No.139（2014.3.17）

先月、ロシアのソチで冬季オリンピックが開催されたことは、まだ、皆様の記憶に新しいことと思います。

その中で私が最も感動したのは、男子団体ジャンプ競技で日本が銅メダルを獲得したことでした。その中心にいたのは"レジェンド"と呼ばれた葛西選手でした。彼は、個人のラージヒルで銀メダルを獲得しました。その時は笑顔のインタビューでしたが、団体の銅メダル獲得時のあふれる涙をこらえながらのインタビューに、胸が熱くなりました。

それは、難病に苦しんでいた竹内選手や膝に故障を抱えていた伊東選手の頑張っている姿を見ていることに加え、年齢幅が広いなか、チームのみんながコミュニケーションを取りながら力を合わせてとれたメダルだからこそ、個人のメダルでは出なかった涙を止めることができなかったのではないでしょうか。

こうしたことを、私どもの技術振興部にあてはめて考えてみますと、広島地域の企業の技術力やデザイン開発力の支援にあたっては、材料・加工技術室、システム技術室、デザイン開発室、技術振興室の４室がそれぞれの専門分野の知識・技術を高めるとともに、専門分野を超えてコミュニケーションをより密にしていくことの重要性を改めて痛感しました。

今後とも、技術振興部内はもとより、中小企業の経営基盤の強化や創業支援を行っている中小企業支援センターともより一層の連携を図り、総合的な企業支援に努めてまいります。お気軽にご利用ください。

（公財）広島市産業振興センター　技術振興部
技術振興室長　土佐　計

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