-8880

あなたの会社がお持ちの技術をホームページでPRします!【無料】
経営支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
起業支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
工業技術支援アドバイザーを派遣します。【1回派遣・無料】
■活躍中の女性起業家(女性起業家サポーター)に相談できます。【無料】
その他のお知らせ(他の団体・機関の主催事業) 目次へ戻る
●平成20年度知的財産権制度説明会(初心者向け)を開催します!

 知的財産権をこれから学びたい、興味がある、また企業等の知財部門に新たに配属された初心者レベルの方を対象にした知的財産権に関する『初心者向け説明会』を開催いたします。

■開催日程 7月31日(木) 13:30~17:00
■開催場所 広島商工会議所 1階 101号室
■参 加 費  無料
■申込み先 (社)発明協会 広島県支部
■受付期間 200名(事前申し込み) *定員になり次第締め切ります。
■主催実施 特許庁等

※詳しくは、こちらをご覧ください。

■問い合わせ先 社団法人発明協会広島県支部 TEL 082-241-3940

広島市産業振興センター関連サイト 目次へ戻る
 (財)広島市産業振興センター
 広島市中小企業支援センター (中小企業、商店街、創業予定者への経営や起業の支援)
 広島市工業技術センター(広島市産業振興センター技術振興部) (企業への技術的な支援)
 広島市先端科学技術研究所 (バイオテクノロジー・未来エネルギー関連技術の研究開発や企業支援)
 産業デザインインフォメーション (広島市の産業デザイン振興事業や、産業デザイン情報等の紹介)

 ひろしまビジネスサポート事例 (広島市産業振興センターが経営や技術的な支援を行った事例の紹介)
 広報誌「ひろしま中小企業支援情報GET」 (中小企業、商店街、創業予定者向けのお役立ち情報紙)
 広島市産業振興センターNEWS (本メールマガジンの配信登録等のご案内、バックナンバー掲載)

 広島市ホームページ
 広島市の産業 (広島の企業が持つ技術の紹介や、企業や創業予定者に対する支援施策などの紹介)
次号のお知らせ 目次へ戻る
■次号は通常号にもどり、7月15日(火)に発行する予定です。

■読者の声を募集しています。こちらから、お気軽にご意見等をお寄せください。
 広島市産業振興センターNEWS<第30号>臨時増刊号 平成20年(2008年)6月30日発行
 発行:(財)広島市産業振興センター
  産業振興部       広島市西区草津新町一丁目21番35号 広島ミクシス・ビル2階
  TEL 082-278-8032 FAX 082-278-8570 Eメール shinko@ipc.city.hiroshima.jp
  技術振興部       広島市中区千田町三丁目8番24号
  TEL 082-242-4170 FAX 082-245-7199 Eメール kougi@itc.city.hiroshima.jp
  先端科学技術研究所 広島市中区千田町三丁目8番24号
  TEL 082-247-0263 FAX 082-247-9753 Eメール sentan-info@sentan.city.hiroshima.jp
※当メールマガジンに掲載している情報やリンク先は、発行時点のものであり最新情報と異なる場合がありますので、ご了承願います。

■配信先のメールアドレスの変更

 配信先(メールアドレス)を変更される方は、お手数をおかけしますが、こちらから、登録済みアドレスを解除後に、新しいアドレスで再度配信登録してください。

■画像が表示されない場合

 画像は当財団の Web サーバに置いており、オフライン状態(インターネットに接続していない状態)では画像が表示できません。インターネットに接続した状態でご覧ください。

■バックナンバーについて

 このメールマガジンのバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。

■配信希望および配信停止について

 このメールマガジンは、こちらから配信登録ができますので、ぜひ、お知り合いの方にご紹介いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 配信停止をご希望の方は、お手数をおかけしますが、こちらから登録解除をお願いします。

【個人情報の取り扱いについて】
※ご記入いただいた個人情報は、メールマガジンの配信以外の目的には利用しません。また、第三者への開示は法令に基づく開示など特別な場合を除き開示しません。

このページのトップへ